子供を本好きにするには大人が楽しむ!116
また犬関係の本を(笑)。
子供が犬好き、だけでなく、実は私も好きなのですが(笑)。
でも、「だめ犬フーフー」は、ちょっと、今まで紹介してきた本と犬の様子が違います。
まさのり君は、今の家に以前住んでいた人の飼っていた「フーフー」という犬を譲り受けます。
でも、このフーフー、ちょっと変わった犬なのです。「お手」も「お座り」もしない、一日中寝そべって、まさのり君と遊ぼうともしない。散歩に連れ出そうと紐をつけると、絶対動かない…。
まさのり君もお父さんもお母さんも手を焼いています。正直、フーフーがかわいくない様子。
そんなある日、雨が降ったとき、せんたくものがいつの間にか取り込まれている、という変な事が起こったのです。その時家にいたのは、フーフーだけ。どういうことでしょう?
そして、ある日、まさのり君は、フーフーがどこかへ出かけていくのを見つけ、後を追いかけてみるのですが…。
こういう犬の様子を書くと、飼い主と心が通じていない、懐いていない、と言われそうですよね。
確かに、フーフーは飼い主が変わってしまって、人間には想像できないくらいの悲しみを感じたでしょう。飼い主の都合とは言え、フーフーはどんな気持ちだったか…。
いろんな事が起こり、まさのり君とフーフーの関係も微妙に変化していきます。まさのり君は、フーフーの事を少しずつ理解していきます。多分、フーフーもまさのり君を理解する(認める?)ようになっていったのでしょう。
これって、人間同士の関係にも言えるかも…。
結末には、何だかホッとしたのですが、考えさせられる内容でした。犬が好きなので、ついつい犬の方の気持ちになってしまったからでしょうが…。
でも、犬は人間が思っているより、ずっとたくさんの事を考えているんでしょうね!
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コメント
壊れたる 玩具のごとく 捨てられし
犬の気持ちに 我もなるかな
ところで、「ゆうたくんちのいばりいぬ」というシリーズを、知っていますか?(面白いですか?)
私が、シベリアンハスキー?という犬を始めて知ったのは「動物のお医者さん」でなく、この作品でした。
以前、この絵を荷台に、大きく描いているトラックを見つけました。
夫婦でやっている小さな運送屋らしく、奥さんの方は「この犬が、可愛いから、皆、見て行くのよ!」と得意になっていましたが、私が「じんべえ?」と聞くと、旦那さんの顔色が、変わったから、明らかに許可は、取っていないでしょう?別に構わないのですが!
今は、犬を飼っていますか?私もごく幼い頃に、家に犬が、いた記憶が、あります。父親が、道楽者だから、買って来たけど、禄に世話は、しなかった様です。両親や、姉の言う事には、従ったけれども、私の言う事は、自分より、「地位が、下だ!」だと思うのか?従いませんでした!犬には、そういう所が、ありますね?
投稿: 鵺娘 | 2006年6月27日 (火) 10時51分
>鵺娘さん
今は、犬を飼っていません。
大好きなのですが、自分が子供の頃に飼っていた犬の事を考えると踏み切れません…。もう20年ほど前に死んでしまったんですけどね。未だにそんな気持ちが残っているのは、おかしいですか?
>自分より、「地位が、下だ!」だと思うのか?従いませんでした!
犬を飼い始めた頃、弟はまだ体が小さかったせいか(?)、少々なめられていたようです。でも、直ぐにそんな事はなくなりましたけどね…。父親に一番従順だったような気がします。一番世話をしていなかったんですけどね(笑)。
投稿: リーヴル | 2006年6月30日 (金) 09時24分