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2007年6月29日 (金)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!200

私が子供の頃に読んでいた本は、全てでは無いのですが、実家に大切に保管されています。うちの母も私と同じで、「本を捨てるなんてもったいない!!」と考えるような人です(笑)。

もちろん、「この本が、孫に受け継がれればいいな~」なんて事も、思っていたようですが…。

そんな娘は、実家の私の本を見ては、喜んでいます(笑)。

で、とても気に入った本があれば、こちらに持ち帰っています(爆)。もちろん、元々は私の本なので、何の問題もありませんが…。逆に、嬉しかったりもします。

いたずら小おに」は、特に気に入った本の中の一冊のようです。

私も大好きでした!!何度読んだ事か!!今は、もう、本屋さんで見かけることはありませんが…。

とても楽しくて、読んでいる最中に笑ってしまう場面の多い本ですが、言う事を聞かない駄々っ子や(笑)、泣き虫の子は、思わず自分自身を見直してしまうーそんな本かもしれませんね。

いたずら小おにのイヒッチェクは、笑いを食べて生きている小おに。

とても小さくて、針のように細い体をしています。髪の毛の中に隠れてしまえば、誰にも見つかる事はありません。が、大笑いをすると、えんどう豆のようにお腹が膨れ上がります。

そうです。笑いで、「満腹」になるのです。

笑いを食べて生きているだけに、「面白い騒動」を起こす子供が大好き。しかも、騒動を大きくするために、短気な子には、ますます怒らせる言葉を、泣き虫の子なら、ますます、その子が泣くように仕向け、大笑いをしています。

当然、イヒッチェクに気に入られてしまった子の家では、騒動が絶えず…。

でも、この本は、イヒッチェクの悪行(!?)だけを書いているわけではありません。イヒッチェクに出会うことにより、子供がどう変化していくのか?どう欠点を直していくのか?という点も注目すべきです。

でも、こういう難しいところも、決して押し付けがましく、お説教臭く、書いていない点が、この本の良い所だと私は思っています。

親から叱られる事が多い子供は、逆に、こういう本の方が自分自身を見つめる機会ができるのでは?なんて、勝手な事を考えたりもしています。

ちなみにうちにあるこの本、親子2代で何度も読み返していますので、かなりボロボロです(笑)。

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2007年6月25日 (月)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!199

小泉八雲にハマっている娘ですが…。図書館などで見つけては読んでいます。

そのなかで、「収録されているお話の取り合わせが面白い!」と思ったのが、「怪談 小泉八雲のこわーい話〈4〉やぶられた約束・その他二編」です。

表題作の、「やぶられた約束」と一緒に収められているのが、「まもられた約束」(「この日に再会しよう!」と、固く約束を交わした二人。でも、その片方は、囚われの身となって…。約束を守るために取った行動は?)と「和解」。

ある意味、両極端なお話ですよね。

何が何でも、約束を守ろうとした男。妻とあんなに固く交わした約束を破ってしまった夫。どちらも、「男の人」というところが面白いと思いますが…。

どれも有名なお話なので、あらすじは書きませんが、私的な意見をいわせて頂ければ、「やぶられた約束」のほうが、ゾッとする怪談だと言えると思います。「女は怖い!!」という方が多いと思いますが、この場合、女の人だけが悪いとは言えないような気がします…。

冷めた言い方をすれば、「守れそうも無い約束は、安易にしない!!」ですね。

「守られた約束」は、何だか、悲しくなってしまうようなお話ですね。それに、子供の頃は、「何があっても約束を守る!」という強い意志を持った人に、感動を覚えてしまいました。

「和解」は…男性の身勝手さが(笑)、一番出ている作品だと思います。

身勝手なのは男性だけだとは言いませんが、女性の自由が無かった昔は、こういう男性の犠牲になった女性が、おそらく、たくさんいたのでしょう。

いろんな意味で、興味深い本でした。

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2007年6月20日 (水)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!198

突然…

懐かしい本の事を思い出したので、記憶を頼りに書いてみたいと思います。

家出―12歳の夏」。この本は、今でも実家にあります。読んだのは、小学校6年生くらい。結構、印象の強い本でした。

ステイシーの母親は6歳の頃、家を出て行ってしまいます。それからずっと、ステイシーは父親と二人っきりで暮らしてきたのですが、父親は優しく、料理上手。ステイシーは寂しいときもありましたが、それなりに幸せで、楽しく暮らしていました。

