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2007年1月31日 (水)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!169

怖い話が好きな子供は、意外に多いようです。私の子供も、ご多分にもれず、です(笑)。私ももちろん、好きなのですが(爆)。親の影響!?

なので、「日本のこわい話」を見つけた娘は、「面白そう!読みたい!!」と、すぐに手にとっておりました(笑)。成長するにつれ、更に「怖いお話」が好きになりそうな気がします…。

私も読んでみたのですが、昔からよくあるタイプの、「安心できる文章」で、なかなか面白かったです。いろんな地方の(北は北海道、南は鹿児島まで)いろんな民話・伝説の中から集めたもので、「あれ?このお話はどこかで…」というものもいくつかありました。

出てくる動物によっては、「これは大陸から伝わったお話が、地方でこういう変化をした?!」と思われるものもありましたし、歴史上、有名なお話に絡んだものもありました。気になった事は、後で調べてみるのも楽しいですよね♪

懐かしく感じましたし、読みやすい文章も良かったです。「思い出さがし」みたいな感覚でしたし(笑)。18話収められていて、ボリュームもなかなかのものでした。

最近書かれた、「こわい話」(いわゆる、ホラーなど)というのも良いのでしょうが、やはり、
親が子供の頃に慣れ親しんだ、古くから伝わる民話・伝説を子供と一緒に楽しむというのも良いものです。

結構バラエティに富んでいて、甲乙つけ難いものはあるのですが、私のお気に入りは、「白鷺城の怪」(白鷺城は、姫路城の別の名前 「怪談」といった感じがするお話です)と、きつねに仕返しをされてしまう臆病者のお話の「おはぐろぎつね」、そして、こわいはずなのに、何となくユーモラスで優しさを感じる(何が?と聞かれると、内容が分かってしまうので、この程度の説明で 笑)「一つ目の神様」です。

「日本のこわい話」というタイトルですし、確かに、他の昔話と比べて「怖い」お話が集められた本なのでしょうが、思わず笑ってしまうものもありますし、悲しくなってしまうものもあります。

やっぱり、こういう民話・伝説というのは、良いですね!

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2007年1月30日 (火)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!168

虫歯になって歯医者さんで治療をするのは、大人でも辛いようですね。大人でも、「歯医者さんは苦手…」なんて、仰る方をたくさん知っています。ま、でも、最近は虫歯の方はかなり少なくなった、と聞いています。

こんな事を書いている私は、実は、「歯医者とは無縁」の人間です。この年まで、虫歯にならなかった、幸運な(?)人間です。子供の頃、「フッ素」を塗りに歯医者さんへ行ったことがありますが、「あなたは虫歯になる可能性が限りなく低い歯」だと言われました(笑)。

そんな私が、「虫歯になってしまって、歯医者さんを怖がる」子供の話を書いた、「にんじんぎらいのうさこさん」のことを書いても説得力が無いかもしれません(笑)。

題名のうさこさんが主人公のように思えますが、「体が大きく、怖そうに見えてしまう」心優しい、寂しがり屋のクマノ先生(ご想像の通り、クマさん、です)の方が、主人公!?と感じてしまう物語です。

クマノ先生の歯医者さんは、その見た目の誤解から、患者さんがなかなかやってきません。特に、子供は怖がってしまって、寄り付かないのです…。

でも、クマノ先生は本当は優しくて寂しがりや。「みんなの虫歯を治してあげたい!」と思っていますし、「治療に来た患者さんと楽しくお話をしたい!」なんて考えていたりもします。そこで、患者さんが自分のところへ来てくれるように、あれこれ、やってみるのですが、うまくいきません。

そんなある日、「うさぎなのに、にんじんが大嫌いで、チョコレートばかり食べて、虫歯になってしまったうさこさん」の事を偶然知ります。

何とかうさこさんに来て欲しいクマノ先生は、あれこれ工夫をするのですが…。

子供のわがまま、子供っぽい恐怖心がテーマの本だとは思うのですが、もう一つは、「勝手に作り上げた先入観が、どれだけ人(ここでは動物ですが)を傷つけ、寂しい思いをさせるか」という事についても書かれている本だと言えると思います。

