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2006年5月11日 (木)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!99

昔大好きだった、懐かしい本を子供が読んでいました。

大きい1年生と小さな2年生」です。30年以上前からある本なので、読まれた方も多いでしょう。

私も小学生の頃に読んだのですが、私の場合、あまり大きくなかったので、「小さな2年生」のあきよの立場でした(笑)。

それに、性格も多少似ていたでしょうね。きついと言うか、負けず嫌いと言うか…。弱い子に頼られるとほっておけませんでしたし。ま、あそこまで喧嘩っ早くはなかったのですが…。

小さいけれどしっかり者のあきよと対照的なのが、3年生と間違われるくらいからだの大きなまさや。気が弱くて、ついつい人を頼りにしてしまいます。

近所だった二人は、一緒に登下校するようになります。見た目は逆でも、あきよはやっぱり、「1歳上のお姉さん」。まさやを励まし、かばってくれます。

そんなまさやも、あきよと接することでいろんな事を考え、少しずつ変わっていきます。

題名からも分かるとおり、このあきよとまさやがお話の中心なのですが、あきよの友達のまり子の存在がおもしろいです。

あきよはしっかり者ですが、すぐに人と喧嘩してしまうという欠点があります。でも、そんなあきよをうまくコントロールしている(??)のが、このまり子。

「けんかしちゃ、いやよ。」とノンビリした調子で言い、あきよの戦意(?)を喪失させてしまいます(笑)。実は、私の子供はこのタイプ。人とほとんど喧嘩しませんし、「キレル」という事もありません。良いんだか悪いんだか…。

あきよタイプの私としては、こういうおっとりタイプは逆に心配です。

なので、あきよの過激な言動は理解できない様子。逆な気の弱いまさやも「どうしてだろうね?」。この本は、私の子には向かなかった!?

話がそれましたが、この本の最大のテーマは、「まさやの成長」です。気の弱いまさやが、何をきっかけに変わっていくのか、そして、どんな行動を取るのかー。

大人も結構、感動します。久しぶりに読んで良かったです。

ずれた発言をする私の子供ですが、最後は感動していたようです(笑)。やっぱり、読ませて良かった!

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コメント

漢(おとこ)なる 一年坊主 恥じぬ様(よ)な 日本人に 我はなれたか

 私は小学校の入学時に13●cmも、あった大きな1年生でした。同級生のT本君は、更に、大きく140cm近くは、あったカナ?自分が「あいのこ」と言われても、ヘラヘラ笑っていたのに、友達が、馬鹿にされたり、苛められたりすると相手が何年生でも、大人でも向かって行く様な子でした。あんないい子が、何故?

 最近、この本を図書館で、読み返しました。パンが¥5、バスが¥10とか、(数字は、正確では、ありませんが、)の時代の話でしたよね?それと携帯も、ある現代と違い、まだ家電話ですら、ない家も珍しくない時代だったと思います。そこら辺の背景の違い、子供達は納得して、読むのでしょうか?

投稿: 鵺娘 | 2006年5月11日 (木) 13時39分

>鵺娘さん
>パンが¥5、バスが¥10とか
バス代は、そのくらいですね。私は幼稚園から帰るとき公共のバスを使用することが多かったのですが、大人が降りるときに10円玉や5円玉を使っていたことを覚えています(私の住んでいた所は、降車時に料金を支払います。今もそうじゃないでしょうか)。

>そこら辺の背景の違い、子供達は納得して、読むのでしょうか?
この違いを教えていくのが大切だと思っています。私はそうしていますし、同じような事をしている親はたくさんいます。「子供が、こんな昔の時代背景を理解できるわけが無い!」と昔からある良い本を読ませないのはもったいないですから。
でも、そういう昔の様子を子供は喜んで聞くものですよ。

投稿: リーヴル | 2006年5月12日 (金) 09時11分

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