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2006年10月31日 (火)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!146

文明社会、ましてや都心に生活している人間にとって、「大自然の中で暮らす」という事は遠い別世界のような気がしますし、機会があったとしても難しいでしょう。

でも、誰にでも、大自然に対しては、心の底では、あこがれを抱いているのでは?私はそう思っています。

今の子供たちにとってはなおさら、遠い世界でしょう…。

大自然をおおらかに、美しく、繊細に描写した「鹿よおれの兄弟よ」に、私は目を奪われました…。何度も読み返し、絵を眺めていました…。

シベリアで暮らす、一人の猟師の姿が書かれた絵本です。

子供の頃から、鹿の住む森のそばで暮らし、鹿の恩恵にあずかって生きてきた猟師。生活のために、鹿を狩るのですが、この猟師の言動からは、鹿に対する尊敬と感謝、そして、深い愛情を感じます…。猟師にとって、題名の通り、「鹿は兄弟」なのです。

冒頭に、この猟師が身に着けているものは、すべて鹿の体から貰ったものだという表現があり、そして、「おれは鹿の肉をくう それはおれの血 おれの肉となる だからおれは鹿だ」という、この本に描かれている全てを表すような言葉があります。

自然に対して、本来はこのような気持ちを持つべきではないでしょうか!自然から与えられたものに感謝し、大切に使う。現代の人間には、こういう気持ちが欠けているのではないでしょうか…。

読み始めてすぐに、この本に描かれている世界に引き込まれてしまいました。自然の音(川の音、生き物たちが立てる音など)の表現も独特で、とても美しいです。

こういう自然を子供に教える機会が無い私にとって、「子供に読ませてあげたい!」と思った本でした(もう、読ませましたが 笑)。

かなりの大型の絵本ですが、この絵本から溢れ出そうなくらい、伸びやかに描かれた絵も気に入っています。

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2006年10月30日 (月)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!145

浜田 広介さんの童話、というのは、例え読んだ事がある本でも、ついつい手に取ってしまいます。本好きな私の友人たちも、「広介さんの童話は好き!」という人が多いですね。これは、子供でも同じことではないかと思います。

たぬきのちょうちん」も大好きなお話の一つです。

たぬき、というと、「人をだますために、化ける」なんてイメージがあるようですが、ここに出てくるたぬきのおじいさんと孫は、少し違います。

孫に自分の子供時代に(おじいさんの)おじいさんから教わった事を話すわけですが、この場面が良いです。

その話を素直に聞き、自分なりに一生懸命に考える孫。このたぬきの一族の優しさや温かさを感じます。

「なにか一つをしっかりおぼえて、やくにたてればそれでよい。やってみい。いっしょうけんめい、やろうとおもってまじめにやれば、ものになる。」

おじいさんは、自分のおじいさんからこう教わります。そして、この言葉を孫のたぬきへー。本当に優しくていい言葉だと思いますし、こういう気持ちを持っている、という事は、素晴らしいと思います。私はどうかな(笑)?

そして、この孫のたぬきもおじいさんと同じ事を考えるようになります。「人に親切にしてあげる。それがうれしいー。だからぼくも!!」。孫のたぬきの選択を、おじいさんはとても喜んだでしょう。

こういう気持ちを持つのは、なかなか難しいものです。でも、こういう気持ちは持ちたいものですし、自分の子供にも持って欲しいーそう思っています。

温かくて優しい本ですが、自分の心の中をもう一度見直してしまう、そんな本です。

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2006年10月27日 (金)

いつか子供に読ませたい!59

大好きなグリム童話に関する本は、目に付くと、必ずと言っていいほど手に取ります。

今回も題名に惹かれて、「封印されたグリム童話」を読みました。

以前、グリム童話の初版とか、初版以前の本をこのブログで紹介しましたが、今回の本は、未発表の作品ばかりを収めた本です。

「グリム童話」は、何度も改編されているのですが、一番古い原稿として有名なのが、「エーレンブルク稿」と呼ばれるもの。これが、グリム兄弟の集めたメルヘン収集の基本と言われています。

