子供を本好きにするには大人が楽しむ!124
何だか忙しくて、1週間ぶりの更新になってしまいました…。申し訳ないです。
「童話」というと、グリムやアンデルセンを連想する方が多いのではないでしょうか。
実は私もその一人です。
でも、現代の作家にも、とても素敵な童話を書いている方は多いものです。
イギリスの作家、テリー・ジョーンズさんの書いた「イースト・オブ・ザ・ムーン」もそんな素敵な童話集でした。
子供も楽しめますが、大人もかなり楽しめますよ!
色鮮やかな絵に予想外の展開のお話。親子で楽しめます。どちらかと言えば、「辛口」といったお話が多いですね。私は、好きです(笑)。
人間の心の底の欲や、醜さがうまく表現されています。「欲張りすぎるとロクな結果にならない」とか「筋の通らないことで偉そうにしていても、いずれ、ひっくり返される」とか…。
お話が10話収められていますが、私が好きなのは、「海のとら」と「ジャックのひと足」。
人間にもいそうなタイプの動物や妖精が、最後に罰を受ける、といったお話ですが、なかなか面白かったです。
グリムやアンデルセンを読んだことのある方(読んだことのある方がほとんどですね 笑)、結構楽しめるかも…。
少々、「灰汁が強い」ファンタジーかもしれませんが(笑)。
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コメント
撥だとか 報い習わぬ 子供らは
悪をなしても 可と思うかな
最近は、お伽話などでも、残酷な結末は、いけないと言って変える傾向が、強い様ですね?
それを読んだ子供達は、悪い事をしたって「どうせ最後は、許してくれるから平気!」と思うのではないでしょうか?
残酷な罰が加えられるからこそ悪い事をしない様に努めたと思うのですが・・・
投稿: 鵺娘 | 2006年8月 3日 (木) 13時29分
>鵺娘さん
>残酷な結末は、いけないと言って変える傾向が、強い様ですね
あまり、よくないですよね、こういう傾向は。
残酷な結末を読ませる事はできない!と思うのであれば、少し大きくなってから読ませれば良いのではないでしょうか?隠したり、変えたりしてはいけないでしょう。
「悪いことをすれば、天罰が下る」という事は、きっちり教えるべきでしょう!
投稿: リーヴル | 2006年8月 7日 (月) 10時03分