この本だと、子供でも理解できるようですね。子供の本だけに、子供に分かりやすい表現を使っていますから。

「甘いものばかり食べたら、虫歯になっちゃう!」とか「好き嫌いはダメだよね」とか言っていましたが、やっぱり、こうも言っていました。

「クマノ先生、かわいそうだよね。本当は優しいのに…。体が大きなクマだからって、怖いとは限らないのにね…。」

実際の対人関係でも、こういう気持ちは持っていて欲しいものです…。

ちなみに、「私の血が濃い!!」と言われている娘も、「虫歯知らず」です(笑)。

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2007年1月29日 (月)

久しぶりに…16

妖精ー子供の頃から、「存在するのなら、見てみたい!」そう思ったものの一つです。何となく「魅力的で、神秘的なもの」だと、ずっと思っていました。「いつか、会えないかな~。私の目の前に現れないかな~」なんて…。

いろんな童話がありますし、いかにも、「妖精は存在する!!」と思わせるような本なんかもありましたし…。

ま、現実はどうであれ、こういう「空想上の生き物」に関する本というのは、楽しいものです。

妖精が好きな方や妖精に関する本を読まれた方は、「ゴブリン」という名前を一度はお聞きになったことがあるかと思います。

一般に、ゴブリンは、「いたずら好きで、邪悪」と言われることが多いようです。でも、なぜか、憎めないー妖精にはこういうキャラクターが多いのではないでしょうか?(とは言え、私は妖精に関して、さほど詳しくはありません 笑)。

こんな、いたずら好きな精霊ゴブリンの仲間たちを集めた本が、「いたずら妖精ゴブリンの仲間たち 」です。

何といっても、絵が素敵!スケッチ風の荒いタッチで簡単に色が塗ってあるだけなのですが、ゴブリンの各々の特徴が分かりやすく表現されていて、文章を読まなくても、絵だけでも十分、楽しめます♪

この本の絵は、妖精絵画の巨匠と言われている、フラウドさんによるものです。

でも、文章自体も、もの凄くユーモラス!ゴブリンの性格や逸話が書かれていて、楽しいです。ゴブリン界(!?)の歴史みたいなものの書かれています。

結論としては、「ゴブリンはみんな一筋縄ではいかない!?」です。「いい妖精なのか、悪い妖精なのか」判断がつかないのです(笑)。でも、人間も同じだったりしてー。

妖精好き、ファンタジー好きのお子さんが、絵を眺めるだけでも楽しめるのでは!?大人向けの本なので、お子さん一人では読めません(漢字に振り仮名がついていません 笑)。

なので、興味が沸いた妖精の逸話を、「読んで!!」なんてお子さんがお願いするのも、良いのではないでしょうか?

私の子供がそうでしたから(笑)。

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2007年1月25日 (木)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!167

子供に、してはならない事、危ない事などを教える絵本はたくさんありますよね。その中でも、ユニーク、と言うか、分かりやすくて楽しいのが、「あぶないよ!」です。

題名の通り、小さな子供に「こんな事をすると、危ないよ!」と教えてあげる絵本です。ベルギーのご夫婦によるもので、文章は夫のフランチェスコ・ピトーが、絵は妻のベルナデット・ジェルベが担当しています。このお二人で、たくさん絵本を出されているようです。

小さな子供が分かりやすい、単純な可愛い絵ですし、文章も簡潔。就学前の字を読めるお子さんでも、十分一人で読めます。

表紙は、ドラム式の洗濯機(最近、日本の家庭にも増えてきましたよね)を描き、窓の部分が丸く穴が開いています。そこから、洗濯機に隠れた子供が覗いています(もちろん、これも危ないよ!と本文中に書かれています。 笑)。

「こんな事をするのは…」という文章の後、見開きの隣のページに、ひらがなの太字で大きく、「あぶないよ!」と書かれています。この繰り返しですね。そうです、子供の好む「繰り返し」が使われています。

危ないことを教える絵本ですが、楽しく読める絵本です。絵本の最後には、「楽しいことは多いけど、危ないこともいっぱいある!」と書かれています。確かにそうですね(笑)。

