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2008年5月28日 (水)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!238

最近、娘が「墓場から帰る (恐怖と怪奇名作集)」を読んでいました。

題名から想像がつくように、いわゆる『怖い話』です。

でも、ホラーとは少し違いますね。怖いお話には違いないのですが、どちらかと言うと、SF?に近いような気がします。恐怖の対象となる『何が現れるか』を書いてしまうと、後々この本を読んだ方の楽しみを奪うことになるので、敢えて書きませんが…。

どのお話も気に入ったのですが、中でも、「骨のない人間」が好きですね。

題名から想像がついてしまいますが(笑)、私たちが見たことも無い、異様な生物が登場します。さて、その生物の正体は何だったのか?意外な結末が書かれています。話としては、途中までは結構単純なのですが、ラストの部分で、「ええ??」。

ま、感じ方は人によって違うので、これよりも、他のお話が面白いと思う方がいるかもしれませんが…。

後は、「闇の海の声」ですね。

途中で、声の主の正体と、その悲惨さがはっきりするのですが、その異様さにゾッとします。ありそうな事で、なさそうな事で…。想像すると怖くなりました。

全て、海外のお話なのですが、日本の『怖い話』とは違った良さ、怖さがあります。

子供向けの怖いお話というのも、やっぱり、捨てたものじゃないですよね(笑)。

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2008年5月26日 (月)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!237

ちょっと、思い出した本がありまして…。

大どろぼうホッツェンプロッツ」シリーズの作者、オトフリート・プロイスラーさんの書いた、「小さいおばけ」です。

題名の通りおばけが出てきますが、けっしてホラーではありません(笑)。

小さくて気の良いおばけの、ユーモア溢れる、楽しくてハラハラするお話です。

何百年も前から、古いお城にたった一人?で住む、白い小さなおばけ。昼間は眠り、夜中の12時から1時までの「おばけ時間」だけ起きて、活動します。

「かぎが十三個ついたかぎたば」を使い、どんなものでも開けてしまう小さなおばけは、それなりに楽しく過ごしています。

でも、「昼の世界を見てみたいー」という、ささやかな願望を持つようになり、何とか朝まで起きていようと奮闘するのですが、いつも失敗。

でも、ある日を境に、小さなおばけは昼の12時に目を覚ますようになり、白かった体が日を浴びて真っ黒になりー。

人がいない時間に出歩いていた小さなおばけが昼間に出歩くようになって、人間たちは大騒ぎ。小さなおばけも、自分の視点でしか行動できず、騒ぎは更に大きくなっていきます。

思わず笑ってしまったのが、黒くなってしまった小さなおばけに対する、人間たちの反応です。

子供たちは、おばけだと認識したのに、怖いものと言うよりも、「見たことの無い、珍しい生き物」!?

大人たちは「黒い怪人物」とうわさし、おばけとはなかなか言いません(怖がっているのに 笑)。挙句の果てには、「おばけは信じない!」、なんて人も。

この本の存在を忘れていたわけでは無いのですが、いきなり思い出せるような状況では無かったですね。情けない(笑)。

でも偶然にこの本を見かけ、とても楽しい本だったことを思い出しました。

私の頭の中に埋もれている本は、まだあると考えられます(笑)。

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2008年5月22日 (木)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!236

アンデルセンの童話の翻訳は、本当にたくさんの種類が出版されています。

私もいろいろ読んできたつもりですが、お目にかかっていないお話もいくつかあるようで…。なので、娘が読んでいる本も、なるべく読んでみるようにしています。

今回は、「妖精が丘 (児童図書館・文学の部屋)」を見つけ、私も読んでみました。

「なかなかお目にかかれない風変わりなお話もあります」と書かれていますが、確かに、定番のお話以外も、いろいろ収録されています。

世間知らずゆえに(?)、自分たちが特別な存在だと信じている、カタツムリの家族のお話の「しあわせな家族」。

幸せになるために、自分たちの居場所から逃げ出そうとした人形たちの行動を書いた、「羊飼いの娘と、えんとつそうじの若者」。

お金がたくさん詰まった、ブタのちょきん箱と、そんなブタを「偉い人」とみなす、おもちゃたちのお話の「ブタのちょきん箱」などなど…。

全部で9編のお話が収められています。

結構、皮肉なお話が多いですね~。表面的には、「めでたし、めでたし。」といった終わり方に見えますが、その結末には、アンデルセンの鋭い「世の中に対する皮肉」が感じられます(私的な意見ですが)。

定番で、よく知られているアンデルセンも良いのですが、こういった本を読ませてあげる(読んであげる)のも良いですね。

落ち着いた雰囲気で、きれいな色使いの挿絵もなかなか気に入りました。

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2008年5月16日 (金)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!235

