久しぶりに…14
体調を崩してしまい、お休みが続いてしまいました…。申し訳ありません!!
久しぶりに、ギリシャ神話関連の本を年末に読みました。
ギリシャ神話、と言うと、「イリアス」、「オデュッセイア」ですよね。でも、ギリシャ神話に登場する神々は人間に近い表現がされていて興味深く、面白く、個々の話を切り取った本がたくさん出ていますので、誰でも、何かしら読んだ記憶があるはずです。
現に、私の通っていた高校の英語の教科書にも取り上げられていました(笑)。
今回は、私の好きな「ローズマリ・サトクリフ」の手による、「トロイアの黒い船団―サトクリフ・オリジナル〈4〉」を読みました。
題名から想像がつくと思いますが、あの「トロイア戦争」をとりあげたものです。
「トロイア戦争」は「イリアス」に書かれているですが、この「イリアス」には、「トロイア戦争」の発端や結末は書かれていません。ギリシャがトロイアを攻撃して10年目に入った時の事を中心としています。
「イリアス」は好きなのですが、少々、「とっつきにくい」という印象もー。
なので、「トロイア戦争」について、知りたい場合、この「トロイアの黒い船団」は、良い入門書になると思います。「トロイア戦争」の発端から結末まで分かりやすく、コンパクトに書かれていますので。
コンパクトに書かれてはいますが、見せ場は良い感じで描写されています。へクトル、アキレウス、パリス、メネラウス…。それぞれの戦いの場面、そして死…。
神々に操られたとは言え、パリスの身勝手さには、少々腹が立ちます(私の個人的意見ですが)し、犠牲になった女性たちの悲しさも感じます。
戦争の発端となった、ヘレネの場合はーあまり同情できませんね。今で言う、「浮気者」の部分があったからなのだと感じています。
ギリシャ神話の上級者には物足りないかもしれませんが、アラン・リーのカラーイラストが美しく、それを見るだけでも楽しいです。
それにしても、戦争の原因を作った、三人の女神(ヘラ、アテナ、アフロディテ、この三人だけが悪いとは言いませんが 笑)の争いが、怖い(笑)。女の争いは、いつの世も…(爆)。
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コメント
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%AE%E9%9D%A2%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BCX
↑これに出て来る怪人が、皆希臘神話がモチーフになっていますが、種が尽きたというより子供達には、あまり受けなかった様です!
私が、最初に希臘神話を知ったのは「009」
↓ しかしこんな秘密まであったとは!!
http://homepage2.nifty.com/weisz/etymology.html
紅葉散る 神の嫌いし 紅き髪
洋の東西を問わずに神様は、嫉妬深いですね?
「エーゲー海に捧ぐ」の女優と眉と唇が、似ていると言われたので希臘まで行きました!
投稿: 鵺娘 | 2007年1月15日 (月) 13時26分
>鵺娘さん
私は、なぜか、ギリシャが大好きで…。子供の頃から、「絶対に行く!!!!」
と決めていました。
で、本当に行きました。
でも、一度じゃ足りませんね~(笑)。後、2、3回は行きたいものです。
>神話モチーフの怪人たち
私は、このテレビを見た記憶がないのですよ。
子供には受けなかった…。でも、私は、見たい気がする…。
009と言い、希臘神話はいろんなところに出ていますよね(笑)。
投稿: リーヴル | 2007年1月16日 (火) 08時54分