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2008年10月 7日 (火)

久しぶりに…37

タイトル通り、本当に久しぶりの投稿になってしまいました(汗)。

実に2ヶ月ぶりです。ここに来て下さっている皆様、本当に申し訳ありませんでした。言い訳はあまり好きでは無いのですが。。。今回は仕事や体調不良が重なりまして…。こんなに長いブランクとなってしまいました。

本当は毎日更新したいのですが、『仕事持ちで子持ち』には、難しいです(泣)。

ですが、できるだけ更新はしていきたいと思っています。宜しくお願いします。

本日は、映画『ザ・フライ』(かなり古い映画である『蠅男の恐怖』のリメーク)の原作となった、「蝿(はえ) (異色作家短篇集)」について。短編集なので、他にもいくつかの話が収められています。

この『ザ・フライ』と続編となる『ザ・フライ2』はビデオですが、両方観ました。

映画と原作とは、少々設定が異なります。

信じられないような悲劇に襲われる主人公が、物質転送機を発明するところは同じです。ただ、彼には既に妻がおり、子ども(男の子)もいます。映画では、主人公は独身でしたし、子どももいませんでした。だから、続編を制作する事が可能だったのでしょうが…。

科学者(発明家、研究者)の本能?や欲望から、この主人公の男は、自身が物質転送機に入り、自らの肉体をもって実験を行います。ですが、その結果…。

映画では、この実験後に発覚する「蠅」にのみ焦点が当てられていますが、原作では、更に背筋も凍るような、怖ろしい出来事が待ち構えています。

その後の妻や子ども、主人公の兄の言動にもゾッとするような部分がありますし、悲しみも感じます。映画よりも、「悲劇」であると感じました。

映画にもゾッとしたのですが、この「もう一つの恐怖」は、自分の頭の中でしか、映像化できません。その分、私はこの原作のほうにより強い恐怖を感じました(汗)。

もっと、この部分を書きたいところですが…私の下手な描写で、批評家たちが「20世紀に書かれた最も戦慄すべき物語」と評した原作のイメージを壊してはなりませんので、この辺にしておきます(笑)

『ザ・フライ』の原作がある事は以前から聞いていましたが、私自身、なかなか見つけられずにいました(インターネットが普及する前ですが)。探し方も下手だったのでしょうが(泣)。また、作者のジョルジュ・ランジュランの作品自体が、あまり日本に出回っていなかったそうです。

ですがー流石、ネットは便利ですね(笑)。たまたま思い出し、検索をかけると、この本を簡単に見つけることができました。

ちなみに、この本に納められている、他の短編もかなり素晴らしいです(ゾッとします…)。この人の作品をもっと読んでみたいものです。

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