でも、それ以外にも未発表の原稿がたくさんあるようなのです。

この本は、まさにそういった原稿を集めた本です。グリム兄弟が直接聞き取って書き記した原稿や、他の人から送られてきた原稿があります。

これらの原稿は、いろんな理由により採用されなかったようなのですが、この本は、そういったお話一つ一つに解説をつけ、「なぜ採用されなかったのか」と言う事についても説明しています。

全く、手を加えていない原稿だけに、お話が途中で終わっていたり、文章として不完全だったり、辻褄が合わなかったり…。

完成された物語や童話を読みたい方にはお勧めはできませんが、グリム童話として、世に出る前の段階に興味がある方には、面白いと思います。

とにかく、「荒削り」。何も出来上がっていませんが、ドイツに言い伝えられているお話などが載っていて、結構楽しめました。

私が好きなお話は、「命の時間」。神様が動物たちに「どのくらい生きたいか」を訊ね、その希望に即した命を与えてやるわけですが、ロバや犬、サルなどは30年では長いと言い、もっと短い年月を希望します。

さて、人間は?30年では短いようで(笑)。

神様は、この人間の希望する命の時間に対して、どういう方法を取ったのでしょう?

更に、この方法が人間の老後の姿や言動に影響を及ぼします(笑)。

気になるところでしょうが、これ以上は、書けません(笑)。

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2006年10月24日 (火)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!144

急に寒くなってきましたね。雨が降っているから余計にそう感じるのかもしれませんが、寒いのは苦手です(笑)。

寒さが苦手な私ですが、一面雪に覆われた、北の大地のお話は大好きです(矛盾している? 笑)。

凍てつくような風に澄んだ空気。寒さが厳しい気候だけれど、伸びやかで、大らかで、解放されたような気分になります。寒い場所(文学も)に惹かれるのかもしれません。

大森林の少年 」もそんな北の大地のお話です。

帝政ロシアからアメリカに移住したユダヤ人の両親を持つ、マーベン。ミネソタ州で暮らしていた一家ですが、ある年、インフルエンザが猛威を振るいます。当時はインフルエンザの有効な治療法がありません。

何とかマーベンだけでもインフルエンザから守りたいと思った両親は、まだ10歳のマーベンをたった一人で遠い北の大森林に向かわせます。

マーベンは父親の知り合いの男性のところで、木の伐採現場の帳簿をつける仕事をまかされるわけですが、マーベンがたくましく成長していく様子と、未開の北の森林の美しさが力強く書かれています。

ここでマーベンが知り合った、木こりのジャン・ルイ。

大きな体のいかつい人ですが、優しさに溢れています。マーベンは、このジャン・ルイになつき、次第にこの場所になじんでいきます。

まだ10歳の子供がたった一人で未開の地へ!どれだけ不安で恐ろしかったでしょう!!

インフルエンザで家族が死んでしまうかもしれない、自分がこれから向かう土地は知っている人もいない、言葉が通じない人がたくさんいる(この場所は、カナダから来たフランス語を話す人が多い!)-。

冒頭から、何だかドキドキする展開でした。

かなり力強い、それでいて、自然の大きさや美しさに解放されたような気分になるーそんな絵本でした。

こうしてあらすじを書くと簡単に聞こえるかもしれませんが、本文や絵の中には、当時の複雑な状況や文化、民族の風習の違いなんかが織り込まれています。奥が深いです…。

訳者があとがきで書いている通り、どちらかと言えば、男の子向けの絵本なのかもしれません。

でも、こういうたくましさや自然の美しさをうまく表現できている絵本というのは、女の子にも読ませたいものだと思います。

この絵本は、私のお気に入りの1冊となりました。

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2006年10月23日 (月)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!143

私が子供に読ませてあげる(与えてあげる)のは、昔話や童話などの、お話ばかりではありません。

私の娘が、昆虫や植物、動物が大好きだということに気がついてからは、「図鑑」といった類もなるべく、読ませてあげるようにしています。お話の本と同じように、「図鑑」も大好きなようです。ちなみに、私も図鑑が好きでした(笑)。