後は、この絵本を読んだ親も気をつけなければいけませんよね…。

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2007年1月24日 (水)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!166

昨日が「かみさま」がテーマの本だったからだというわけではありませんが(笑)、本日は、「悪魔」がテーマの本を…。

地獄の悪魔アスモデウス」です。地獄が描かれているはずなのに、なんとなく暖かくユーモラスに感じる絵と、題名に惹かれて読んでみました。

題名の通り、アスモデウスは地獄の悪魔。地獄の支配者の息子ですが、悪魔らしからぬ性格です。

いとこたちや兄弟たちをいじめたりしない、暴れたことも無い、おこりんぼうでもない、お行儀も良い、なので、地獄では褒められた性格ではありません(笑)。

「こんな性格では、りっぱな(?)悪魔になれない…」と心配したパパは、「地上の人間を騙して、夜中の12時までに魂を一つ地獄に持ち帰る」よう命令します。

途方にくれるアスモデウス。地上は、とても怖いと聞いていたからです。

でも、命令に逆らえるわけは無くて…。

地上で、いろんな生き物や人間に出会ったアスモデウス。パパの言うとおり、魂を奪うよう努力をするのですが(好きなものをあげるから、魂をちょうだい!とお願いするのです。笑)、失敗ばかり。逆に、人間の子供に苛められてしまいます(地上も悪魔の社会と変わりませんね)。

諦めかけた時、「魂をあげる!」という人が!それは…。

アスモデウスは、人間に生まれていれば、おそらく、「優しくて良い子」だと褒められたのでしょう。素直で一生懸命。「パパを喜ばせたい!」と健気に頑張る。でも、不器用。とてもかわいいです。

あらすじからも想像できるように何となくユーモラスなお話なのですが、人間社会を鋭く風刺しているように感じます。実は、冷たくて意地悪なのは、人間では?

アスモデウスの優しさ、アスモデウスが出会った、本当に優しい人たち…。意外に掟に忠実で、優しさが感じられる悪魔たち…。

地獄の支配者であるアスモデウスのパパがとっても良いです。冷酷無比な悪魔のはずなのに(?)、妙なところが優しくて、律儀で…。私は好きです(笑)。

とっても楽しめる内容でしたが、この本は、考えさせられることも多いです。大人も子供も、です。

スウェーデンのウルフ・スタルクという作家によるお話ですが、人気作家のようです。絵もユーモラスでストーリーによくあっています。

「読み直したい本」の1冊になりました…。

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2007年1月23日 (火)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!165

子供は、大人が考えもつかないことを想像する事がよくありますよね(空想、の方が良いのでしょうか 笑)。

でも、自分の子供の頃を思い出してみれば、やはり、いろんな事を想像してみたものです。特に、「存在するかどうか分からない、不思議なもの。見たことが無いもの。」に関して、空想することが多かったものです。

例えば、「おばけ」とか「妖精」とかー。そんな子供の空想の話を聞くのも、実はなかなか楽しいものです…。

ののさんとかみさま」も、そんな想像力豊かな、「ののさん」という女の子のお話です。

ののさんは、「神様は絶対にいる!」と信じている女の子です。自分の住んでいる、団地の4階から、空を見上げて、いろんな事を想像しています。

「神様はいるの?確められたら良いのに…」

そう思ったののさんは、神様に手紙を書くことにします。

「かみさま、ここになんでもいいから かいてください」

というものです。そして、空にいる神様に、この手紙がよく見えるように工夫して、えんぴつと一緒に畳の部屋に置くのですー。

その後の、ののさんの気持ち、いろんな思い付き、行動が子供らしくて可愛いです。

「神様が字を書きづらくないか?」、「私が気にしていたら、神様が来られないのでは?」、「神様が字を間違えたら!」、「神様は日本語が読めない!?」(笑)などなど。子供なりに一生懸命考えています。

さて、神様は現れるのでしょうか?そして、ののさんは、「神様がいるかどうか?」という疑問を解くことができたのでしょうか?

