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2006年8月24日 (木)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!127

不思議な力を持っている人は、世の中にたくさんいます。他の人が見えないものが見える人、他に人には探すことが出来ないものを捜し当てる人、未来が見える人などなど…。

天からのおくりもの―イザベルとふしぎな枝」は、Y字の形をした木の枝を使って、水を探し当てることが出来る、不思議な力を持った人の物語です。天からさずかった、神秘の力、ですね。

イサベルのおじいさんは、この「この不思議な力」を持った人として、土地では有名です。Y字型の木の枝を使って水の出る場所を見つけ、迷子になってしまった牛まで見つけてしまう。

おじいさんが持ったY字の木が「探しているものがある所」を指し示してくれるのです。

おじいさんも、どうしてそんなものが見つけられるのか、分からないようです。ただ、「大地が語りかけてくれる」という事だけは理解しているようです。自然を愛する、おじいさんの優しさや大きさが伺えます。

イサベルの家族は、こんな不思議な力を持つおじいさんと、優しいおばあさん、そして、利口なブタ、です(両親はいないのでしょうか?本には出てきません)。

イサベルと家族たちの平和で楽しい生活が書かれています。

幸せに暮らしていたイサベルたちですが、悪いことが立て続けに起こります。

穏やかで暖かい雰囲気の物語が、この辺りから一変します。

人間同士の信頼というのは脆いもの、そして、自分を蹴落とそうとする人間が身近にいる可能性が高いとという事…。そんな人間の醜さが見えてきます。

「不思議な力を持った人」の物語ではありますが、いろんな人間の心の中までも書かれている、そんな興味深い本です。

そして、最後にはこの「悪いこと」がきっかけで、イサベル自身にも、不思議な変化が起こります。イサベルにも、自然を愛する優しい心が宿っていたからでしょうか。大人も子供もホッとする、そんな結末です。

絵も落ち着いた感じで、とてもきれいです。

ただ、漢字には振り仮名が振られていないので、小さなお子さんは一緒に読んであげると良いのではないかと思います。

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コメント

誰も皆 足すくいあう 世に生(あ)れて
人なき才を 持つは悲しき

投稿: 鵺娘 | 2006年8月24日 (木) 13時43分

>鵺娘さん
>誰も皆 足すくいあう 世に生(あ)れて
人なき才を 持つは悲しき

でも、今は、私が鵺娘さんのいろんな才能や能力を尊敬していますよ!!

投稿: リーヴル | 2006年8月28日 (月) 09時59分

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