子供を本好きにするには大人が楽しむ!215
小さな子どもは「知りたがり屋さん」です。
でも、「知らない事だらけ」なのだから、当たり前ですよね(笑)。
「知らないから知りたい!」なんて事になりますが、好奇心を持つ事は良い事なのでしょう(ただし、その内容にもよりますが…。何でも知ろうとする事が良いとは限りませんので)。
「うさぎのたまごは夕やけいろ」の主人公はモコという男の子のうさぎ。
ある日、自分の大切な宝物箱に、虫が開けたと思われる小さな穴を発見します。
「大変!ぼくの宝物が取られちゃう!!」思案して、土の中に埋めることを思いつきます。
外に出て、穴を掘り始めるモコ。すると、「こらっ、だれよ!」と誰かが叫ぶのですー。
いろんな生き物の出会って、「たまご」の事を知るモコ。たまごがどんなものなのか、それを守っているお母さんはどんな気持ちなのかー知らない事を知ろうとします。自分なりに一生懸命考えて、「こうすると良いのかな?」なんて考えたりもします。
確かに、うさぎの子どもにとっては、「たまご」はよく分からないものなのでしょうね。「たまご」から生まれる生き物では無いのですから。
そして、家へ帰ったモコは、うさぎのお母さんにその日の出来事を話すわけですが…。
この場面、人のよっては、感じ方がだいぶ異なるかもしれませんね。何となく、中途半端に感じてしまう方もいるかも…。
でも、まだまだ「知らない事」がたくさんある子どもには、「子どもの想像の余地があって、これで良いかも…」なんて思えるかもしれません。
私は…少し、中途半端に感じてしまったほうですが(笑)。
でも、「親が感じた事」よりも、読んだ子どもがどう感じたか、何を思ったのか、何を知りたくなったのか、などなど…。そちらの方が大切なのかもしれません。子どもに聞いてみたいものですよね。今度は、親が「知りたがり」になりますが(笑)。
本を読んだ後に、子どもといろいろ話をしてみる事は大切だとよく聞きます。
この本は、それに適した本だと言えるかもしれませんね…。
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コメント
春の闇 友は知らざる 秘密知る
色んな意味で私は、他の子より早く大人になる事を強要されました。
一生知らなくても良い事まで知らされました。
∴天真爛漫な同じ歳の子供を憎いと思った事もあります。
投稿: 鵺娘 | 2007年11月26日 (月) 17時50分
>鵺娘さん
>色んな意味で私は、他の子より早く大人になる事を強要されました。
これって、かなり辛い事だと思いますよ。
鵺娘さんの子どもの頃からの周囲の事を考えると、私は悔しくてなりません。
あんな状態でなければ、鵺娘さんの人生はどんなに違っていた事か!!
投稿: リーヴル | 2007年11月28日 (水) 11時01分