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2006年8月 7日 (月)

いつか子供に読ませたい!57

イギリスの「アーサー王の死」(まだ、このブログでは取り上げていませんでした…。また後日、取り上げてみたいものです。)を読まれた方は多いでしょう。

このアーサー王より古い時代の英雄、ベーオウルフは、案外、知られていないようです。

元は、取っ付き難い印象のある、英国最古の叙事詩です。あのトールキンは、この叙事詩を愛したと言われています。

これを、ローズマリ・サトクリフが再話したのが、「ベーオウルフ 妖怪と竜と英雄の物語―サトクリフ・オリジナル〈7〉」です。

このお話、少々、不思議なところがあって、英国のものなのか、北欧のものなのか…。古語英語で書かれているものなのですが、舞台はスウェーデンやデンマークなのです。

ま、私も、この程度しか知りませんが(笑)。

翻訳が少々古めかしい文体のような気がしますが、読みやすく、あまり気になりません。登場する人物や、怪物の描写もかなり迫力がありますので、正直、面白いです。

三十人力と言われた若き英雄、ベーオウルフ。父親の恩人である、フローズガール王の国が人を食べてしまう怪物グレンデルに荒らされていると聞き、グレンデル退治に出かけます。

そして、後半の物語は、老いてもなお、強く、勇ましいベーオウルフが、宝を守る、火を吐く竜を退治するお話です。

私が特に好きなのは、前半のグレンデルとの戦い。グレンデル登場の場面のオドロオドロしくて迫力がありますが、何と言っても、息子を失ったグレンデルの母親が凄まじいです。まさしく、妖怪。でもこの妖怪(怪物)のなかに、母親としての感情や優しさも感じます。

とは言え、後半の竜退治の部分も良いですよ~。ま、後半のお話に関しては、いろんな事情により、あまり詳しくは書けませんが(笑)。

伝説の人物を取り上げている本、というのは、いつの時代も興味をそそられるものです。私が、大好きなジャンルですね。

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コメント

本当の 敵が誰かも 知るなれど
己と似たる 竜を倒すや

 怪物退治は、洋の東西を問わず、神話の定番ですね?
 小学校の時に、「スサノオは、姉が、自分を少しも愛していない事も、利用している事も分かっていたけれど、そんな姉に気に行って欲しくて、自分と同じ異形の存在で本来は仲間であるヤマタノオロチを殺してしまった!」と感想を書きました。
 担任は、スサノオの姉が、誰かも分かっていない人でしたが(笑)・・・
 それとオロチは、絵では、胴体一つに首八つに描かれますが、胴も八つのいわば、シャム◎子みたいなモノでしょう?

投稿: 鵺娘 | 2006年8月 7日 (月) 10時56分

これは岩波文庫版を持ってます。
が、どうも手に入れたことで一安心する悪癖があるようで、「ニーベルンゲンの歌」も「イーリアス」「オデュッセイア」も「エル・シードの歌」「ローランの歌」も持ってるのに読み通してません。

ただ好みはどう見ても「古典志向」です。

あ、ダンテの「神曲」も読破してなかった。

投稿: 煬帝 | 2006年8月 7日 (月) 21時50分

>鵺娘さん

>担任は、スサノオの姉が、誰かも分かっていない人でしたが(笑)・・・

え、本当ですか(爆)。教師が、スサノオの姉が誰か知らない!!??こういう輩が、教師で良いのでしょうか。

<それとオロチは、絵では、胴体一つに首八つに描かれますが、胴も八つのいわば、シャム◎子みたいなモノでしょう?

ですね。その通りです。

投稿: リーヴル | 2006年8月 9日 (水) 09時33分

>煬帝さん
>どうも手に入れたことで一安心する悪癖があるようで
あ、分かります。なかなか手に入らない本を手に入れて、安心して…ってありますよね。私の場合、忙しかったりすると、そんな事もあります。ま、後で発見して必ず読んでいますが…。
古典、お好きなんですね。今後、このブログでももっと取り上げてみます。
古典は、結構ニッチかな、と思い込んでいたもので、あまり取り上げませんでした(笑)。

投稿: リーヴル | 2006年8月 9日 (水) 09時37分

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