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2007年12月17日 (月)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!218

地球には、数百万種類もの動物や植物が住んでいると言われています。絶滅した生き物の数はさらに凄くて、数百万種…。

「生き物って、どこから来たの?」とか、「どうやって生まれてきたの(子どもの言い方だと、どうやって出来たの?でしょうか 笑)?」なんて疑問が湧いてくるのは、当然でしょう。

私も小学生の頃、同じ疑問を持ちました。で、いろんな本を探して読み漁りました(おかげで、実家の百科事典はボロボロです 笑)。

一般的に信じられている、ダーウィンの「進化論」。私は、真偽の程を語るような専門家ではありませんので、素直に信じていますし、この説にはとても興味があります。

生き物が大好きな私の娘も同じように興味を示しておりましたので、「進化のはなし―地球の生命はどこからきたか (児童図書館・絵本の部屋)」を読ませてみました。もちろん、私も読んでみました(笑)。

絵本なので、絵が豊富。現在、地球上に存在している生き物の他に、既に絶滅してしまった生き物の絵も載っています。そういえば、「不思議の国のアリス」に登場する「ドードー鳥」も出ていましたよ~。「不思議の国のアリス」を読んでいた娘は、喜んでいました(笑)。

本文は、生き物に興味を持つ子どもたちに、「進化」というものを簡単に、分かりやすく説明してくれてあります。

絶滅してしまった生き物と、生き残った生き物の違いは何なのか、何が生き物の絶滅に関係しているのか、そして、何億年という長い年月、姿かたちをほとんど変えず生き続けている生き物(筆者は、この生物たちは「グットデザイン」と表現しています)の秘密は何なのかー。

この本をきっかけに、もっと生き物に興味を持ってくれるようになったら嬉しいですし、そうあって欲しいと願っています。私も生き物は大好きですから。

元々、生き物が大好きな私の娘。「進化」というものに、興味を覚えたようです。

「もっと、詳しく知りたい!!」

こういう気持ち、大切ですよね。

なので、もう少し詳しくて、小学校中学年の子でも読みやすい本を探してみようと思っています。

そんな本があったら、私も読んでみたいですし(笑)。

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2007年12月 7日 (金)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!217

昨日は少々堅苦しいお話になってしまったので、本日は、全く違うタイプの本を取り上げてみたいと思います。

子どもの読む本は、昔と比べると、更に豊富になっているのではないかと思います。

ずっと昔から語り継がれてきた本、30年くらい前に書かれた本、そして、現代に書かれた本…。どれも捨てがたい魅力がありますので、自分の好きな本を選んで読むのが一番良いと思います。

現代(ごく最近)に書かれた本については、娘が生まれてから読むようになったのですが、これがなかなか…侮れないものが多いです…。

楽しめたり、子どもに教えておきたい教訓がきっちり含まれていたり、優しさに溢れていたり…。娘だけでなく、私も新たな楽しみを見つけたーそう思っています。

本日の「ぽんぽこトリオとへんなおしろ」は、絶対ありえない設定と登場人物(?)のお話です(笑)。でも、小さな子どもなら空想しそうな、喜びそうな、そんなお話です。

転がる事ができるから(笑)走るのが速いドーナツのドー太と、頭に上等の餡が詰まっているから(?)頭の良いだいふくのフク子と、畑の土を押しのけて成長したので力持ちのやきイモのイモじろう。

3人(?と言っていいかどうか)はとても仲良しで、冒険が大好き。

ある日、パパイヤ市から、「わたしの町のミミズク城にあそびに来て下さい」という手紙が届きます。冒険好きの3人は、早速出かけていきます。ちなみに、フク子は、「冒険の7つ道具が入ったポシェット」を持っていきます(何が入っているかはーご想像におまかせします 笑)。

さて、3人は無事にパパイヤ市に着き、ミミズク城に入ろうとお城の玄関を眺めたのですがー。

確かにありえないお話なのですが、何となく「よくある童話に、似たような話があったかも?日本の昔話にも無かったかな??」なんて思える場面がいくつかあります。

主人公の3人が、全て食べ物なんて、童話にもありますよね?で、3人の特徴から想像がつくのが、「それぞれの長所が、お互いを助ける」と言う事。

ミミズク城の秘密も、何となく想像ができてしまうかもしれません(笑)。

こういった「ありえないお話」というのは、子どもが好きですよね。

でも、子どもがある程度大きくなると、こういった類のお話からは一時的に遠ざかってしまうかもしれません。「こんなのは、小さな子どもが読むもの!」なんて妙に大人ぶる子もいるでしょうし、他のジャンルののめりこむ人もいるでしょうし…。私もそういった時期がありました。

