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2007年6月 4日 (月)

久しぶりに…22

久しぶりに読んだ本、というわけではなく、「久しぶりに私の好きなジャンル」の本を取り上げてみました。

私の大好きなガルシア・マルケスの「わが悲しき娼婦たちの思い出」は、実は、川端康成の「眠れる美女」に想を得た作品だそうです。実際、この本の巻頭に、「眠れる美女」の一文が引用されています。

同じように、老人の恋について書かれているものですが、明らかに各々の国の文化や考え方の違いがはっきりと出ています。なので、両方を読み比べてみるのもいいかもしれませんね。

この本の書き出しは、90歳になる老人の、衝撃的な独白から始まります。思わず引いてしまうような、そんな言葉から始まりますが、何となく惹きつけられ、読み始めてしまいました…。

いわゆる「年寄り」の、ましてや男性の心理を理解するのは、私には到底不可能でしょうが、その断片を見ることはできたような気がします。

それにしても、やはり本当に強いのは女、なのでは無いでしょうか?

90歳の老人が恋をする、10代の少女、長年この老人に仕えてきた使用人の女性、そして、何よりも、娼家の女主人…。

娼家の女主人の強かさには、恐れ入ります。昔なじみの老人を気遣っているように見えて、実は、本当に考えているのは、「自分の利益」!?

私はそう感じたのですが、これは読む人によっては、解釈が変わるかもしれませんね。

あまり長いお話ではなく、一気に読めてしまうのですが、その分、もう一度読んでみたくなります。

表面上は、「老人の恋」がテーマなのかもしれませんが、他にもいろんな問題を読み取る事ができる本です。

なので、私自身、特に印象に残ったのが、次の言葉です。

「人は自分の内側から老いを感じるのではなくて、 外側にいる人たちがそう見なすだけの話よ」

娼家の女主人(実は、こちらもかなりの老人です)の言葉です。

この本は、後々の私に、どんな影響を及ぼすのでしょうか?

この本の主人公のように、「死」を前にしないと、悟る事のできない事がたくさんあるのでしょうか?

とは言え、決して「鬱」になるような本ではありません。

私の場合、この老人と同じように、「何か」が見えたような気がしました…。

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コメント

 臼井吉見「事故のてんまつ」を読んだ事がありますか?
 川端も三島もいずれは、自殺する人というすりこみが、先にあって読みましたよね?
 「伊豆の踊り子」の頃は、学生と言うのは、特権階級だったのですね?
 当時は、学割なんてなかったでしょうね?
 学生割引が、あると言う事は、社会的には、まだ未熟で一人前ではないと言う事ではないでしょうか?
 幾つになっても女の子割引のある社会と言うのは、女の子は一人前と認めて貰っていない!
 むしろ怒るべきではないでしょうか?

投稿: 鵺娘 | 2007年6月 4日 (月) 15時16分

こんばんは~!
今日の本は絵本ではありませんでしたか^^;
でもなんだか惹かれるテーマです。
人は年老いたからといっても、なかなか変わるものではないのですね?
男より女の方が精神的に強いというのはまず間違いないと思いますよ。
この本も実際に読んでみたいと思います。
・・でもなかなか手が付けられないのが見えているだけに・・^^;
でも読みたい・・・。

>酒飲みの甘党
ウチの親父がそうですw
塩の本を読んで思ったのですが、甘い物を食べる事によって塩分が打ち消されて、
酒が飲めなくなる人が多い・・という事では無いかなと。
親父の場合は、どこか別の場所に影響が出ているのでしょう。
肝臓とか目とか血圧とか。
しっかり塩分を摂りましょうw

>ひこにゃん
そういえば近くに麒麟の工場があるし、
そういう関係で地域限定商品を作ったのかもしれませんね。
こちらではジジババでもひこにゃんを知っていたりしますw

>酔っ払い
霊を相手に愚痴りはじめそうな気がw
そいうえば女性の方が霊体験が多くないでしょうか?
男で霊感があるという奴はこれまでに一人しか知りませんが、
女はけっこうな確率で見てるみたいです。
なんだろな~?

>絵本のサイト
役に立てたようでなによりです^^

昨日頭痛が酷くてなかなか寝付けなかったので、今日は早めに寝ます^^;

投稿: はなび | 2007年6月 5日 (火) 00時00分

>鵺娘さん
>臼井吉見「事故のてんまつ」
きちんと読んだわけではないのですが、問題が起こった本ですよね?
川端康成の生い立ちについてとか…。

>「伊豆の踊り子」の頃は、学生と言うのは、特権階級だったのですね?
そのようですね。だから、「学割」なんて必要が無かった、とも言えるのでは
ないかと思います。

>女の子割引のある社会と言うのは、女の子は一人前と認めて貰っていない
仰るとおりだと思います。
私は仕事柄、男の方と飲みに行く機会が多かったのですが、「女だから」
と言って、お金を出さない!なんて事はなかったですよ。
「今日は、ご馳走してあげる」なんて言われたときは、「ありがとう!」と素直に
応じましたが、後日、「この間はご馳走してもらったから、今日は私が出す!!」
なんて具合でしたので、それはそれでよかったと思っています。

投稿: リーヴル | 2007年6月11日 (月) 09時49分

>はなびさん
この本は、男性の方に読んで頂きたいな~なんて思える本です。
お時間がありましたら、ぜひ、読んでみて下さい。
比較的読みやすいですし、ページ数も少ないので、一気に読めますよ!

>酒飲みの甘党
ありゃ、お父様がそうでしたか…。
私の周囲には、なぜかそういう男性(の友人)が多いのです。
お茶でも飲みにーなんて時は結構、面白かったですよ。
みんな結構いかつい(!?)のに、
「チョコレートパフェ」だの「プリンアラモード」だの注文して…。
で、私一人、「コーヒー下さいっ!!」。
で、コーヒーを飲んでいると、「少し分けてあげようか?」(笑)。
いらないって…。
ま、でも、私もそういう類を全く口にしないわけではありません。
たまに食べたくなりますよ!
ま、でも、塩は摂らないといけませんね!!

>ひこにゃん
そうですか~。お年寄りまで知っている、と言う事は、かなり有名なんですね~。
工場まであるんですね!

>霊を相手に愚痴りはじめそうな気がw
霊にしてみれば迷惑な話ですよね(笑)。
「分かったよ。もう帰るから、いい加減、解放して!」←霊の言葉
なんてことになりそう…。

>男で霊感があるという奴はこれまでに一人しか知りませんが
確かにそうですね。私もそういう男の方、あまり知りませんね。
それにしても、どうして女、なのでしょう??

>絵本のサイト
>役に立てたようでなによりです^^
ありがとうございました!!
コメントが遅れてごめんなさい!!

投稿: リーヴル | 2007年6月11日 (月) 09時59分

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