子供を本好きにするには大人が楽しむ!162
今日はクリスマスですね。
雪が積もっている地域もあれば、「雪なんてまだまだ…」なんて地域もあるかと思います。ちなみに、私の住んでいる地域が、「ホワイトクリスマス」になる事は、まず無いのですが…。
私の場合、寒いのはあまり好きではありませんし、雪が降ると、「寒~~い!!」なんて感じてしまうだけなのですが、そんな雪に魅せられ、雪の結晶の写真を撮り続ける事に生涯を捧げた方のお話が、「雪の写真家ベントレー」です。
子供の頃から、雪に対して人一倍、興味と愛着をもっていた、ベントレーさん。子供の頃から雪を観察し、天候に関する記録を取り、水分についての様々な実験を行います。
まだ少年だったベントレーは、母親から古い顕微鏡を譲り受けて観察するうちに、雪の結晶には、同じものが無いことに気がつきます。
雪だけに、あっと言う間に消えてしまう…。でも、この美しい形を他の人にも見せてあげたい…。ベントレーは、そう考えるようになります。そんなある日、顕微鏡つきのカメラがある事を知るのです…。
顕微鏡つきのカメラはとても高額。でも、両親は、ベントレーの願いをかなえてあげたいと、大変なのを承知で購入してあげます。ここから、ベントレーの「雪の写真家」としての人生が始まるのですー。
純粋に、自分の大好きなものを追い求め、努力し続けるベントレー。そんなベントレーを暖かく見守り、できる限り、力を貸してあげようとする両親ー。
自分の大好きなものに、ここまで夢中になれる、というのも限りなく羨ましい事ですが、何よりも、自分を理解し、見守ってくれる家族がいるーこのベントレーという人は、本当に幸せだったのではないかと思います。
初めは、ベントレーの研究をや写真を認めようとしなかった周囲も、次第に彼の熱意と純粋さ、そして、その内容の素晴らしさに心を打たれ、認めていくようになるー。本当に素敵なことですし、実際にはなかなか無い事だと思います。
ベントレーが、「いかにして美しい雪の結晶の写真を作り上げていくことができるようになったのか」、というのが、この絵本のメインテーマではあるのでしょうが、家族の愛情も大切なテーマだと思います。
この暖かい内容に合った、版画の絵もとても素敵です。
ベントレーさんの美しい雪の結晶の写真集は、今も世界中の人に愛され、大切にされています。
実は、私も購入を考えています(笑)。雪の結晶の美しさだけでなく、ベントレーさんに惹かれて…。
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コメント
六ッの花 永遠(とわ)にあの日は 帰らざり
小学校1年の頃、天気の良い日は青い字で外、悪い時は赤い字で内という文字が校舎の壁に貼り出されました!
外で遊ぶか、室内で遊ぶかは、それによって決められました!
その日、校舎の壁には青い字が、浮んでいました!
そのウチに雪が、降って来ました!
私達は、雪うさぎを作ったり、雪を食べたりして大はしゃぎでした!
K君と言う子が、家に帰りかき氷にかけるシロップを持って来ました!
あんな美味しいモノは、その後も食べていません!
校長先生が出て来て私達は、叱られました!
いつのまにか校舎の表示は青から赤に変わっていました!
学級委員が「最初から内と書いてあったのに遊びに出かけて行った!」と報告したのです!
「こんなモノを学校に持って来ては、駄目よ!」
シロップの瓶もコンクリートに叩きつけられて割られました!
それから3年もすると私は家事やアルバイトで外で遊ぶ事なんて許されなくなりました!
まだ子供だったのに!
あの時の友達のウチ、二人は亡くなり、一人とはもう会いたくありません!
K君の親友だったP君はお墓にシロップを供えてあげるそうです!
六ッの花とは、俳句で雪の事です!
投稿: 鵺娘 | 2006年12月25日 (月) 16時21分
メリークリスマス!
