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2006年8月31日 (木)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!131

夏休みも今日までですね。子供にとっては、名残惜しいことでしょう。親にとっては、肩の荷が下りた、というか、ホッとするというか(笑)。

夏休みも終わりだというのに、「海辺のずかん」の事をふと思い出し、手に取りました(笑)。「遅い!!」という声が聞こえそうですが、これがなかなか良い図鑑なのです。

題名の通り、浜辺や海中にいる植物や生き物の図鑑です。写真ではなく、全てイラストを使用。特徴をうまく表現した、丁寧に書かれたイラストで、写真に引けを取りません。

この図鑑、植物、生物の名前を紹介するだけではありません。触ると危険な生物はどの部分が危険なのか、また、浜辺の生物が砂の中にどのような姿で隠れているのかなど、をイラストで示してくれています。

また、楽しいのは、全てのページの上部に描かれた親子の浜辺のキャンプ風景の漫画。

舟で島(?)に向かう場面から始まり、浜辺での貝殻拾いや、テントを張る様子、釣り、夕食の準備風景、それから、海で気をつけなければならないことなどなど…。この部分を続けて読む、という楽しみもあります。

最近の統計で、海に一度も行ったことがない、若しくは、ほとんど行ったことがない、という小学生の子が、合わせて6割ほどいるとか…。何だか寂しいですね。もちろん、住んでいる場所にもよるのでしょうし、「海よりプールのほうがいい!!」という考え方の親もいるでしょうし…。

私は基本的には、毎年海に行くのですが、事情で行けない年ももちろんあります。そういう時は、何かで憂さ晴らしをします。例えば図鑑やテレビを見て笑)。

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2006年8月30日 (水)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!130

子供には、子供の世界があり、子供同士の付き合いがあります。

そんな子供の世界をうまく書いた「ぼくのおなかがしろいわけ」。なかなかユーモラスで楽しい本でした♪

子供の気持ち、子供同士の約束、遊び、子供なりの冒険…。そんな子供の世界が楽しく書かれていて、子供だけでなく、親も懐かしく、楽しく読めました。

みんなで木の実をとろうと約束していた、こねこのタム。でも、夜更かしして、朝寝坊してしまって、遅刻してしまいます。もちろん、みんなカンカン。怒って帰ってしまいます。

ひとりぼっちで木の下に残されたタム。寝坊の原因となった夕べのことを思い出し、「そんなにおこらなくってもいいじゃない。やる事がたくさんあったんだから、しょうがないじゃない!」とみんなを責めてみたりもします。

でも、みんなと仲直りしたいタム。何とかみんなに機嫌を直してほしくて、一人で木の実を探しに林の中に入っていきます…。

子供らしい考え方や行動が書かれていて、とても楽しいですね。読み進めるうちに、題名にも出ていた「タムのおなかが白くなってしまった理由」が分かります。子供だから、こういう結果になったのでしょうね。

子供向けの本ですが、単純に「子供に戻りたい(笑)」と大人が思ったときに読むといいのでは?なんて思ってしまいました。ただ、これは、あくまでも、私の個人的な意見です(笑)。ご了承ください。

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2006年8月29日 (火)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!129

いわゆる「おばけ」が怖くてたまらない、という子供がいますが、そうではない子もいます。

私の娘は、なぜか「ホラー」とか怖いものが好きで…。「こわ~い!!」と言いながらも見ています(笑)。

だから、「だれかいるの? 」を選んだのでしょうか(笑)。

題名から想像がつくように、「おばけやしき」が舞台です。このおばけやしきに、たびをする「たびねずみさん」がたどり着きます。

「おばけだ~」とみんな次々に逃げ出しているのですが、たびねずみさんはいたってのんき。「早く寝たいし、一晩だけだし」と、このおばけやしきに入り込みます。

するとやっぱり、いろんな怪しげな音が…。「だれかいるの?」たびねずみさんは、そう言って探してみるのですが、誰もいない…。

こんなこわ~い思いをしたたびねずみさんは、翌朝、明るくなった部屋の中を見て、ある事を思いつきます。そして!!

