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2006年5月26日 (金)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!105

本日は子供向けの絵本ですが…。大人が読むべきじゃないかと思った絵本です。

第二次世界大戦の最中のナチスによる、ユダヤ人虐殺。これは、決して忘れてはならない悲劇です。

この悲劇に関する本は、私もいくつか読みましたが、今回初めて、この悲劇を扱った絵本に出会いました。

エリカ 奇跡のいのち」です。

この絵本には、強制収容所の具体的な様子は書かれていません。この物語の主人公であるエリカという女性も、ナチスから直接虐待を受けたわけではありません。

なぜなら、エリカは強制収容所に入れられる前に、信じられない方法で難を逃れたのです…。

強制収容所に入れられたら、待っているのは死。これを理解したエリカの母親は、危険と知りながらも、エリカを強制収容所に入れないで済む方法をとりました。

例え確立が低くても、強制収容所に入れられるよりは、生きる望みがあるかもしれない。そう考えたのでしょう。この母親の気持ちを考えると堪らないです。

…結果としてエリカは助かり、無事に成長します。でも、大人なり、事実が見えてきたエリカはどんな気持ちだったか…。

助かったとは言え、エリカはこの悲劇の紛れも無い犠牲者です。こういった事件があったから、エリカは自分の両親の顔を覚えていないし、両親の事も何も知らない。自分の名前、自分の誕生日すら分からない…。

本来なら、親の愛情を受けて、幸せに暮らしていたはずなのに…。

私は、過去に起こった、戦争による悲劇は子供にきちんと伝えるべきだと思っています。

まだ、きちんと理解できないかもしれない。でも、「こういう悲劇があった、こういう悲劇を繰り返してはならないー」、頭の片隅にでも良いから留めておいて欲しいのです。

落ち着いた雰囲気の、丁寧に書かれた精密な絵もとても良いです。この絵の中に、犠牲になった人々の悲しみを感じます。

私の子供は、理解してくれたかな?

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コメント

 アンネ・フランクは、他の子とは、明らかに違うと思いませんでしたか?母や姉、大人達に対する視線もシビアですし、享受出来る女の子の特権も、自ら否定しています。完訳版・文春文庫を読むと、一層、それが、分かります。
 中学の時に、教科書に「アンネの日記」が、載って「もしも、アンネ・フランクが、生きていたら~」という作文を、書かされました。「人を楽しい気持ちにさせる童話をたくさん書いた!」と言った主旨の子が、多かったのですが、私は、正反対の事を思いました。拙ブログで、詳しく紹介しますが、「公園デビューで、どうしても、他のお母さん達とは、うまくやっていけない!」と言った内容でした(笑)

他(た)が胸に 黄色い花を 付けなけば
自分保てぬ 人の居るかな

 ホロコーストを否定しながら、ピンクのカーネションに、賛成している人もいます。曰く「黄色とピンクは、違う!」
 「我が闘争」まだなら、是非読んで見て下さい。何故、ヒトラーが、大衆の心を、つかむ事が、出来たかが、分かる気がします。(誤解のない様に言って置きますが、肯定は、していませんよ!)

投稿: 鵺娘 | 2006年5月26日 (金) 11時35分

>鵺娘さん
そのアンネ・フランクの感想、読んでみたいです。貴ブログに掲載されるのを楽しみにしていますよ!
>人を楽しい気持ちにさせる童話をたくさん書いた!
それは、どうでしょう?私はそうは思いませんでした。ああいう経験をされた方ですからねー物書きになったかもしれませんが、悲しみが漂う本を書いた可能性のほうが高いような気がします(私見ですが)。
実は、「我が闘争」、まだ読んでいないんですよ。いずれ読みたい!と思いつつ、なぜかそのままで来てしまいました…。
ヒトラーのした事は確かに許せないのですが、私は、彼の全てを否定しているわけではありません。

投稿: リーヴル | 2006年5月29日 (月) 08時57分

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