今日もお疲れ様です。
これまた興味深い本ですね。
雪を身近に感じながら育ったのですが、それを撮影しようという考えは全く浮かばなかったです。
何かを成し遂げる人は、見ている所が人とは違いますね。
絵本も面白そうですが、写真集ですか・・・・欲しいw
今でさえこのままのペースなら読み終わるのに3年ぐらいかかるであろうという量の本があるのに^^;
そういえば、今実家にいるちびっこい犬は雪が大好きで、ブルブル震えながら雪を食べ続けますw
よくあれでお腹を壊さないものだと感心します・・・・感心していないで止めないとね^^;
長生きして欲しいですから。
>犬は、実家の庭に眠っています
大好きな家族の近くにいることができて、きっと幸せだと思います。
世の中には生ゴミとして出したりする人もいるらしいですからね。
リーヴルさんが超人的に働く事が出来るのは、ワンちゃんが守っててくれるからかも?
それにしても今年は降りませんねえ・・。
天気予報によるとこの暖かい日がずっと続くそうです。
正月は、炬燵に入って雪景色を眺めながら餅を食う・・・こうでないとw
>塩
本の後半部分は、どうやら無機質の話のようです。
本当に必要な物は無機質なのに、加工された食品はご丁寧にもほとんどの無機質を取り去ってしまっている・・と。
で、どうすればいいかというと・・・玄米だそうです。
実家は玄米を買って近くで精米しているらしいので、玄米のまま食べてみようかと思っています。
さて・・・人体実験も佳境に入ってきたかな?w
恒例になりつつあるフラッシュコーナーです。
お気付きかもしれませんが、ほとんどが同じ倉庫から見つけてきた物ですw
http://pya.cc/pyaimg/pimg.php?imgid=3721
これは正直どうしようか悩みました。
鵺娘さんには辛い内容かもしれません。
いじめ、両親の死・・・それでも生きていこう・・
http://sv.kerosoft.com/%7Eokkunet/flash/mora.htm
こちらは可愛くてほんわかしてますよ。
でもテーマはお母さんの誕生日・・・。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Studio/1715/syokan.swf
特別攻撃隊、上原少尉の日記です。
多くの犠牲の上に成り立っているこの日本で、欲に目が眩み、享楽に耽る者の何と多い事でしょうか。
・・と、難しい事を言いたくもなりますね。
そろそろネタが尽きてきたかもしれませんw
また探しておきますね^^
投稿: はなび | 2006年12月25日 (月) 20時55分
>鵺娘さん
>六ッの花とは、俳句で雪の事です!
きれいな表現ですよね。素敵です。私も子供の頃は、雪の結晶を見たくて
いろいろやってみたものです。ただ、あまり雪が降らない地域なので(笑)。
K君の話は、子供らしくてかわいいのですが、やっぱり、余計な事をする
輩がいたのですね…。酷すぎます。
投稿: リーヴル | 2007年1月 9日 (火) 09時17分
>はなびさん
ずいぶん、間が空いてしまい、申し訳ないです。
>実家にいるちびっこい犬は雪が大好きで、ブルブル震えながら
雪を食べ続けますw
(笑)。犬って震えているくせに、雪は好きですよね。私の犬もそうでした。
>リーヴルさんが超人的に働く事が出来るのは、
ワンちゃんが守っててくれるからかも?
可能性はありますね。無事に毎日暮らせているのも、犬のおかげかも?なんて
思っています。玄米も考慮したほうが良いですね。
>本当に必要な物は無機質なのに、加工された食品は
ご丁寧にもほとんどの無機質を取り去ってしまっている
これは、知りませんでした。やはり恐ろしいですね。しらずしらずのうちに、
体に悪いものを大量に取り込んでいる!?
>フラッシュ
ありがとうございます。興味深く、悲しく…。
苛めは、許せない!!
投稿: リーヴル | 2007年1月 9日 (火) 09時27分