でも、その父親が再婚。父親はステイシーに構わなくなり、ステイシーは、新しい母親であるバーバラとはうまくいきません。それに、もうすぐ子供が生まれる…。

嫌な事が重なったステイシーは、とうとう家出をしてしまいます。

荒野をさまよったステイシーは2匹の犬と出会い、犬に導かれるままに歩き…。荒野で暮らす、犬の飼い主のエラばあさんと出会うのです。

厳しい自然の中で逞しく一人で暮らすエラばあさん。ステイシーを連れてきた犬の二ムエ(メス)とマーリーン(オス)。二ムエは、もうすぐ出産です。

あ、この犬の名前、ピンと来る方、いらっしゃいますよね?その名前の人物が登場する本についても、書かれています。

犬の出産、おばあさんが一人で暮らしている理由…。未知の出来事、考え方に触れることによって、ステイシーは少しずつ変化していきます。12歳の曖昧な知識や子供っぽさを残したまま、「命」についても真剣に考え、悩むようになります。

12歳と言えば、かなり複雑な年齢。でも、この時期の子供でなければ思いつかない事もありますし、考え付かない事もあります。それが、良いか悪いかは別ですが…。重要な時期であるのは間違いないと思います。

自分の思い通りにいかない事が増えてくる上に、いろんな事が見えてくるー。でも、私の場合、情けない事に、そんな気持ちや考えは忘れてしまっています。

淡々としたお話なので、少々つまらないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。でも、一度目より二度目、二度目より三度目…と何度も繰り返して読んだ事により、この本の良さが分かったような気がします。

娘にはまだ読ませていません。

もう少し、周りが見えてくるようになってからで良いのではーそう思っています

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2007年6月15日 (金)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!197

江戸川乱歩が好きになった私の娘。

最近は、学校の図書室や近くの図書館でもよく借りてくるようになりました。

で、懐かしくて、私もついつい読んでしまうことがあります(笑)。

今、娘は「灰色の巨人」を読んでいます。

流石に絵本と違って字が多いので、少々時間が掛かっています(笑)。

私も時間が空いたときに、ちょこちょこと、ザッと読んでみました。

懐かしいですね~~。

大人になった今読んでみても、やっぱり惹きつけられます。子供の頃は、本当に夢中になって読みましたから!

このシリーズは、「他の○○の事件の時に、犯人追跡に、こういう道具を使っていた。」とか、「××の事件の時に、この品物が盗み出され、明智探偵が取り戻した。」といった表現が随所にされていますので、その事件が書かれている本を読みたくなってしまいます(私だけでしょうか? 笑)。

この本もご他聞に漏れず!ですね。

おまけに、どんどん読みたくなってしまうような派手な見せ場の連続。子供が止められなくなるのが分かるような気がします。

私が、江戸川乱歩に興味を持ち始めたのはこのシリーズのお陰ですし、他の推理小説なんかにも興味を持ち始めたのも、このシリーズのお陰です。

読書の幅が広がったきっかけを作ってくれたシリーズとして、今も私は、「見つけるとついつい手にとってしまう」のです。

江戸川乱歩に興味を持ち始めた娘も、「見つけると、ついつい手にとって借りてしまう。」ようです(笑)。

江戸川乱歩はたくさんあるので、どんどん読んでほしい、なんて思っています。

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2007年6月13日 (水)

久しぶりに…23

私の家には、本棚がいくつかありますが、その中でも、「あまり読まない(読み直さない)本」ばかりが入っているところがあります。

そこに、O・ヘンリーの「最後のひと葉」がありました。

いつ購入したのか思い出せないのですが、懐かしかったです。

O・ヘンリーの短編集は他にも持っています。嫌いでは無いです(笑)。

O・ヘンリーと言えば、いろいろな作品が国語や道徳、英語の教科書で取り上げられていた記憶があります。

「最後のひと葉」はもちろん、「二十年後」は英語の教科書に取り上げられていて、忘れられないですね~。この英語の授業も楽しかった覚えがあります。

人によって差があるかもしれませんが、教科書に自分が読んだ事がある作品が出ていると、何となく嬉しかったものです。

「O・ヘンリーは教科書でさんざん読まされたから、もういいよ!!」なんて人もいらっしゃるかもしれませんが、そういった学校の勉強から離れて自分で読み直してみると、意外に面白かったりもします。

