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2006年5月 9日 (火)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!98

絵本の絵というのは、本当にいろんなパターンがあります。

子供向けにかわいらしく描いてあるもの、細部まで丁寧に描いているもの、色彩が鮮やかで思わず目を奪われるようなもの…。

フランスのファーブル愛好家の間で、「プチ・ファーブル」と親しまれている細密画家の熊田 千佳慕さん。熊田さんが絵を描いた「ファーブル昆虫記」は有名です。

熊田さんは昆虫や植物に本当に愛情を注ぎ、細かく観察していたからこそ、こういう素晴らしい絵が描けたようです。

熊田さんは幼稚園児の頃、クマバチのビロードのような背中にどうしても触れたくて、何度もクマバチに飛びついていったそうですから(笑)。

この方の絵本は本当にきれいですよ。私は、「全部集めたい!!」なんて思っています(笑)。

そんな熊田さんの絵本の中でも、私は特に「みつばちマーヤの冒険」がお気に入りです!!熊田さんは、この絵本を5年もかけて完成させたそうです。

はっきり言って、見とれてしまいます!ミツバチに触れてみたくなります!!

昆虫の一匹一匹が細かく丁寧に描かれていて、今にも動き出しそうです。花や葉、木も本当に細かく、美しく描かれています。

この絵に夢中になった私の子供は、読んだ後に模写していました(笑)。

子供はもちろん、大人が夢中になってしまうような美しい絵本です。

絵の話ばかりに熱中してしまいましたが(笑)、あの名作ですから、お話の面白さは言うまでもありません。

私の中では、1、2位を争うほどの素晴らしい絵本です。

この絵本の最後の熊田さんの略歴のページに、熊田さんのこういう言葉が書かれています。

「自然は美しいから美しいのではなく、愛するからこそ美しい」

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コメント

 この人の絵を見に行った事があります。ファーブルと言えば、奥本大三郎訳を読んだ事がありますか?奥本氏は、はっきり言うと嫌いです。映画「コレクター」を見ても、「網はああいう使い方をしない」とか、ヘッセの「少年の日の思い出」を読んでも、「蝶が好きな人は、ああいう標本の扱い方をしない」とかの意見しか言わないのです。学者の意見と言えば、言えますが、確信犯でない限りは、かなり鈍い人としか思えません。
 「少年の日の思い出」は教科書でやりませんでしたか?何故か、エミールの方が悪役の様に言われましたが、私は主人公の方が嫌な奴に思えました。
 たかが蝶 二度まで友に 敗れるや

微妙に話が、ずれてすみません。

投稿: 鵺娘 | 2006年5月 9日 (火) 15時18分

>鵺娘さん
そうですか!!私も見に行きたかった…。
奥本大三郎氏ですか。読んだかな…。
実はファーブルは全て実家にあるので…。記憶が曖昧です。
でも、私もそういうケチをつける人はあまり好きじゃないです(笑)。
「少年の日の思い出」は、私の学校で使っていた教科書には載っていなかったです。

投稿: リーヴル | 2006年5月11日 (木) 09時21分

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