こわ~いお話のはずなのですが、のんきなたびねずみさんのお陰で、何となくほのぼのした雰囲気になっています。のんきすぎて、おばけが怖くないのでしょうか?(笑)。

たびねずみさんがユーモラスで、思わず笑ってしまいます。

そういえば、私の娘も小さい頃は、よく変なことを言っていました。大人には見えない何かが見えていたようで…。私も見えていたり、聞こえてしまったり、がありましたが、ここはそういうブログではないので、これ以上のお話は(笑)。

そんな娘も最近はあまり言わなくなったので、見えなくなったのでしょうか(笑)。

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2006年8月28日 (月)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!128

子供は、「自分は、特別な存在!」と親に思って欲しいようです。私の子供もそうです。

自分も子供時代はそう思っていたはずなのに、そんな事はすっかり忘れていました(笑)。子供が産まれてから気がついた、情けない親です(爆)。

みんなとくべつ」には、そんな子供の気持ちが書かれています。もちろん、子供を思う、親の気持ちも…。

夕方、ねずみのママとぼうやが手をつないで、おうちに帰っていきます。その帰り道で、ねずみのぼうやは、いろんな親子を見かけます。

こどもを寝かしつけながら、おかあさんやお父さんが歌う優しい歌。空を飛べるお母さんだったり、おいしい虫をとってくれるお父さんだったり、お魚を見つけてくれるお母さんだったり…。

そんな優しいお父さん、お母さんの歌を聞いたねずみのぼうや。「あの子は、特別なんだ…」とちょっとうらやましそうに言います。どうやら、自分のお母さんと、他の子(動物ですが)のお母さん、お父さんを比べているようです。

他の子の環境を羨ましがる、というのは、どの子にもあります。でも、結局は、「自分のお母さん、お父さんも特別なんだ!自分も特別なんだ!!」と気がつくようです(笑)。気がついてくれないと、ちょっと悲しいですが…。

お話の最後にある、ねずみのぼうやとお母さんのやりとり。眠る前のねずみのぼうやの言葉…。ほのぼのしていて、とても良いです。いつまでもこんな親子でありたいと思うのですが、子供が成長してくると、なかなか…(笑)。

絵も優しくて、暖かくてきれいですよ。

私にとっても、私の子供は、特別です♪

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2006年8月24日 (木)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!127

不思議な力を持っている人は、世の中にたくさんいます。他の人が見えないものが見える人、他に人には探すことが出来ないものを捜し当てる人、未来が見える人などなど…。

天からのおくりもの―イザベルとふしぎな枝」は、Y字の形をした木の枝を使って、水を探し当てることが出来る、不思議な力を持った人の物語です。天からさずかった、神秘の力、ですね。

イサベルのおじいさんは、この「この不思議な力」を持った人として、土地では有名です。Y字型の木の枝を使って水の出る場所を見つけ、迷子になってしまった牛まで見つけてしまう。

おじいさんが持ったY字の木が「探しているものがある所」を指し示してくれるのです。

おじいさんも、どうしてそんなものが見つけられるのか、分からないようです。ただ、「大地が語りかけてくれる」という事だけは理解しているようです。自然を愛する、おじいさんの優しさや大きさが伺えます。

イサベルの家族は、こんな不思議な力を持つおじいさんと、優しいおばあさん、そして、利口なブタ、です(両親はいないのでしょうか?本には出てきません)。

イサベルと家族たちの平和で楽しい生活が書かれています。

幸せに暮らしていたイサベルたちですが、悪いことが立て続けに起こります。

穏やかで暖かい雰囲気の物語が、この辺りから一変します。

人間同士の信頼というのは脆いもの、そして、自分を蹴落とそうとする人間が身近にいる可能性が高いとという事…。そんな人間の醜さが見えてきます。

「不思議な力を持った人」の物語ではありますが、いろんな人間の心の中までも書かれている、そんな興味深い本です。

そして、最後にはこの「悪いこと」がきっかけで、イサベル自身にも、不思議な変化が起こります。イサベルにも、自然を愛する優しい心が宿っていたからでしょうか。大人も子供もホッとする、そんな結末です。

絵も落ち着いた感じで、とてもきれいです。

ただ、漢字には振り仮名が振られていないので、小さなお子さんは一緒に読んであげると良いのではないかと思います。

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2006年8月22日 (火)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!126

