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2007年11月13日 (火)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!213

子供の頃、佐藤さとるさんの本をいくつか読みました。大好きでしたよ~。今でも、実家に何冊か残っています。夢がある、それでいて、本当に叶いそうな、本当に起こりそうな、そんな気持ちになってしまう内容が多かったですね。

今回見つけたのは、「ふっくらふしぎなおくりもの」。

読んだ事がありませんでしたし、子供の頃に見かけた記憶もありません。なので、子供だけでなく、私も読みたいと思いました(笑)。

むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました(よくある出だしですね 笑)。二人は、毎年、お正月になるとお餅をお供えします。

そこへ、お餅が欲しくて、ねずみが現れます。優しい二人は、ねずみがお餅を持っていきやすいように小さくして、いくつか置いておきます。

その日はとてもお天気が良くて、おばあさんは川へ洗濯に、おじいさんは山へしばかりにでかけました。留守中、ねずみたちはちゃっかり(笑)お餅を持ち帰ります。

しばかりに行ったおじいさん、帰り道に手招きするねずみに出会います。ついて行くと、不思議な事が起こります…。

よくある昔話、とも言えますが、この絵本には意地悪な人は登場しません(笑)。

でも、それでいて、「人間の願望(欲望!?)」も見られますね~。どんなに良い人でも、欲しい物があるでしょう。ただ、それを受け取ることができる立場になったとき、自分はどちらを選択するか…。

人間ですから欲しいものはいろいろあるでしょうが、「自分にとって、幸せは何か?」を考えさせられる絵本でした。

子供が喜ぶお話ではありますが、大人も読んだほうが良いと思います。

理由ですか?この絵本の結末は、大人の方が考えさせられる事が多いでしょうから(笑)。

ここに書けないのが残念です(笑)。

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コメント

 コロボックルシリーズってお茶目ちゃん?が、結婚するまでありますよね?
 一時期、「かさじぞう」が、差別と言われた事が、あります。
 「あんな夫では、女性であるお婆さんが、苦労する!」
 「あの話を読んだ子は、見返りを期待する様になる!」
 お婆さんは、世渡り下手でおっちょこちょい?だけど優しいお爺さんが、大好きなのでは、ないですか?
 お爺さんだって見返りを期待して地蔵に傘をやった訳では、ないのでしょう?
 同じ人達が「大きなカブ」もいけないと言っていたけどこれは、女の子に男と同じ労働をさせるからだそうです。
 

投稿: 鵺娘 | 2007年11月13日 (火) 19時52分

>鵺娘さん
>お婆さんは、世渡り下手でおっちょこちょい?
>だけど優しいお爺さんが、大好きなのでは、ないですか?
そうですよね。そう思います。
私は、こんなお爺さんとお婆さんが大好きです。

それに、見返りを期待するタイプじゃありませんよね~。

で、「大きなカブ」が、
>女の子に男と同じ労働をさせる
からダメ??

彼らの考えは理解できませんよね?
どうして、話がそんな方向にばかり行くのでしょうね…。

投稿: リーヴル | 2007年11月15日 (木) 09時55分

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