久しぶりに…38~続き
それでは、昨日、書いた「わたしの名は「紅」」の続きを…。
章ごとに語り手が代わるため、それぞれの語り手から見た様子が書かれていくことになります。
なので、同じ場面について書かれている章もあるのですが、それによって、「種明かし」や「その人の本音(本性!)」が書かれていることが多く、余計にミステリアスとなります(私がそう思っているだけ!?)。
私としては、なかなか面白い構成だと思っています。
こうして各々の心情や行動を赤裸々に書いていくのわけですが、女性の方が狡猾で腹黒さが出ている…などと感じてしまったのも事実です。
カラがずっと思い続ける女性シュキュレは立場上、なかなか自分の感情を表に出そうとしません。なので、カラは必要以上に苦しみます。振り回されます。ですが、シュキュレの本音は…。
それにしても、人間同士の欲望というのは、今も昔も変わらないのだと言うことを、改めて思い知らされるような内容でもあります。
それは、異性への感情だったり、自分自身の名誉だったり、地位だったり、考え方の違いだったり…。
イスラム文化に対する興味も湧きますし、もっと知りたいと思う場合もあるかと思いますが、こういう人間関係に注目するのも、楽しみ方の一つではないかと思います。
もっと長い記事を書くつもりだったのですが、今日はあまり時間が無くて…。
続きは、また明日にさせていただきます。申し訳ありません。
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コメント
聖書は、読みましたか?
マリア<マルタ(ルカ10)、放蕩息子<兄(ルカ15)の気持ちの方が、分かる私は、心が、狭いのでしょうか?
キリスト教は、怠け者=世渡り上手な人間を、増長させる宗教だと思うのですが?
やがては、皆が、夕方に来る様になった葡萄園は、枯れる。
この疑問にも「一緒に、勉強しましょう?」
と言うだけで、答えてくれた方は、いません。
私的には、イサク<イシマエルなので、イスラム教の方に、より多くの共感を得ます。
その父親にも、問題が、ありませんか?
イスラム社会は、女性差別と言う方もいますが、日本の中の反差別に、まず声を、あげるべきだと思います。
コーランは、読みましたか?
投稿: 鵺娘 | 2008年12月17日 (水) 08時21分
>鵺娘さん
聖書、読みました。旧、新、両方持っています。
ま、でも、私の場合、宗教的な興味を持って読んだのではなく、
『本』としてですが(笑)。
>マリア<マルタ
私も、鵺娘さんと似たような事を思ったのですが。
このマリア、人に働かせて、自分は…。
誰かに似ていますね(笑)。
>放蕩息子<兄
↑と同じ事が言えますね。
だから、私は鵺娘さんの仰るとおりだと思います。
>この疑問にも「一緒に、勉強しましょう?」
↑
こういう事を勉強するって事でしょうか???
私は…遠慮します。
あ、ちなみに、コーランは読んだ事がありません(汗)
投稿: リーヴル | 2008年12月18日 (木) 14時31分