子供を本好きにするには大人が楽しむ!165
子供は、大人が考えもつかないことを想像する事がよくありますよね(空想、の方が良いのでしょうか 笑)。
でも、自分の子供の頃を思い出してみれば、やはり、いろんな事を想像してみたものです。特に、「存在するかどうか分からない、不思議なもの。見たことが無いもの。」に関して、空想することが多かったものです。
例えば、「おばけ」とか「妖精」とかー。そんな子供の空想の話を聞くのも、実はなかなか楽しいものです…。
「ののさんとかみさま」も、そんな想像力豊かな、「ののさん」という女の子のお話です。
ののさんは、「神様は絶対にいる!」と信じている女の子です。自分の住んでいる、団地の4階から、空を見上げて、いろんな事を想像しています。
「神様はいるの?確められたら良いのに…」
そう思ったののさんは、神様に手紙を書くことにします。
「かみさま、ここになんでもいいから かいてください」
というものです。そして、空にいる神様に、この手紙がよく見えるように工夫して、えんぴつと一緒に畳の部屋に置くのですー。
その後の、ののさんの気持ち、いろんな思い付き、行動が子供らしくて可愛いです。
「神様が字を書きづらくないか?」、「私が気にしていたら、神様が来られないのでは?」、「神様が字を間違えたら!」、「神様は日本語が読めない!?」(笑)などなど。子供なりに一生懸命考えています。
さて、神様は現れるのでしょうか?そして、ののさんは、「神様がいるかどうか?」という疑問を解くことができたのでしょうか?
子供の空想から始まり、その空想を元にお話が進んでいくわけですが、現実の世界から遠ざかってしまうような展開ではありません。もちろん、ののさんの空想は、子供らしくて、夢がありますよ(笑)。
だから、読んでいる子供はワクワクするでしょうね。「神様が、どういう行動を取るか」、きっと、読みながら想像するでしょうから。
大人も、「どういう展開をみせるか?」興味を持てるのではないかと思います。登場人物の少ないですし、かなりシンプルなお話ですけれどね。
優しくて柔らかい絵も、このお話によくあっています。こういうパターンの「空想のお話」も、子供の想像力を書きたて、膨らませる、良い本だと思います。
*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
昨日の句、元は
何時かまた 出会える君や 天の川
でした。銀河鉄道の「君達の神様って嘘の神様だよ!」の部分をイメージして作ったのですが、お花畑でも良いですね?
神様は 何処にいるのと 問うたらば
頭と胸を 撫でし祖母かな
これは、今出来ました!
昔の唄を知りませんか?
♪誰もいないと思っていても何所かで何所かでエンゼルは
ちゃんとちゃんとちゃちゃんと ながめてる ♪
投稿: 鵺娘 | 2007年1月23日 (火) 15時27分
こんばんは~!
神様ですか~・・。
実家はお稲荷さんを祀っていて、毎月一度、夜中に伏見稲荷までお参りにつき合わされました。
物心が付いた頃から中学生までず~っと。
だから昔は「神様はいる!」と思っていたのですが、いつ頃からか、神様はいないと思うようになりました。
お祖母ちゃんが事故死してからかな?
それからは、神様というのは「存在」するものではなく、心の拠り所なのではないかと思うようになりました。
鵺娘さんの幼少期もそうですが、世の中を見渡せば、神も仏も無いとしかいいようのない事件ばかりです。
俺はもう信じる心をほとんど無くしてしまいましたが、自分の行いを見守る存在として信じ続ける事は大切な事なのではないかと思います。
なので、神様ではないのですが、「お天道様に顔向け出来ないようなことをするな!」という教えは大好きです。
かなり話が逸れましたw
>宮沢賢治
心が痛々しい感じに、実は共感を覚えたりもするわけですけどねw
>卵醤
戦時中に徴兵逃れに醤油を飲んだなんていう話も聞きますからね。
でもそこまで大量に飲むわけではないですから^^;
卵の殻半分を満たすぐらいの量って、意外と知れてますよ?
始めの一歩さえ踏み出せば、素晴しい世界が待っていると思ってw
昨日も卵醤を飲んだのですが、握力はさらに上がり、8キロ差にまでなりました。
思うように力が入る状態をぜひ経験してみてください^^
ただ、俺もそうなのですが、日常的に体に悪い物を摂取しながらですので、体質がしっかりと改善されるという所まではなかなか・・だと思います^^;
>添付ファイル
もう鵺娘さんとメールの交換はされておられます?
人を使って悪いのですが、鵺娘さんにお願いすると話が早いのですが^^;
なにせ俺はスキャナーも持っていませんからw
デジカメで撮影しても読めませんよね?^^;
投稿: はなび | 2007年1月23日 (火) 20時36分
>鵺娘さん
>昨日の句、元は
>何時かまた 出会える君や 天の川
「お花畑」だと、鵺娘さんの思い出や空想が、
目の前に広がったので、すてきだな~なんて思ったのです。
本日のお祖母様の句も良いですね。小さい頃の鵺娘さんと
優しいお祖母様の姿が浮かびます。
>昔の唄を知りませんか?
覚えています。確かエン○○パイのCMですよね?
投稿: リーヴル | 2007年1月24日 (水) 09時30分
>はなびさん
>実家はお稲荷さんを祀っていて、毎月一度、
夜中に伏見稲荷までお参りにつき合わされました。
それはまた…。大変そうですね。私の実家にはそういうものは
ないので…。
>神様というのは「存在」するものではなく、心の拠り所なのでは
ないかと思うようになりました。
私も、今はそう思うようになりました。でも、子供はそのあたりが
なかなか理解できないようです。私もそうでしたし…。
>「お天道様に顔向け出来ないようなことをするな!」
そうですよね。鵺娘さんが出会ったものは一体…。
私も親に似たようなことを言われました。
「お天道様はいつも見ているのよ!!」
>卵醤
夕べ、卵を使ったので、チャレンジ…。
初めてだけにちょっときつかった~~。
でも、慣れですよね(笑)。
>もう鵺娘さんとメールの交換はされておられます?
鵺娘さんが落ち着かれたら、そうするつもりです。
なので、添付ファイルの話は後日、ですね。
投稿: リーヴル | 2007年1月24日 (水) 09時36分