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2008年7月15日 (火)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!240

今回は、動物好きな娘の好みである(笑)、動物が主人公の本をー。

絵が丁寧できれいだったので、思わず惹かれてしまった、「魔女のこねこゴブリーノ (世界傑作童話シリーズ)」。

題名から想像がつくように、『魔女ねこ』として生まれた、ゴブリーノ(オス)のお話です。

この本に登場する、魔女とその魔女が飼う『魔女ねこ』。どちらも魔法が使えて、意地悪で人間に忌み嫌われているものとして扱われています。なので、この魔女やねこが、何かを「かわいそう!」なんて思うことはあり得ないと言うのです。

でも、ゴブリーノは少し違っていました。

妹のスーチカは魔女のねこらしく、「魔法が使える立派な魔女ねこになりたい!」と願うのですが、ゴブリーノは「普通のねこになって、人間に可愛がられたい!台所ねこになりたい!」と願うのです。

それだけではありません。ある日、ゴブリーノの目の色や毛が他のねこと違っている事が発覚するのです!その事でゴブリーノを責める母ねことその飼い主の魔女。

やがて、妹は別の魔女に見習いとして引き取られられますが、ゴブリーノはその毛と目の色のせいで、どんな魔女も引き取ってくれません。挙句の果てに、母親の魔女ねことその飼い主の魔女にも捨てられてしまうのですー。ひとりぼっちになったゴブリーノは、自分の望みを叶えようと、人間の世界へ足を踏み入れるのですが…。

魔女ねこらしくなく、優しくて穏やかなゴブリーノ。前向きに努力し、人間に可愛がられるねこになりたいと願い、自分を犠牲にしてでも人間に尽くしたり、一生懸命手伝ったりするのですが、自分の居場所がなかなか見つかりません。おまけに、人間たちはゴブリーノが魔女ねこだと感づくと、すぐに拒絶してしまうのです(そうじゃない人にも出会いますが)。

魔女の世界でも、人間の世界でも受け入れてもらえないーひとりぼっちの寂しさを何度も味わうのですが、決して、自分を受け入れなかった相手を責めないゴブリーノ。魔女ねこじゃなくても、こんなに優しいねこはいないと思います。

そんなに暗い文体では無いのですが、ゴブリーノの悲しみや寂しさがいろんなところに現れています。読んでいるうちに、ゴブリーノの運命を、本気で心配してしまう本でした。

最近読んだ本の中でも、これは特に気に入ったものの一つです♪

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コメント

 何だか自分の事を言われている様で悲しくなりました。
 本当は、当時から思っていました。
 皆が、私の髪や眸の色を穢いと言うのは、本当は、綺麗だからなのだ!

 普通の女子は、バー小体と言うモノが、二つあるのですが、そのウチの一つは、死んでいるそうです。
 ところが、私は、二つとも生きているのです。
 同じ例は、過去にアムステルダムオリンピックの幅跳びで銀メダルを取った人しかいない!(分かりますね?)
 言われました。
 これは、短所では、なく長所でしょう?
 実際に私は、誰よりも高い数字を出す事が、出来ました。
 女子で一番では、なく学校で一番だったのです。
 しかも二位とは、遥かな差が、ありました。
 「調整が、取れない!」
 それが、数字として記録される事は、決してありませんでした。

 ケモノの子 憧れたるは 竈(かじけ)猫

 「お前は、人間よりケダモノに近いんだ!」
 ケダモノならせめてケダモノの能力だけは、正しく評価して欲しかったな・・・
 そんな私が、憧れたのは、何の生産もしないのに、ただ無条件に可愛がられる猫でした。
 後になって私と同じ染色体を持つ人間が、もう一人いた事を知りました。
 亡くなった長姉(あね)です。
 そしてそれは、父から受け継いだモノだけど、彼の新しい子は、それを継承していません。
 私が、死ねば特殊な遺伝子も絶えるけど・・その方が、良いのカナ?

投稿: 鵺娘 | 2008年7月15日 (火) 18時16分

こんばんは~!
お疲れ様です^^
今日の本は・・まさに鵺娘さんかと思うような話ですね。
なおかつネコの話とくれば、もう読むしかありません。
こちらも近々購入してみます^^

リーヴルさんは仕事だけじゃなく家事も子育てもあるのですから、
時間が無いのは仕方が無い事です。
更新もコメントも、無理のないペースでお願いします^^

いつもご心配をおかけしている体調なのですが、
週末に塩分をたくさん摂ってみたら、
今日は栄養ドリンクの存在すら忘れるぐらいに元気でした!
なんだか風邪っぽい感じがするから、
今日も塩分をがっつり補給してみようと思います。

マザーグースを検索してみたら、
「わらべうた集」って出てきました。
つまり・・母親が子供に聞かせる物語(子守唄?)ということになるのかな?
それならたくさんあるという意味も納得です。

温暖化問題は、もしかすると加工貿易で成り立っている日本に対する、
嫌がらせなんじゃないかとも思いました。
CO2排出権に大金を出したり、
工場を途上国に移転する以外に解決策がありませんもんね。

そういえば、「河童のクゥと夏休み」はご覧になられましたか?
先日DVDを見たのですが、かなり感動しました。
世間では「ポ~ニョポ~ニョポニョ♪」と騒がしいですが、
ジブリの一連の作品よりも、こちらの方が感動しました。
たぶんリーヴルさん達と俺の趣味は、
そう大きくは違わないと思いますので、
もしまだでしたらぜひ見てみてください^^

夏休みに入り、さらにお忙しいとは思いますが、
お体にはお気をつけくださいませ。

投稿: はなび | 2008年7月21日 (月) 20時52分

>鵺娘さん
私も、今回の本は鵺娘さんの事を考えずにはいられませんでした。
本当は誰よりも優れているのに、誰よりも優しくて気がつくのに…。
悲しくなりました。

>バー小体
やっぱり鵺娘さんは、人とは違う優れた
ものをお持ちなのですね。長所、ですよ。どんなに望んだって、
普通の人は手に入れることができませんからね。
なのに、それを短所と????意味不明ですよ。

で、挙句の果てに
>「調整が、取れない!」
?????
やっぱり理解できない…。

>後になって私と同じ染色体を持つ人間が、もう一人いた事を知りました。
お姉さまと鵺娘さんは、いろんな意味で似ていらっしゃったんですね。
才能もそうです。
エルネスではなく、このお姉さまがいらっしゃったら…。
鵺娘さんの状況はどう変わっていたのでしょうか?

投稿: リーヴル | 2008年7月23日 (水) 10時52分

>はなびさん
今回の本、お時間があるときにでも、ぜひ、お読みください。
想像以上に印象に残る本でした。

>コメント
お気遣い、ありがとうございます。
娘も夏休みに入り、いろんな事で振り回されていますが(笑)、
仕事のペースは少し落としています。
ムリしない程度に頑張ります。

>塩分
夏ですからね~。汗もかきますし。
塩分は冬以上に必要ですよね?
ムリしないで頑張って下さい。
とにかく、回復して良かったです。

>マザーグース
そうですね。「西洋のわらべうた」
といったところみたいですね。
後は、数が半端じゃないらしいです。確か1000以上
あると聞いた事があります(汗)。

>温暖化
だから、ア○リカとか中○とかが、乗ってこないんですかね~。
かなり闇が深そう…そう思いました。単純な話ではなさそうですよね。

>「河童のクゥと夏休み」
名前自体、知りませんでした(汗)。
ちょうど夏休みですし、私も借りて見てみようかな。
ありがとうございます。

投稿: リーヴル | 2008年7月23日 (水) 11時01分

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