子供の空想から始まり、その空想を元にお話が進んでいくわけですが、現実の世界から遠ざかってしまうような展開ではありません。もちろん、ののさんの空想は、子供らしくて、夢がありますよ(笑)。

だから、読んでいる子供はワクワクするでしょうね。「神様が、どういう行動を取るか」、きっと、読みながら想像するでしょうから。

大人も、「どういう展開をみせるか?」興味を持てるのではないかと思います。登場人物の少ないですし、かなりシンプルなお話ですけれどね。

優しくて柔らかい絵も、このお話によくあっています。こういうパターンの「空想のお話」も、子供の想像力を書きたて、膨らませる、良い本だと思います。

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2007年1月22日 (月)

久しぶりに…15

本当に久しぶりに、宮沢賢治の、「ガドルフの百合」を読みました。

本当に短いですし、使われている言葉も比較的ぶっきらぼうだと思いますが、解釈が難しいお話の一つだと思います。私の場合、この本を読む前に、宮沢賢治の伝記等、いくつか読んでいたのですが、そこから推測するしかありませんでした…。

ガドルフという青年が旅をしている様子から始まりますが、この冒頭の場面で、何となく、ガドルフの「激しいようで冷めた性格」が感じられます。

途中で雨が降り出し、洋館に立ち寄り、いろんなものを目にするのですが…。

ここに出てくるものが、「宮沢賢治」自身の過去の経験を書き出しているようです。あまり詳しく書くと、この本の内容が分かりすぎてしまうので、簡単に…。

まず、ガドルフが雨に遭い、飛び込んだ洋館。ガドルフ自身が「避病院?」と感じていますが、これは、賢治自身が若い頃に病気を患い、病院に入院していた際の事に関連しているのでは?と思われます。

そして、何より、強烈な印象の「白い百合」。これは、賢治がその病院で好きになった女性を表しているようです。この百合に対するガドルフの感情も、「恋している」と書かれています。だから、ガドルフは賢治自身を指すのでしょうね。

ただ、ご存知の方も多いと思いますが、宮沢賢治は生涯独身を通しました。この恋の破局と、白い百合の運命。賢治のこの恋に対する苦く、苦しい感情が、この百合で強烈に表現されています。

このお話は不思議な展開を見せますが、これも賢治のこの先の人生や考え方と合致しているように感じられてなりません。

私の場合、屁理屈を覚えた(笑)高校生の頃にこの本を読んだわけですが、もっと小さい頃に読んだら、どう感じたのでしょうか?

単に、「意味不明??」のお話だと感じ、忘れてしまったのでしょうか。それとも、「意味はよく分からないけれど、夢か現実なのか分からない、不思議なお話」として、記憶にとどめていたのでしょうか?今となっては、確かめようがありませんが…。

やはり、屁理屈を覚える前に、真っ直ぐに物事を解釈できるうちに、「一度は読んでおいたほうが良い本」というのは多いのでしょう。これも、その一つかな?

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2007年1月18日 (木)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!164

子供の目から「面白そう!」と思って選んだ本は、意外に、大人が読んでも面白いものです。最近、私はそう気がつきました。あなどれませんね~(笑)。

でも、「人(自分の子供 笑)が選んだ本を読む楽しみ」というのが、新しく増えたー。なかなか良いものです。

やまんばあさん海へ行く」も子供が選んできた本です。今の子供が好む本の典型的なタイプなのでしょうか?そのあたりは、よく分かりませんが…。

ここに出てくる「やまんばあさん」は何と二百九十六歳!でも、とても元気で、力持ちで、毎日山の中を駆け回って生活しています。天真爛漫、好奇心旺盛、なおかつ、気まぐれ!?

一人暮らしのようですね。でも、このやまんばあさん、最近問題になっている、「お年寄りの孤独な一人暮らし」とは無縁のようです。

天気が良いと遠出をして、山の動物たちと遊んだり、いろんなものを発見したりー。自然の中で自由気ままに暮らす、そんなやまんばあさんが逞しくて、楽しそうで、うらやましくなります。

やまんばあさんが好きなのは、風の強い日。それは、昔(やまんばあさんが百四十五、六歳の頃!)、初めて海を訪れてからだと言うのですー。

初めて海を見たやまんばあさん。まるで子供のように、好奇心の赴くままに、海の中を自由に泳ぎまわります。何という逞しさ!今の子供は、どうでしょう?好奇心の赴くままに、自然を駆け巡る機会なんてあるでしょうか?