子供は、夢をたくさん持っています。

「あれになりたい。」「これになりたい。」とか、「あんなことをしてみたい。」とか、「ああいう所に行ってみたい。」とか。

大人になっても、夢はあるものですよね。私も、たくさん持っています。こういう気持ちは、いつまでも失いたくないものです。

ゆめのまたゆめ」は、素敵な夢がたくさん出てくるお話です。本を読み始めた、小さなお子さんには、とても楽しい本ですね。色彩も鮮やかですし、子供の夢をもっと大きく膨らませることができちゃう気がするーそんな絵本です。

でも、この夢、思い描く夢?それとも夜、眠っているときに見る夢??どちらともとれる内容ですが、そこが素敵だと私は思っています。

いろんな職業に就いている夢、いろんな場所へ行く夢、一度はやってみたかった事をやっている夢…。読んでいるうちに、自分自身が何となく夢の中を漂っているような気分になれる、不思議な絵本です。

更にこの絵本には、予想外の仕掛けがあります。ここでは、書けませんが(笑)。でも、少しだけ(爆)。お話の冒頭に、「ぼくはいぬ。ゆめみるいぬ。」とあります。ん?犬の見る夢のお話??でも、夢を見ているのは本当に犬なのでしょうか?

そして、最後の絵に、思わず笑ってしまう、そんな仕掛けの種明かしがあります(笑)。最後のページまで見ないと、分かりません!

親子で楽しめる、楽しい絵本でした。

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2006年8月21日 (月)

久しぶりに…7

しばらく、留守にしておりました。ブログをお休みしてしまって、申し訳ありません。

この一週間、結構忙しかったのですが、夜は本を読む時間がある日が多く、久しぶりに、ハードカバーの読み応えのある本(笑)を読みました。

以前から目をつけていた、「シバの女王―砂に埋もれた古代王国の謎」を読破しました。

「シバの女王」について初めて知ったのは、小学生の頃。「シバの女王」に関する曲があったので、その名前を知りました。

でも、「どこの人」という詳しいことは教えてもらえず、「アフリカの砂漠にいた、昔の女王様」といった程度の説明でした。好奇心旺盛だった私にとっては、少々不満(笑)。当時から、歴史には強く惹かれていたのです。

でも、よく考えると、こういう説明しかできないのですよね(笑)。未だに、「シバの女王」がどこの国の女王なのか、実在したのかが特定できないのですから…。

「旧約聖書」にシバの女王について書かれている文章があるのですが、それはほんの少し。他にもシバの女王に関する文献というのは、ほとんど見当たらないそうです。

そういう理由からも、ソロモンとシバの女王のお話は、架空のものであった、という説があるのでしょう。

でも、「旧約聖書」には、全くの作り話は存在しない、という説もあるそうです。多少(!!?「創世記」はどの程度?)の脚色は許されたそうですが(笑)。

前置きが長くなりましたが、今回私が読んだ本は、「いわゆる歴史の本」ではありません。「シバの女王」に魅せられた作者が、その姿を追い求めて、ヨーロッパ、アフリカ、アラビア半島、エルサレムを10年かけて巡った紀行文と、作者なりの謎解きといったところです。

「シバの女王」の影が、いろんな所に見え隠れするのですが、それよりも、「現代のアラビア半島」の緊張を強く、鋭く感じます。と同時に、アラビア半島の捉えがたい魅力も存分に感じることが出来ます。

さらに、「シバの女王の正体は?」、「本当はどこの国の人?」、などなど、私にとっては、最後まで興味の尽きない本でした。

手元に「旧約聖書」を置いたほうが、若しくは一読したほうが、いっそう読みやすいと思います。

古代の貴重な資料が埋もれている、アラビア半島やイスラエル。現在は、緊張の高まる、危険な地域ではありますが、早く、平和を取り戻して欲しいものです。

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2006年8月 9日 (水)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!125