最近は、いろんな種類の図鑑がありますよね。大人も十分楽しめます。

植物あそび」も娘のお気に入りの図鑑のひとつです。

写真は使われていなくて、イラストを使用しています。「植物の名前、種類」を列記しているのではなく、球根の植え方やもやしの栽培、食べられる野草探しやリース、人形、風車などの作り方、ハーブティーや果実酒の作り方などなど、本当に身近な植物を使った遊びが分かりやすく描かれています。かなり、幅広いですよ。

「こんな事ができるんだ!」とか「この植物で、こんなものができるんだ!」とか、私が知らないものもたくさん出ていましたし、試してみたくなりました(笑)。

大人も「懐かしい~」と楽しめるのですが、子供も喜びます。最近は、こういう自然に触れる機会が減ってしまったと言いますから。でも、本来、子供はこういうものが好きなのでしょう!

とは言え、今、季節は秋。植物もお休み状態になりつつあります(笑)。娘は、「来年の春はこれを試そうね。来年の夏は、これを試そうね!」などと言って、今から楽しみにしています。

娘のためにも、来年は、少し、育てる植物を増やそうかな…なんて思っています。

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2006年10月20日 (金)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!142

小学校の教科書で採用されている作品に関連する本を、子供に読ませてあげる事もあります。

「お手紙」という内容のお話なのですが、私はこのお話が掲載されている「ふたりはともだち」を子供の頃に読んだ事がありました。

友達同士のがまくんとかえるくんの、ほのぼのしたお話がいくつか収められているのですが、結構好きだったので、娘にも読ませてあげました。

少々わがままで寂しがりや(私はそう思いました)のがまくんと、そんながまくんに腹を立てることなく、大らかでいろいろと気を使ってあげるかえるくん。

こう書くと、かえるくんががまくんに振り回されっぱなしのように思えるかもしれませんが、そうとも言い切れません。

自分の言動に反省すると、かえるくんにお返しをしてあげたり、病気のかえるくんを一生懸命お世話してあげたりします。がまくんも、やっぱり、かえるくんの事が大切なんだーそう思えるのです。

友達に対して、「あ、今日は酷いこと言っちゃったかな?」なんて思うことが、私もよくあります。なので、がまくんの気持ちがよく分かります(笑)。だから、私も何か埋め合わせをしようとしますね。がまくんと同じです(爆)。

お話が5つ収められていますが、どの場面にもユーモラスな雰囲気が漂っていて、大人も楽しく読めます。作者の「ちょっと意地悪」な部分なんかも感じられます。子供はどう思うのでしょうね(笑)。

お話自体はとても単純なのですが、私はこういうお話も好きです。絵もかわいらしくて、何となく懐かしいタッチです。

教科書に載っていたお話が気に入った娘は、この本も気に入った様子です。「他のお話も読めてよかった!」なんて言っていましたから。

こういう所からも、いろんな本や作者に興味を持ってもらえればーなんて親としては思っています。私自身も、教科書から興味を持った作品や作家が、結構いますから(笑)。

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2006年10月19日 (木)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!141

童話、おとぎばなし、民話、昔話…。これらのお話には、ある程度のパターンがあるとは言え、いろんな人が出てきますよね。

王様、お姫様、王子様、猟師、漁師、継母、おばあさんなどなど。そして現実には存在していない(存在していて欲しかったりして 笑)魔女、妖精、そして人魚…。

女の子はやっぱり、「人魚」が好きなようですね。私の娘も同じです(笑)。

で、やっぱり、そのものズバリの題名の「人魚の本」を欲しがりました(爆)。

人魚が出てくるお話を世界中から集めた本です。スコットランド、アイスランド、デンマーク、アラビアなどなど。いろんな国から集められています。読んだことのない(私が、ですが)お話が多く収録されていて、とても面白かったです。最後まで一気に読んでしまいました。