たとえ、そんな機会があったとしても、親が「危ないから止めなさい!!」なんて、邪魔をするケースが多いのかも…。

その海で、小船に乗った猟師たちと出会うのですがー。ここで起こる事件に、やまんばあさんが、「風の強い日が好きになる理由」が隠されているのです。

おばあさんのお話ではありますが、私は、ノビノビした、昔の子供たちを連想させるお話だと思います。ま、純粋に、「実際にありえない」、「空想のお話」ではありますがー。でも、こういう夢があって、笑いのあるお話と言うのは、いくつになっても楽しめるものだと私は思っています。

他には、やまんばあさんが学校へ行くお話、クリスマスのお話と全部で3篇のお話が納められています。私は、この海のお話が一番好きです(笑)。

この「やまんばあさん」、他にも何冊かあるようです。私は、このシリーズに接したのは、この本が初めてですが…。今度、他のものも探してみようかな?なんて思っています。

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2007年1月16日 (火)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!163

子供が生まれる前は、自分の健康には無頓着でした。

少々、調子が悪くてもそのまま放置(笑)。風邪くらいで病院へ行く事は、本当に少なかったです。

それでは、あまり病気にならなかったのと言うとそうではなく、ハードな仕事のおかげで、いろんな病気になりました。で、お医者様からお説教(笑)。この繰り返しが私の独身時代でした。

今は、なるべく気をつけるようにしています。子供がいますから。「倒れるわけにはいかない!!」 いつもそう思っています。

おかあさんのパジャマ」を読んだ時、改めて、「病気になるわけにはいかない!入院するような事になってはならない!!」と思いました。

おかあさんが入院することになってしまった、小学1年生のさつき。初めての寂しい経験に、とまどっています。

そんな小さな女の子の心の中や、お母さんが突然いなくなってしまった日常を丁寧に書いてあります。寂しくてどうしていいか分からなくて、酷いことを言ってしまったり、何気ないことで悲しくなって泣いてしまったり。

小学1年生の子供の心の中は、大人が思っている以上に複雑なようですし、いろんな事を考えているーそう感じさせられる内容です。

さつきの心の中を思うと、正直、グッときますね。それに伴う、さつきの子供らしい行動も、涙がでてきそうです。

「自分の子供をこんな目に遭わせたくない!」なんて思ってしまいます。「過保護」という見方もあるかもしれませんが、まだまだ、小さいうちは、こういう寂しい思いは、させたくないです…。

今は、子供がいるので、親の目線からこの本を読んだのですが、子供の目線からだとどうでしょう?「お母さんが突然、いなくなったら!どうしよう!?」なんて考えるのでしょうか。

不思議なことに、一度は子供だったはずの私が、この本では、子供の気持ちになれないのです。私自身に、こういう経験がないから?一度、親になってしまったから??

印象に残る本であると同時に、「子供に気持ちには、もうなれないの??」なんて思ってしまいました…。

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2007年1月15日 (月)

久しぶりに…14

体調を崩してしまい、お休みが続いてしまいました…。申し訳ありません!!

久しぶりに、ギリシャ神話関連の本を年末に読みました。

ギリシャ神話、と言うと、「イリアス」、「オデュッセイア」ですよね。でも、ギリシャ神話に登場する神々は人間に近い表現がされていて興味深く、面白く、個々の話を切り取った本がたくさん出ていますので、誰でも、何かしら読んだ記憶があるはずです。

現に、私の通っていた高校の英語の教科書にも取り上げられていました(笑)。

今回は、私の好きな「ローズマリ・サトクリフ」の手による、「トロイアの黒い船団―サトクリフ・オリジナル〈4〉」を読みました。

題名から想像がつくと思いますが、あの「トロイア戦争」をとりあげたものです。

「トロイア戦争」は「イリアス」に書かれているですが、この「イリアス」には、「トロイア戦争」の発端や結末は書かれていません。ギリシャがトロイアを攻撃して10年目に入った時の事を中心としています。

