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2006年7月18日 (火)

いつか子供に読ませたい!56

黒人奴隷に関する本はいろいろありますし、私もいくつか読みました。

人種差別…これは、現代でも消えていませんし、過去も含めて正面から見つめなければならないものだと私は思っています。

最近読んだ、黒人奴隷に関する本で、「秘密の道をぬけて」は、かなり印象に残った、良い本です。漢字に振り仮名を振っていないので、小学校低学年の子供には難しいと思いますが…。でも、必ず、いつかは読ませたい!と強く思っている本です。

南北戦争が始まる少し前の1850年代が、このお話の舞台です。奴隷制度を巡り、アメリカでは、激しい議論が戦わされ、犠牲になった奴隷がたくさんいます。

この時代に、「地下鉄道」と呼ばれる、秘密の組織が実在したそうです。

逃亡した奴隷を捕まえようとする、奴隷の雇い主たち。そんな奴隷を心から助けたいと願い、わが身の危険も省みず、無償で奴隷たちの逃亡に手を貸していた人たち…。

「地下鉄道」とは、そんな奴隷たちを助けたいと願う人たちの集まりだったのです。

主人公の女の子、アマンダの両親は、この「地下鉄道」の組織の人たちです。

ある夜、アマンダは、この両親の秘密を知ってしまうのです…。

黒人の家族を家の秘密の部屋に匿い、休む場所と食料を提供します。最終的に、この家族は、「自由の国」カナダを目指すと言うのです。

ほんの短い時間ですが、いろいろな話をするうちに、この黒人の家族の娘のハンナとアマンダは、強い友情で結ばれていくのです。

真実に基づいた、ハラハラする展開に私は夢中になって読みました。

両親と共に、黒人家族を助けたいと願うアマンダ…。私もついついアマンダと同じ気持ちになっていきました。

暗く、つらいお話ではありますが、黒人家族の決して希望を失わない強さを感じます。

お話の最後に出てくるハンナの手紙には、感動します。

もうこんなつらく悲しい事が、二度と起こりませんように…。

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コメント

 私は、奴隷制度には、勿論反対です。しかし、子供の頃に北軍(リンカーン)は、正義で南軍は、悪と教えられたのですが、色々な本を読んで行くと必ずしも、そうとばかりは、言えない事が、分かりました。
 例えば、「若草物語」は、北軍の視点で描かれていますが、「風と共に去りぬ」は、南軍の側から、南北戦争を描いていますよね?
(レッド・バトラー嫌い!)主張が、違っていて当然です!
 解放された奴隷達が、命令されないと動けない人間になっていたという話も残っています。

ナルニアの 国を探せる 愛娘
箪笥開けば 父の秘密が

 関係ないですが、昨夜、ふと思いついたので・・今は旦那さんの育った家に暮していますか?「お父さんが、お前くらいの時は、成績が、良くてな・・・」聞かされて来た娘さんが、ある日、箪笥を開けると父の小学校時代の通知票が・・・という場面を想像して、作りました。あくまで諧謔なので、事実と違っても、立腹なさらない様に・・・

投稿: 鵺娘 | 2006年7月18日 (火) 10時06分

>鵺娘さん
>子供の頃に北軍(リンカーン)は、正義で南軍は、悪と教えられたのですが、色々な本を読んで行くと必ずしも、そうとばかりは、言えない事が、分かりました。
私もそうです。南軍側を「悪」と意識しているわけではありません。

>解放された奴隷達が、命令されないと動けない人間になっていたという話も残っています。
これも聞いたことがあります。ま、「奴隷として」扱った人たちにも責任はあるとは思いますが…。

私は、主人の実家では暮らしていません。主人は長男なのですが、主人の母とは離れて(近くではありますが)親子3人で暮らしています。仲が悪いわけではないのですが(笑)。
主人の成績表は残っていないかも(笑)。本人曰く、「あまり成績は良くなかった」そうです(笑)。

投稿: リーヴル | 2006年7月20日 (木) 09時43分

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