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2008年1月28日 (月)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!223

懐かしい本を思い出したので、それについて書いてみたいと思います。

小学校3年生くらいだったでしょうか、「ワーシャとまほうのもくば」を読んだ事があります(この本は、今も実家にあります)。

今の季節にピッタリな(?)、寒い冬のロシアが舞台です。

ワーシャという元気な男の子が、お母さんとけんかをしてしまいます。「ごめんなさい」と言いたくないワーシャは、家を飛び出してしまいます。

真冬のロシア。しかも、お母さんとけんかした人がいると、街に「おおさむ」という、冬の嵐がやってくるというのです…。本人は、自分が原因でそんな大変な事になっているとは知りません。

ワーシャは魔法使いのおじいさんと出会いますが、その魔法使いにも「お母さんとは仲直りしない!他所の家の子になる!!」なんて強がりを言います。そして、自分の新しいお母さんになってくれる人を探しに街へと出て行くのですが…。

魔法使いが登場するだけに(笑)、いろんな人(生き物)がワーシャの新しいお母さんになろうと言ってくれます。果たしてうまくいくのでしょうか?ロシアの厳しい自然が効果的に書かれていて、読んでいるほうも寒くなってしまいます(笑)。

物語の初めと最後にワーシャのとる行動は、自分(子どもたち)にも現実に起こる可能性が高い事(誰にでもある事、でもいいかもしれませんね)です。でも、物語の半ばは…空想の世界、ですね。楽しいような、少し怖いような…。ワーシャの空想だったのかも?

やはり子どもは、空想の世界が好きなのでしょう。そろそろ現実が見えてくる年齢だったはずの私も、十分にこの本を楽しんだ記憶があります。

だから、この本のことを思い出したのでしょう。

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コメント

母が買う 下着を返せ 母叫ぶ
冬に彷徨う 赤毛の鬼や

 「服だってパ◎ツだって皆、お母さんが、買ってやったんだよ!」
 私は、毎日、「家族」に全裸をされ折檻を受けました。
 そのまま外に放り出された事も暫しでした。
 幼い頃も辛かったけど身体が大人になってからは、もっと辛くなりました。
 私は、人より長く大人の身体になったので辛い日も長く続いたのです。
 私は、いつしか悪くなくても謝る癖が、ついたけど今でも素直に感謝の言葉は言えません!
 親に似ない子を鬼っ子と言うそうです。
 白鳥号のミリガン夫人が、何時しか迎えに来てくれる!
 信じていました。

投稿: 鵺娘 | 2008年1月28日 (月) 16時25分

>鵺娘さん
そうですね…。
人より早く大人になってしまった、というのは、いろんな意味で
辛かったでしょうね。
でも、本当は、まだまだ甘えたかったのですよね?
それに、鵺娘さんは何も悪くないのに…。
せめて、家族だけでも鵺娘さんを理解してあげられていたら…そう
考えると、私も辛くなってしまいます。

>白鳥号のミリガン夫人が、何時しか迎えに来てくれる!
その気持ち、分かります(分かりたいです)。私なんかが鵺娘さんを完全に
理解するのは難しいでしょうが…。

投稿: リーヴル | 2008年1月29日 (火) 10時06分

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