「イリアス」は好きなのですが、少々、「とっつきにくい」という印象もー。

なので、「トロイア戦争」について、知りたい場合、この「トロイアの黒い船団」は、良い入門書になると思います。「トロイア戦争」の発端から結末まで分かりやすく、コンパクトに書かれていますので。

コンパクトに書かれてはいますが、見せ場は良い感じで描写されています。へクトル、アキレウス、パリス、メネラウス…。それぞれの戦いの場面、そして死…。

神々に操られたとは言え、パリスの身勝手さには、少々腹が立ちます(私の個人的意見ですが)し、犠牲になった女性たちの悲しさも感じます。

戦争の発端となった、ヘレネの場合はーあまり同情できませんね。今で言う、「浮気者」の部分があったからなのだと感じています。

ギリシャ神話の上級者には物足りないかもしれませんが、アラン・リーのカラーイラストが美しく、それを見るだけでも楽しいです。

それにしても、戦争の原因を作った、三人の女神(ヘラ、アテナ、アフロディテ、この三人だけが悪いとは言いませんが 笑)の争いが、怖い(笑)。女の争いは、いつの世も…(爆)。

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2007年1月 9日 (火)

久しぶりに…13

年末に最後の記事を書いてから、かなり経ってしまいましたね。申し訳ありません。

家を空けておりましたし、子供も冬休みでしたので、なかなかブログ更新、とはいきませんでした(笑)。本を読む時間は少しはあったのですが、意外に忙しく、思ったほどは読めませんでした(泣)。

で、今回は、そんな年末・年始に読んだ本の中から、18世紀のヨーロッパを舞台に書かれた、奇妙な小説についてー。

サラマンダー―無限の書」です。

ロンドンの印刷工フラッドは、スロヴァキアの伯爵オストロフから、「始まりも終わりもない無限に続く本」を作るよう、依頼されます。

この「無限の本」が、キーワードではあるのですが、難解で解けない謎でもあります(少なくとも、私には 笑)。

この本の製作に関わったために、印刷工フラッドは、数奇な運命を辿っていきます。

書物の歴史、物語の役割を探っていく壮大な幻想小説なのですが、「断片をつなぎあわせていくような」独特の内容です。

そして、何より奇妙なのが、この書物の作成を依頼した、伯爵オストロフのスロヴァキアの城!!家具やベッドが、迷宮のように複雑な通路をたえず移動し、自動人形が動く、とんでもない城です。こんな仕掛けの城を作ったのには、それなりに理由があるのですが…。

物語の前半は、このスロヴァキアの城が舞台となります。

途方もない難題に取り組むこととなったフラッドですが、彼は、伯爵の娘イレーナと恋に落ちてしまいます。が、この事実を知った伯爵は怒り狂い、フラッドは地下室に幽閉されてしまうのです。そして、11年の月日が流れるのですがー。

物語の後半部分は、限られた空間が舞台となった前半と違い、ベネチア、アレキサンドリア、広東、そしてロンドンと、世界をまたにかけて目まぐるしく移動していきます。

「魔法の活字」「泣きインク」といった無限の書の材料を求めるためなのですが、私自身は、この後半部分が好きです。そして、この後半部分には意外な人物も登場しますし、フラッドの真の(?)敵も正体を現します。

はっきり言って、複雑な展開を見せる、そして、何も考えないで読んでいると、訳が分からなる物語です(笑)。

「無限の書」という副題がついていますが…。

無限、という表現も良いのでしょうが、私の場合、何か迷路に迷い込んだような不思議な錯覚に襲われました。

読みすすめている、それなのに、迷ってしまって、後戻りして読み直してしてしまう…。
何と表現すれば良いのでしょう…。奇妙な、不思議な、それでいて完全に理解できたとは
思えない、そんな本でした。

おそらく、好き嫌いの分かれる類の本でしょう。私の場合…それさえも、まだ分かっていません(笑)。

でも、「読み直してみたい」という気持ちが芽生える、と言う事は、好きだと解釈しても良いのでしょうか?

ただ、ストレートに「人に薦めるべき」本では無いようです(笑)。

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