ま、これは、私の個人的な意見になってしまいますが(笑)。

その逆のパターンもあります。

つまり、教科書で「自分が読んだ事の無い」作品が出てきて、そのお話の結末がどうしても気になって、本屋さんで探し出して(あるいは図書館で)読んでしまう…。

話がかなり脱線しましたが、O・ヘンリーの短編は、やはり「スッキリとした読みやすさ」があると思います。

ただ、このO・ヘンリーの短編、英語で味わったほうが良いとも言われていますね。

私は、数個しか読んだ事がありません(笑)。なので、今度は「英語で」書かれているものを丸々一冊読み直してみたいものです。その時は、本当の意味での「感想」をここに書いてみたいものですね(笑)。

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2007年6月11日 (月)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!196

最近は、仕事が忙しく、ブログの更新が疎かになっています。

毎日ここへ来て下さっている皆様、時々お立ち寄り頂く皆様、本当に申し訳ありません。今週は少し落ち着きそうなので、頑張って更新していきたいと思っています。よろしくお願いします。

娘は、最近、絵本以外の本にもかなり興味を持つようになってきました。

最近は、「小泉八雲」、そして、「江戸川乱歩」がお気に入りのようです。これも、遺伝の一つなのでしょうか…(笑)。

ただ、どちらもいわゆる「子供向け」なのですが…。

小泉八雲の「怪談 小泉八雲のこわーい話〈3〉幽霊滝の伝説・その他二編」を娘が先日読んでいました。

「幽霊滝の伝説」は、小泉八雲の作品の中でも、私のお気に入りの一つです。

この本を読む前に、娘に話して聞かせた事があります。

ま、子供向けなので、少々内容が違っている部分がありますが…。

あの、怖さは変わりませんね。娘も、「自分で読んでも怖い…」(当たり前でしょう! 笑)などと言っておりました。

この本には、他に、「忠五郎の話」(蟇=ひきがえるが出てくる話、と言えば、お分かりになる方がいらっしゃるかと思います)と、「果心居士」(掛け物を持ち歩き、人に見せて仏の教えを説く老人のお話)が収められています。

結構、夢中になって読んでいましたね。私と同じ種類の本を好きになってくれたのは、なんだか嬉しいです。

映画なんかもいいかもしれませんが、こういう「日本の怪談」を本で読む楽しさも味わってほしいです。

娘が小学校高学年くらいになったら、私の持っている小泉八雲の「怪談」(もうかなりボロボロの古い本ですが 笑)貸してあげようかな~なんて考えています。

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2007年6月 4日 (月)

久しぶりに…22

久しぶりに読んだ本、というわけではなく、「久しぶりに私の好きなジャンル」の本を取り上げてみました。

私の大好きなガルシア・マルケスの「わが悲しき娼婦たちの思い出」は、実は、川端康成の「眠れる美女」に想を得た作品だそうです。実際、この本の巻頭に、「眠れる美女」の一文が引用されています。

同じように、老人の恋について書かれているものですが、明らかに各々の国の文化や考え方の違いがはっきりと出ています。なので、両方を読み比べてみるのもいいかもしれませんね。

この本の書き出しは、90歳になる老人の、衝撃的な独白から始まります。思わず引いてしまうような、そんな言葉から始まりますが、何となく惹きつけられ、読み始めてしまいました…。

いわゆる「年寄り」の、ましてや男性の心理を理解するのは、私には到底不可能でしょうが、その断片を見ることはできたような気がします。

それにしても、やはり本当に強いのは女、なのでは無いでしょうか?

90歳の老人が恋をする、10代の少女、長年この老人に仕えてきた使用人の女性、そして、何よりも、娼家の女主人…。

娼家の女主人の強かさには、恐れ入ります。昔なじみの老人を気遣っているように見えて、実は、本当に考えているのは、「自分の利益」!?

私はそう感じたのですが、これは読む人によっては、解釈が変わるかもしれませんね。

あまり長いお話ではなく、一気に読めてしまうのですが、その分、もう一度読んでみたくなります。

表面上は、「老人の恋」がテーマなのかもしれませんが、他にもいろんな問題を読み取る事ができる本です。

なので、私自身、特に印象に残ったのが、次の言葉です。

「人は自分の内側から老いを感じるのではなくて、 外側にいる人たちがそう見なすだけの話よ」

娼家の女主人(実は、こちらもかなりの老人です)の言葉です。

この本は、後々の私に、どんな影響を及ぼすのでしょうか?

この本の主人公のように、「死」を前にしないと、悟る事のできない事がたくさんあるのでしょうか?

とは言え、決して「鬱」になるような本ではありません。

私の場合、この老人と同じように、「何か」が見えたような気がしました…。

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