子供を本好きにするには大人が楽しむ!189
以前も、ご紹介したことがある、「エロール・ル・カイン」が描いた絵本、「白猫」を見つけて読みました。
このお話は、17世紀末のフランスの女流作家、オーノワ夫人が書いたおとぎばなしが原作です。私も子供の頃、ワクワクしながら読んだものです。題名は「しろねこごてん」となっていたような記憶があります。
この原作をエロール・ル・カインが再話したものです。私が子供の頃に読んだ本(絵本ではありませんでした)とは少し違っていますし、絵本向けにお話が少々短くなっていますね。
でも、美しい絵と、おとぎばなしらしい、華麗な描写には思わず引きずり込まれます…。
ある国の3人の王子様(ありがちですね 笑)。王様は、この3人の息子のいずれか一人に位を譲ろうと、様々な難問を持ち出します。
その王様の要求に応えようと、旅に出る3人の王子様。期限は1年後。それぞれ、別の道を行くわけです。さて、王様の望みのものは見つかるのでしょうか?
もちろん、王様の難問はこれっきりじゃないですよ(笑)。一度で済むわけがないです。童話が好きな方はお分かりですよね?
お話の主人公となるのが、末の王子様。この王子様は不思議なお城を見つけます。其処に住んでいたのは、白猫を主とする猫たちだったのです…。
従来の童話やおとぎばなしと比べると、主人公はあまり苦労をしていないような気がします(笑)。とは言え、世間知らずの王子様にとっては、やはりこれが大変な苦労だった、と言う事になってしまうのでしょうか?
ありきたりのおとぎばなし、と言ってしまうとそれまでかもしれませんが、17世紀末、という華やかな時代がお話の中に映し出されていて、歴史を楽しむ事ができます。ありきたりのパターンのお話ですが、私の中では、素直なおとぎばなし!?の分類に入ります。
ま、本の評価や判断は人により異なりますが…(笑)、私はこの絵本が好きです。
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コメント
「『アンクル・トムの小屋』を読んではいけない!」
小学校の時に言われました!
色々と問題のある作品ですが、そこから自分なりの答えを導き出す事が、大切と思うのですが、「そんな事は、どうでも良い!小さな事でもっと大事な事を教えている!」のだそうです!
それは「ストー夫人」という表記が女性差別なのだそうです!
同様にキューリー夫人の研究も全否定するそうですが、それならラジウム温泉にも入る資格はないのでは?
夫婦で協力しあって一つの研究を成し遂げたのだから素晴らしいと思うのですが・・・
御伽噺の中では末の子が一番良い子とされていますね?
そして「王子様とお姫様はその後も幸せにくらしたとさ。めでたし、めでたし」で終わっているから結婚は、スタートでなくゴールだとずっと思っていました!
投稿: 鵺娘 | 2007年5月 7日 (月) 11時03分
こんばんは~!
猫という言葉に釣られましたw
この本は、なんとなく聞いた事があるような気がします。
末の王子がお姫様と結ばれて・・という部分を別の話と勘違いしているだけかもしれませんけど^^;
ここ一年ほどで一気にたくさんの本を読みましたから、
かなり記憶がこんがらがっております^^;
もやもやしたままでは気持ち悪いので、
とにかく読んでみたいと思いますw
>老後のプラン
その手がありましたかw
じゃあそれまで身体を大切にしておかないと、
目が悪くなったり痴呆が始まっていたりしたら大変です^^;
ここで塩分の登場w
俺も老後は読書・・といきたいところですけど、
考えてみたら独り者だったorz
ってことで死ぬまで働く事になりそうですw
>財産
知的財産っていう言葉もありますからね。
・・・ちょっと使い方が違う気もしますがw
この財産は、使っても使っても無くなりませんから、
どんどん増やしていきたいもんです^^
でもリーヴルさんは忙しい人ですからね。
体調にはお気をつけください^^
>ゲーム
結局あれからやってませんw
契約したままでずっと忘れていた「大航海時代」にふたたびハマってます^^;
そろそろ寂れているかと思っていたのですが、
いまだに熱覚めやらずたくさんの人達が遊んでました^^
実際に冒険をする度胸は無いので、
バーチャルの世界を航海して遊んでいますw
三国志も面白そうですけど、こちらもなかなかのモンですよ^^
投稿: はなび | 2007年5月 7日 (月) 23時11分
>鵺娘さん
>『アンクル・トムの小屋』
私自身、この本に関しては深い思いがありますので、
もう一度読み返してからこのブログで取り上げたいと思います。
それにしても、そういう人たちの発言は納得いかないですね。理解も
できませんし…。矛盾点も多いのではないでしょうか!!
>御伽噺の中では末の子が一番良い子とされていますね?
だからと言うわけではありませんが、私は「末っ子」に憧れていました!
決して実現はしませんけどね(笑)。一番上の子は、御伽噺だと、必ずと
言っていいほど、「性格が悪い、意地悪、人のものを平気で奪い取る!」
なんて事になっていますからね!
投稿: リーヴル | 2007年5月 9日 (水) 09時11分
>はなびさん
>猫という言葉に釣られましたw
(笑)。童話にネコが出てくると、何となく惹かれますね。
私は本当は犬の方が好きなのですが…。「物事を巧みに操る」のは、
やはり、ネコなのでしょうか…。人間が勝手に作ったイメージなのかも
しれませんが。
でも、このお話、知っている人は意外に多いような気がしますから、
はなびさんも一度は読まれたのかもしれませんね。
>老後のプラン
やっぱり、塩が大切ですね!目が悪くなったら困りますから!
そうなると、私には楽しみが無くなる!(笑)
>知的財産っていう言葉もありますからね。
そうですよね…。他の人から見て価値が無くても、自分にとっては…
というものも、知的財産になりますよね!!
>「大航海時代」
オンラインゲームって、意外に息が長いのかな?
そうですか…。まだ未だにハマって(?)いる方が…。
私も手を出したくなりました。
あ、でも、ハマるのが、少々怖かったりして(笑)。
投稿: リーヴル | 2007年5月 9日 (水) 09時18分