とは言え、いずれは戻る人もいるのでは?私もそうですから(笑)。

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2007年12月 6日 (木)

久しぶりに…30

今昔物語」の中で、特に印象が強く、忘れがたいお話の一つが、「鼻を持ち上げて朝粥を食う話」(「内供の長い鼻」という題にしている本もありました)です。

人の絶える事のないお寺の僧の禅智内供。修行に怠りのない良い僧ですが、見たことも無いような長い鼻を持っています。食事をするにも困るほど長く、あごより下がって見えるほど。

時々、たまらなく痒くなって手当て(?)をするのですが、その場面の描写が忘れられません(笑)。鼻の中から出てくるものには、少々びっくりしました。でも、その手当ても、ほんの一時しのぎのようで…。

小学生の頃に初めてこのお話を読んだのですが…面白かったというか、強烈な印象が残ったというか…。何度も繰り返し読みました。

でもこのお話の本題は、鼻の手当てではありません。食事の際に、この僧が鼻をどうしているか、と言う事から起こる出来事です。

短いお話なので最後まで粗筋を書きたくなってしまいますが…このお話を読んだ事の無い方がこのブログを読まれると後々の楽しみがなくなってしまうので、この辺で止めておきます…。

ただ、私の個人的な考えから言わせて頂くと、「取り扱いに気をつけるべきお話」ではないかと思います。素直に笑うだけのお話とは言いがたいのです…。

それは、「人の外見に関わる事が含まれている」からです。

あまり説教臭い事をこのブログでは書きたくないのですが、「自分ではどうしようもない事を、他人は笑ったり、馬鹿にすべきではない。」という考えを私は持っているのです。

でも…。

この手のお話が多いのは事実です。なので、私の場合、「視点を変えて、読んでみる」必要があると思っています。例えば、着目する人物を変えるとか、人物の内面(本性)を推測する事に重きを置くとか…。

とは言え、こういった事は人それぞれなので、自分の方法が良いとは思っていません。本音を言えば、難しいです…。

本日は、後味が悪い終わり方ですが…。

それだけ昔の本は、「考えさせられる部分が多い」のでしょう。現代人には、理解が難しい部分もありますし。

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2007年12月 5日 (水)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!216

昔話は、いくつになっても楽しいものです。

子どもも大好きですし、大人も同じでしょう。

なかでも、「思わず笑ってしまう」昔話が好きな子どもは多いかもしれませんね。

「愚人譚」(ぐにんたん:おろか話)から、いくつか拾い出して集めた子ども向けの本に、「クスクスゆかいなわらい話 (日本のおばけ話・わらい話)」があります。

「あ、これはどこかで読んだ事がある!」なんてお話が、いくつもあります。かなり読みやすい(字が大きくて、絵もたくさんあります)ので、小学校低学年のお子さんが一人で読むのに向いていると思います。

「愚人譚」から取られたお話だけに、「…そんな事も知らないの?」とか、「そんなに頭の悪い人なんているの?」なんて思ってしまいがちですが、本当にそうでしょうか?

身分の差があった昔は、身分の高い人間への腹いせ(?)に、わざと愚かなふりをして、迷惑を掛けるーなんて事があったのでは?なんて可能性があるのではないでしょうか。

また、昔は今と違い、遠方へ出かけるなんて大変な事でしたし、地方の方言や言葉を知らないなんて当たり前の事でしたよね。自分の住んでいる場所以外の事については、ほとんど情報が無いはずでしょう。

そういった事から起こりうる、「勘違い」や「知らなくて当然」なんて事から、笑い話ができた可能性もありますよね。

現代はいろんな情報が手軽に得られる時代です。だから逆に、こういった本を読むのはとても大切な事ではないかと私は思っています。

最新の情報だけを取り入れれば良いとは思っていません。過ぎ去った昔の事を知るのは、それ以上に大切ー私は子供の頃からそう信じています。それに、そういった事を知るのは、とても楽しいですから。

自分の子どもにも、この楽しさは教えておきたいものです。

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