懐かしい本を見つけました。

子供の頃に読んだ、「ふたりのイーダ (児童文学創作シリーズ)」です。娘にも薦めてみたところ、興味を持ったのか、夢中になって読んでいました…。

かなり有名なお話ですし、子供の頃に読んだ方も多いかもしれませんね。

夏休みに、お母さんの仕事の都合でお母さんの田舎の町(おじいさん、おばあさんの家)に滞在する事になった、直樹とゆうこの子の兄妹。

その町を歩き回っていた直樹は、誰かを探してコトリ、コトリと歩きまわる小さな木の椅子に出会います。

ギョッとする直樹。その後、おじいさんの家からいなくなってしまったゆう子を探しに出かけた直樹は、誰も住んでいないと思われる洋館にたどり着き、そこでその小さな椅子と一緒にいるゆう子を見つけるのです…。

この本の始めの部分を読んでいる時、誰かを探し、「イナイ、イナイ、ドコニモイナイ。」とつぶやき、自分の考えを頑なに変えようとしない椅子が、子供の頃の私にとっては、少し不気味で怖ろしく感じられました。

でも、読みすすめるうちに、少しずついろんな事が分かり、その不気味さは消えていきました。寂しさや悲しさが湧いてきたのです…。そして、最後に語られる真実には、思わず息を呑みましたー。

この本は、『戦争による悲劇』が書かれている本です。原爆の恐ろしさが書かれている本です。でも、この本の途中までは、そんな事は書かれていません。娘にも、何も教えないでおきました。自分で読んで知ってほしかったからです。

『戦争』というものがあったのは、もう60年以上も昔の事です。直樹と同じように、私も戦争を知らない時代に生まれ、育ちました。

この本を読んだ頃(もう30年ほど前になるのですが)、『戦争』に関するお話をいくつか読みました。どれも忘れがたく、衝撃を受けました。その頃は、この『戦争』に関係した本がたくさんあったように思います。

今はどうでしょうか?

私が子供の頃の読んだ、『戦争』に関する本は、いくつか絶版になっていて、手に入らなくなっています。

でも、こういった類の本は、今の子供たちも読んだほうが良いと思っています。ちなみに、娘は、今回の本はかなり強烈だったらしく、一度読んだ直後に、また読み返していました…。

実家にも、もう手に入らない本がいくつかあります。その中に、もちろん、『戦争』に関係したお話があります。

いずれ、娘にも読ませたいーそう考えています。

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2008年5月12日 (月)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!234

連休前後の仕事のバタバタで、ブログを半月ほどお休みしてしまいました。申し訳ありません…。

『怖い話』にすっかり嵌ってしまっている私の娘。日本のお話はもちろんですが、海外のお話も興味津々(笑)。私も自分の知っているお話を見つけたら(もちろん、子供向けで書かれているものなのですが)、娘に教えてあげています。

今回は、私が最も怖いお話の一つだと思っている、W.W. ジェイコブズの「猿の手 (恐怖と怪奇名作集)」を発見!

娘に、「読んでみる??」と訊ねたところ、「読んでみたい!」と即答(笑)。

ま、何にせよ、「読んでみたいから読む!」という気持ちは大切だと思います。

この本は、「猿の手」の他に、3つの怖いお話が収められています。

他の3つもなかなか怖いのですが、私の場合、やっぱり、「猿の手」が怖いですね~。

この「猿の手」に出会ったのは、学生の頃。かなり昔なので、ジェイコブズのどの短編集を読んだのかは記憶が定かではないのですが、その中のお話の一つでした。

他のお話はあまり記憶に無いのですが、この「猿の手」だけはかなり強烈で、今も忘れられません(汗)。

ある夫婦が、偶然手に入れたミイラのようになった(?)猿の手。この猿の手は願い事を3つ叶えてくれるというのですが、元の持ち主は意味ありげな言葉を吐くばかりで、なかなか人に譲ろうとしませんでした。

多少気味悪く思っていた夫婦ですが、願い事を言ってみる事に…。

その後、一つ目の願い事は叶えられるのですが、それは大きな不幸と引き換えでした。その夫婦のその後の行動はー。

願い事を言った後の、猿の手の不気味な動き。その後の起こる、不幸と恐怖…。

クライマックスの恐怖は、その対象が見えないのですが、『それ』が何なのかは容易に想像がつきます。でも、見えない…。私は、この猿の手の不気味な動きと、恐怖の対象が見えないのに(つまり自分の想像になりますよね?)、ゾッとした憶えがあります(汗)。

他のお話も怖いですね~。『呪い』と思われるものだったり、『何かを予知している!?』なんてものだったり…。ちなみに、「クリスマス・キャロル」や「デイビット・コパーフィールド」で有名なチャールズ・ディケンズの「信号手」というお話も収められています。これも好きですね~。

ちなみに、読んだ後の娘の感想ですが…。

「こわ~~い!怖いよぉ~。怖いから、気分転換に楽しいお話を読む!!」

???

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