子供を本好きにするには大人が楽しむ!134
子供にとって、「人の死」を受け入れたり、理解するのはとても難しいようです。
私の娘が4歳の頃、義父が亡くなりました。「おじいちゃんには、もう会えないー。」という事は何となく理解していたようですが、でも、心の中には、「いつか戻ってくるのでは?」という思いがあったようです。
今はもう、そんな事は無い様ですが…。でも、「大好きなおじいちゃん」には変わりは無く、義母の家に行った時は、仏壇に欠かさず手を合わせています。
「上のおばあちゃん下のおばあちゃん」を読んだ娘。このおじいちゃんの事を思い出したようです。
題名から想像がつくように、「おばあちゃんとひいおばあちゃん」のお話です。
2人のおばあちゃんがいる、トミー。この2人のおばあちゃんはトミーの家の近くに住んでいて、日曜日には、必ずこの家を家族と訪れます。
いつも1階にいて、台所で忙しく働いているおばあちゃんを「下のおばあちゃん」、2階のベットで寝たきりのひいおばあちゃんを「上のおばあちゃん」、トミーはこう呼び分けて、とても慕っています。
どちらも優しい、大好きなおばあちゃん。楽しい思い出が、たくさん出来上がっていきます。でも、ある日、大好きなひいおばあちゃんが亡くなったとお母さんに告げられて…。
今の時代、ひいおばあちゃんがいる人は、そう珍しくはないでしょう。私の娘には、ひいおばあちゃんもおばあちゃんも2人ずついます。どのおばあちゃんもとても慕っています。
「大好き!!」いつもそう言っていますし、実際に会ったときは、とても楽しそうに話をしています。私は、それがとても嬉しいです。
でも、その分、幼い頃に、身近な人の死に直面してしまう機会が増えてしまっているのですよね。これを、子供に教えるのは本当に難しいー私はそう思っています。子ども自身で、理解していくしかないのかもしれませんね…。
この本は、この「身近な人の死」を子供に分かりやすい言葉で、優しく、暖かく書いてあります。大人も心に沁みます…。
私はこの本を読んで、十数年前に亡くなった、優しかった祖父を思い出してしまいました…。
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コメント
娘さんは、其々の祖母、曾祖母をなんて呼んでいますか?
幼い頃、「他所の子には、二人のお祖母ちゃんがいるのにどうして私には、一人しかいないのだろう?」と不思議に思いました。
父は故郷を出奔して来たので、父方の親戚は誰も知らないのです。
母方の親戚の誰とも似ていなかった私。
父方の祖母の写真が一葉だけ残っていました。
セピア色 写真の中に 同じ髪
笑っていない 父の母かな
白黒写真でも髪の色が、赤いのは分かりました。とても身体の大きい人であるのも・・・
「あの時代では、私以上に辛い目にあったのだろう?」思うと辛くて・・
暗い話ですみません!
投稿: 鵺娘 | 2006年9月 8日 (金) 10時37分
>鵺娘さん
>娘さんは、其々の祖母、曾祖母をなんて呼んでいますか?
それぞれ、直接本人に呼びかけるときは「おばあちゃん」…芸が無い(笑)。なので、そこに2人いると、どちらの祖母も返事をします(笑)。面白いので、そのまま放置。今に自分で工夫するのかな、と。
で、本人たちがいないときは、「ママのおばあちゃん」とか「パパのおばあちゃん」「パパのひいおばあちゃん」(紛らわし~)と親子の会話の中でそう呼んでいます。
ちなみに、私も祖父母は一人ずつでした。母方の祖父母は、早くに亡くなりましたので。
投稿: リーヴル | 2006年9月12日 (火) 09時18分