優しい人魚、意地悪な人魚、太った美しいとは言い難い人魚(私はこういう人魚の話は初めてですね)、そして男の人魚も登場します。

人魚、というと、その姿かたちから何となく人間に近いような気がしてしまうのですが、そうでも無いと思います。不思議な力を持っていますし、欲張りな人、悪い人には天罰を与えますしー。

この本には16話ものお話が収められていますが、中でも、太った人魚が出てくる(お話自体は結構単純なのですが、笑ってしまいました)「魔法の湖」と男の人魚が出てくる「4人のアブダラ」は、私自身、なぜか印象に残るお話でした。

ちなみに娘は、「三人の人魚」が好きなようです。

きれいで優しい娘と、その父親の再婚相手の意地悪で醜い娘がいて、継母親子に意地悪をされていた優しい娘は人魚から素晴らしい贈り物を貰い、意地悪で欲張りな娘もその真似をしようとするのですがーという、童話によくあるパターンのお話です。

でも、こういう定番のパターンも「飽きた!」と言うわけではなくて、何となく安心(?)できますし、その贈り物や天罰の内容も異なりますからね。面白い、と感じるのには変わりありません(笑)。

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2006年10月18日 (水)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!140

私がちょうど娘と同じ年の頃に読んだ本を、娘に読ませてあげることがよくあります。

自分自身も懐かしくて、読み直します(笑)。当時と違った印象だったり、実は細部を忘れていたりー。読んだことが無い本を読むのももちろん楽しいのですが、子供の頃に読んだ本をもう一度読み直す、というのは、私にとって、とても楽しいことです。

小学校1年生の頃に読んだ、「ジムのおばけキャベツ」。この間、娘が読んでいました。懐かしい本ですね~。

淡々とした、静かなお話なのですが、なぜか忘れられない大好きな本です。

お姉さんのジュリアが作った、「ジム・ジョーダンのやさい畑」と書いた立て札が立ったことから始まった、ジムのやさい畑。

ジムはまだ幼いのでしょう。お父さん、お母さん、お兄さん、お姉さんが総出でジムの畑を作ってくれます(畑を耕し、種をまき、キャベツの苗を植える)。

初めは、このジムの畑の雑草取りや水撒きを手伝う!と言ってくれた家族ですが、結局、みんな自分の事が忙しく、ジムはひとりで畑仕事(?)に精をだします。

でも、そんな畑に外からいろんな動物が入り込んできて、ジムの畑をメチャメチャにしてしまいます。

せっかく出てきた野菜の苗は全滅!?でも、奇跡的にキャベツの苗が一つだけ残っていたのです!ジムは、隣に住むおじさんのアドバイスを受け、このキャベツをたった一人で、自分なりに考えながら、大切に育てていくのですー。

このたった一つのキャベツが、ジムにいろんな事を考える機会と、いろんな生き物に出会う機会を与えてくれます。

本当に小さな、限られた空間の中でのお話なのですが、生き物や自然の大きさや素晴らしさを感じられます。

他に印象的なのは、ジムの家族。大人や、ある程度の年齢に達した少年や少女たちの考え方や行動を皮肉っていますね(笑)。そんなに強烈な書き方では無いのですが。子供の頃は、「大人とか大きなお兄さん、お姉さんは忙しいんだ!」と単純に思っていましたが、今回は、そうは思いませんでした(笑)。自分にもそんなところがあるからでしょうか。

ジェットコースターのように、展開がクルクル変わるお話も好きですが、こういった、なにげない日常を淡々と書いたお話も実は好きですね。子供の頃の読んで忘れられない、大好きだった、という事は、子供の頃からこういった類のお話が好きだったのでしょう(笑)。

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2006年10月11日 (水)

いつか子供に読ませたい!58

「友情」をテーマとした小説は、たくさんありますよね。

お気に入りの歴史小説家である、ローズマリ・サトクリフの書いた、「三つの冠の物語―ヒース、樫、オリーブ」も、友情をテーマとした短編集です。

ヒース、オーク、オリーブの三つの冠にまつわるお話で、それぞれ、ケルト、ローマ、ギリシャが舞台となっていて、時代も異なります。歴史小説が好きな方も楽しめる設定ではないでしょうか。

