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2008年12月15日 (月)

久しぶりに…38

またまた、久しぶりの更新となってしまいました(汗)。

早くも年末です。仕事が落ち着きましたので、漸く、書くことができます…。

本を読む時間もあまり無く、以前読んだ本の中から選んで記事を書かせて頂きます。

以前から、ずっと気になっていたオルハン・パムクの作品の中から、「わたしの名は「紅」 」を。

600ページほどの「歴史ミステリー」で、じっくり読むことをお薦めしたい本です。速読はお薦めしません(笑)。ですが、かみ締めて読むほうが良いのでは…そう思えた本です。

16世紀末のイスタンブル。オスマントルコの時代です。

冒頭部分で、その記述から殺人事件が起こったことが分かるという、ミステリー小説らしい幕開けです。

語り手が章ごとに変わるところが、特徴的。「俺が殺した!」と告白する男が語り手となっている部分がありますが、名前は名乗っていません。なので、犯人はなかなか明かされません。そして、また殺人事件が起こります。

犯人は誰なのかーというミステリー部分が軸となっているようにも思われますが、実は、複数の人間関係がこの小説の主題なのかもしれません。

細密画というイスラム世界の高貴で美しい文化を巡り、ドロドロとした人間関係がありますし、カラとシュキュレの恋愛模様もあります。

他国の文明に触れ始めたイスラム世界の人々が、それをどう解釈したのか、自分たちの文明をどう捉えるようになってきたのか…。

当時のイスラム世界をいろんな面で眺める事ができますし、当時の人々が何を考え、どう行動していたのか…そんな奥行きの深さも感じられます。

こうやって書くと、難解で、読むのを敬遠してしまうような本だと思われるかもしれませんが、そんな事はありません。読んでいくうちに、惹き込まれる何かがあるー私は、そう感じました。

ただ、少し、イスラム世界(オスマントルコ時代)についての予備知識があったほうが、スムーズに読み進められるかもしれません。

私の場合、歴史が大好きだったので(笑)。

あ、今も大好きです。

この本は、今日一日の記事で纏めるのは、ムリがありますね(笑)。

なので、もう少し掘り下げた記事は、また明日にでも…。

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コメント

世界史の中で一番喧嘩の強い国は、モンゴル?オスマントルコ?
1571 レパントの海戦
1853 クリミア戦争
(実際のナイチンゲールは、かなり「怖い顔」では、ないですか?)
今でも、はつきり元号を憶えているのは、「試験の為の勉強」では、なかったからでしょう?
もしもクリミア戦争が、なかったら?Balaclave(目出し帽)もカーデイガンも、世界に普及する事が、なかっただろう?
視点でレポートを書いたのは、中学の時でした。

 この作者は、ノーベル文学賞を、取っていますね?
しかし日本の二人も、もう少し、適切な人が、いたのでは?
常々、思います。
大江氏の方は、大学時代に、かなり読みましたが・・・


投稿: 鵺娘 | 2008年12月16日 (火) 08時02分

>世界史の中で一番喧嘩の強い国は、モンゴル?オスマントルコ?
う~~~。確かに難しい質問ではありますね。
一番強かった?時期もズレていますしね。


>元号
そうですね。私の場合は、好きだったから頭に入っていた!?

>もしも○○がなかったら
世界史上の事件、人物などなど。「もしなかったら!」
「もしこの人がいなかったら!」考えてみるのも
楽しいですよね。

>ノーベル賞
そうですね。この作家は2年位前に取っていますね。
今回の、日本の方は…。
人間としては面白いかもしれませんけどね(笑)。

投稿: リーヴル | 2008年12月16日 (火) 16時24分

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