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2006年6月 2日 (金)

久しぶりに… 4

昨日なかなか眠れなくて、懐かしい本を手にとり、結局最後まで読んでしまいました(笑)。朝だと言うのに、少し眠いです…。

木かげの家の小人たち」を初めて読んだのは、小学生の頃。続編もありますよね(その話はまた今度ー)。

それから、何度も読みました。

現実には存在するはずの無い、小人たち。でも、未だに、こういう小人たちは存在するんじゃないのかな?なんて思う事もあります。

この本は、「ファンタジー」と言えるのかもしれませんが、何だか妙に現実的で、本当に会ったことのように感じてしまうのはなぜでしょう?

本当に小さな、手のひらに乗ってしまうような小人たちと、その世話を任された森山家の人々の物語です。

この小人たちに必要なのは、青色の美しいコップ1杯のミルク。これを、毎日欠かさずに小人たちの住まいのそばに置いてあげる、というものです。

優しい森山家の人々に守られた、平和で静かな小人たちの生活。

ミルクを運ぶ係は、やがて、父親の代から子供の代へと引き継がれていくのですが、最後に任されるのが、ゆりという女の子。

途中から、ゆりを中心として話が進んでいきます。

と、ここまでのあらすじだと、単なるファンタジーになってしまうのですが、ここにあの戦争による悲劇が絡んでくるのですー。

家族のため、そして小人たちを守るため、平和を願い、一生懸命なゆり。ただのファンタジーと思えないのは、こういう部分の描写があるからなのでしょうか?

でも、この物語は、決して悲惨で悲しいだけのものではありません。

何があっても前向きに生きようとするゆりと小人の子供たちの成長が感じ取れる、力強い物語です。

ただ、今の私の心の中に湧き上がるのは、寂しさ、なのです…。子供の頃と、ちょっと違う感想…。それは、私が親になったから?

親になったから?読んでいない方に失礼なので、詳細はちょっと…(笑)。

子供向けとは言え、結構長い本ですよね。今日一日の記事で済ませるのは間違いだったかも…。私自身の思い入れがそれだけ強い、という事もあるのでしょうが…。

私の子供が読むのには、まだ少々難しい(読めない漢字もあるでしょうから)でしょうね。読み聞かせするには、長すぎますし(のどが痛くなりそう 笑)。

でも、いつかは読んで欲しい、どう感じたか話して欲しい、なんて思っています。

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コメント

 私も、その頃に、読みましたが、大人になってから、読み返す為に、買い直しました。この本を探していたら、何と昔のノートが、見つかりました!

髪の色 違いを憎む 先生が
望みたるのは 基地なき平和

 少し手を加えてありますが、小学6年の時の作です。担任は、基地の反対運動も、していましたが、「平和の為とか、言いながら、あんたのやっている事って、鬼畜米英と言っていた人達と、変わらないじゃん!」と言ったら、激怒して、また身体の事を言われました。「哲が、負けると分かっていた戦争に、何故行ったか分かりますか?そういう人達を馬鹿に、する事が、貴女の語る平和ですか?」当然ながら、いぬいとみこなんて知らない人でしたが、さらに火に、油を注ぎ・・・
(私的には、信が好きです!)
 
 野尻湖に、行った時、工房に小人の人形が、あったので、「ロビン?アイリス?」と冗談で、聞いて見ると「分かった人、初めてだよ!」と¥○○を¥1000にまけて、貰いました。姪に盗られたけど、分からない人が、持っていても意味が、ないでしょう?

投稿: 鵺娘 | 2006年6月 2日 (金) 11時15分

>鵺娘さん
>何と昔のノートが、見つかりました!
素晴らしい!!鵺娘さんの、子供の頃の本の感想や考え方が甦りますね!
差し支えなかったら、鵺娘さんのブログにもどんどん紹介してくださいませ。
野尻湖、行ったんですね!いいな~。ロビンとアイリスの人形…。でも、分かる人が少ないのは、何だか悲しいですね…。この本、読んでいる人、たくさんいるはずなんですがね~。

投稿: リーヴル | 2006年6月 6日 (火) 08時53分

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