そして、どのお話にも、戦争(歴史上、有名なもの)や争いが関わっています。

囚われの身となって出合うケース、立場や役割は違うが同じ軍隊に所属し、共に戦い、助けあうケース、長期に渡る戦争中ではあるが、戦争や地震、疫病すら妨げることができない300年以上も続く4年ごとの「オリンピック」の開催により、休戦状態となり出会うケース。

友情をテーマとしていますが、一方で、争いや戦争がもたらす悲劇も浮き彫りとなっています…。

どれも密度の濃い、好きな作品なのですが、敢えて一番好きなものを選ぶとすれば、古代オリンピックを舞台としたオリーブの冠の物語でしょうか。

スタディオン往復走(スタディオンは約185メートルで元オリュンピア競技場の長さ)の少年の部に選ばれたアテネのアミュンタス。

選手宿舎の泉の前で、同じ競技に出場するスパルタの少年、レオンと出会います。

二人は直ぐに、お互いに最も優れた能力を持つ最高のライバルだと認め合い、惹かれ、行動を共にする事が多くなります。

そんなある日、レオンは川沿いで土の中に半分埋まった鎌の刃で足を切ってしまうのです。深く切れたレオンの足。レオンは強がりますが、アミュンタスはその言葉の中に言い知れぬ不安を感じます。

レオンは結局、競技に出場できることになるのですが、アミュンタスは競技開催まで、この事実ゆえに、戦い方を悩む事となってしまうのです…。

レオンへの友情。明らかにこの傷が走りに影響するだろう…。自分は友人として、最高のライバルとして、どう戦えば良いのかー。こういう状況を経験した人は少なくないと思います。

アミュンタスの選択、レオンの様子、競技の結末、最後に訪れる別れ…。目が離せない展開になっています。

子供が、こういう類の本を好きになるかどうかは分かりませんが、いつか読ませてみたい本の一冊です。

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2006年10月 4日 (水)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!139

「童話」というのは、大人が読んでもとても面白いものです。

なので、大人になってからもよく読んでいます。当然、大人になってから出合った童話もあります。

そんな童話の一つが、「冷たい心臓―ハウフ童話集」です。

この童話の作者、ハウフは、ドイツ生まれ。童話以外にもたくさんの作品を書き残しているますが、20代半ばで亡くなっているそうです。

で、この童話集、一言で言って、「なんと多国籍な!!」です(笑)。

手法としては、あの「千一夜物語」とよく似ています。

「千一夜物語」を読まれた方はお分かりになると思いますが、あれは、一つの大きな物語の中に、登場人物が語る物語が含まれている、というものが多いですよね。あの手法です。

この童話集には、イスラム世界を舞台にしたもの、そして、ヨーロッパを舞台にしたものがあります。

人によっては、このハウフの童話を「千一夜物語の焼き直し!」なんて言うようですが、私はそうは思いません。

読みやすくて、純粋に面白い、と感じました。

童話というのは、どの国にも似たようなものがありますよね?でも、書いた人や地域によって、内容が微妙に違うー私は、童話のそんな部分を楽しんでいますから。

いろんなお話が収められていますが、私はどれも好きです。一番好きなのは、強いて言えば、「シュペッサルトの森の宿屋」でしょうか。このお話の中に、題名にもなっている、「冷たい心臓」が含まれています。

お約束の(笑)巨人や小人が出てきて、ワクワクしますね。この巨人も小人も、魔法で主人公を振りまわす事になるのですが…。本当に善良で、人を助けてくれるのは、巨人?小人?最後まで分かりません。そして、童話にありがちな、「教訓」も滲み出ています(笑)。

もちろん、他のお話も十分楽しめます。かなりボリュームがある本ですから、じっくり読んだほうが良いでしょうね。

大人になってから出合った童話ですが、子供の頃に出合いたかった!きっと、今と違った目で、読むことができたでしょうから。

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