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2006年5月15日 (月)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!100

大人というのは、自分の子供に、自分の考えや物の見方を押し付けてしまうことがあります。

小さな子供には、そんな事をしないほうが良い、と言いますよね。私もなるべく、自分の見方、考え方を押し付けないようにしてきたつもりですが…本当のところはどうでしょう(笑)。

ダニエルのふしぎな絵」の主人公の女の子、ダニエルは、周囲が驚くような個性的な絵を描いていました。

それは、ダニエルの心に浮かぶ、空想の世界。現実には決して存在しない生き物や風景です。

「現実に存在するもの」を写す仕事をしている写真家のお父さんには、全く理解できなかった様子。でも、ダニエルの事をとてもかわいがっています。

現実離れした絵を描く娘を心配する父親。自分の絵を父親に認めて欲しい娘。でも、ある事件をきっかけに、この親子の価値観が近づくのですー。

価値観が大きく違う親子ですが、心の底ではしっかり繋がっているのだと思います。だからこそ、いつも相手の存在が心の中にあるのでしょう。

この絵本の著者の父親は写真家。そして、著者は、子供の頃から絵本作家を目指していたそうです。著者の自伝的な絵本と言えるでしょう。

ダニエルが空想で描いた絵が美しく表現されている、この絵本。小さな頃は、誰でもこんな空想の世界が自分のすぐそばにあったはずです。

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コメント

我にしか 見えないモノを 笑いたる
父母幼き日 同じモノ見る

 病院の待ち時間に、作って見ました。私が、今でも「それ」が、見えるのは、心が、幼いからでしょう!

投稿: 鵺娘 | 2006年5月15日 (月) 13時22分

>鵺娘さん
>心が、幼いからでしょう!
う~ん。私は、いつまでも子供の純粋な心を忘れていないから、なのだと思います。
私も、見えるはずのないものが見えていた時期がありますし、怖い目にあったこともあります。
ただ、見えていたのは、本当に小さな頃だけですから…。俗世間に染まってしまった、のでしょう。

投稿: リーヴル | 2006年5月16日 (火) 09時03分

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