8月、と言うと、夏休みですが、もう一つ、「終戦」「原爆」という言葉が私の頭をよぎります。

この時期が近づくと、テレビでも「終戦」「原爆」の話題を取り上げることが多くなりますよね。

で、私の子供、「原爆って何?」と興味を示しました。

一通りの(私の知識ですから、たいしたことはないでしょうが)説明をしてあげました。納得したのか理解したのか、いまいち、分かりませんでしたが…。

で、後日、この原爆に関する絵本である、「ヒロシマに原爆がおとされたとき」を見つけ、購入しました。

私の説明程度の知識しかなかった娘、この絵本を読み、絵を眺めて、正直、びっくりしたようです。

こんな凄まじく、悲しい出来事が現実にあったなんて…。普通は驚きますよね。

この絵本の著者は、大道あやさんです。なので、絵の印象は素朴で、強烈で、忘れがたいものとなっています。また、淡々とした文章が、当時の悲惨さを余計に強く感じさせるのです…。

更に、この絵本には、著者自身が原爆の絵を一枚一枚解説したCDがついています。 こちらも、強烈です。忘れられないです。一通り読んでから、このCDを聞くのがオススメです。

原爆についての本は、いくつか読みましたが、この本は本当に貴重ですね。いつまでも残されるべきだと感じました。

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2006年8月 7日 (月)

いつか子供に読ませたい!57

イギリスの「アーサー王の死」(まだ、このブログでは取り上げていませんでした…。また後日、取り上げてみたいものです。)を読まれた方は多いでしょう。

このアーサー王より古い時代の英雄、ベーオウルフは、案外、知られていないようです。

元は、取っ付き難い印象のある、英国最古の叙事詩です。あのトールキンは、この叙事詩を愛したと言われています。

これを、ローズマリ・サトクリフが再話したのが、「ベーオウルフ 妖怪と竜と英雄の物語―サトクリフ・オリジナル〈7〉」です。

このお話、少々、不思議なところがあって、英国のものなのか、北欧のものなのか…。古語英語で書かれているものなのですが、舞台はスウェーデンやデンマークなのです。

ま、私も、この程度しか知りませんが(笑)。

翻訳が少々古めかしい文体のような気がしますが、読みやすく、あまり気になりません。登場する人物や、怪物の描写もかなり迫力がありますので、正直、面白いです。

三十人力と言われた若き英雄、ベーオウルフ。父親の恩人である、フローズガール王の国が人を食べてしまう怪物グレンデルに荒らされていると聞き、グレンデル退治に出かけます。

そして、後半の物語は、老いてもなお、強く、勇ましいベーオウルフが、宝を守る、火を吐く竜を退治するお話です。

私が特に好きなのは、前半のグレンデルとの戦い。グレンデル登場の場面のオドロオドロしくて迫力がありますが、何と言っても、息子を失ったグレンデルの母親が凄まじいです。まさしく、妖怪。でもこの妖怪(怪物)のなかに、母親としての感情や優しさも感じます。

とは言え、後半の竜退治の部分も良いですよ~。ま、後半のお話に関しては、いろんな事情により、あまり詳しくは書けませんが(笑)。

伝説の人物を取り上げている本、というのは、いつの時代も興味をそそられるものです。私が、大好きなジャンルですね。

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2006年8月 3日 (木)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!124

何だか忙しくて、1週間ぶりの更新になってしまいました…。申し訳ないです。

「童話」というと、グリムやアンデルセンを連想する方が多いのではないでしょうか。

実は私もその一人です。

でも、現代の作家にも、とても素敵な童話を書いている方は多いものです。

イギリスの作家、テリー・ジョーンズさんの書いた「イースト・オブ・ザ・ムーン」もそんな素敵な童話集でした。

子供も楽しめますが、大人もかなり楽しめますよ!

色鮮やかな絵に予想外の展開のお話。親子で楽しめます。どちらかと言えば、「辛口」といったお話が多いですね。私は、好きです(笑)。

人間の心の底の欲や、醜さがうまく表現されています。「欲張りすぎるとロクな結果にならない」とか「筋の通らないことで偉そうにしていても、いずれ、ひっくり返される」とか…。

お話が10話収められていますが、私が好きなのは、「海のとら」と「ジャックのひと足」。

人間にもいそうなタイプの動物や妖精が、最後に罰を受ける、といったお話ですが、なかなか面白かったです。

グリムやアンデルセンを読んだことのある方(読んだことのある方がほとんどですね 笑)、結構楽しめるかも…。

少々、「灰汁が強い」ファンタジーかもしれませんが(笑)。

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