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2006年6月14日 (水)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!110

「相手の気持ちを考える」

これは、とても難しいことです。大人にとっても、とても難しいこと。

当然、子供にとっても、もの凄く難しいことになりますよね。学年が上に上がるほど、こういう場面に出会うことは多くなります。

でも、「相手の事を考えている」のだけれど、相手は「違うことを考えている」場合が実は多いのですし…。うまくいかないです。私もそうでした…。

そんな学校の様子をオタマジャクシの学校に置き換えて書かれている「オタマジャクシのうんどうかい」。かわいらしく、軽快な表紙と題名からはあまり想像できない、そういう「重いテーマ」を扱っています。

オタマジャクシの学校で運動会が開かれることになり、かけっこ(オタマジャクシだから、泳ぐのですが)の練習をみんなでしています。

みんな一生懸命に泳いでいるのですが、運悪くザリガニに尻尾を半分切られてしまったタマは、どうしても遅れてしまうのです。

ハンデを負ってしまっているタマを気遣う、他のオタマジャクシたち。「何か良い方法はないか??平等にならないのか?」みんな、懸命に考えます。

そして、出された一つの結論。良い事をしているように見えるのですが、タマは、本当は何を望んでいたのでしょうか?

子供向けの本ではありますが、難しいテーマです。読んだ大人のほうが考え込んでしまうかも…。

相手を気遣った行動のはずが、返って相手を傷つける場合もありますし…。

確かに難しいですよね。人によって考え方は違いますから。だから、どうしていいか分からない場合が多いと思います(大人だってそうですよね?)。

ただ、結論を出せなくても、せめて、「相手のことを考える」心は常に持っていて欲しいものです。

でも、この本の結末には、何だか安心しました…。「オタマジャクシ」ですからね。いろんな事があって、成長していく……のですよね。人間と同じように。

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コメント

 俳句の世界では、オタマジャクシの事を蝌蚪(かと)と呼ぶのですよ!
 このお話に興味を持ったから、図書館に、行ってみたけれど、人気が、あるのか?貸し出し中でした!

細(ささ)やかな 違いが何で あるという
大人になれば 切れる尾っぽや

 リーブルさんの紹介文を読んでまず思いついたのは、運動会の順位を付けないとか言う事より、上記の歌です。
 人とは違った身体をしている!それだけで苛められた私ですが、上記の歌の様な事を考えていました。
 そういえば、小学校時代のノートに「か●わのお玉」という話が、書かれていました!あまりに、救いのない話なのですが、今度拙ブログで、紹介します。

投稿: 鵺娘 | 2006年6月14日 (水) 14時38分

>鵺娘さん
>俳句の世界では、オタマジャクシの事を蝌蚪(かと)と呼ぶのですよ!

やっぱり、俳句の世界の言葉は素敵ですね!オタマジャクシより、断然風情があります。

体の違いがあっても、ちゃんと大人になりますものね!そういう違いで人を苛めるのは、納得いかないです。

投稿: リーヴル | 2006年6月16日 (金) 09時34分

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