久しぶりに… 3
実は私、「化石」とか「生物の進化」、「○○億年前の地球の気候」なんて話が大好きです(笑)。
なので、そういった関連の本を見つけると、ついつい読みたくなってしまうのです。で、誘惑に負けて、購入してしまうのです。周りは、「中毒に近い」などど、言っております(笑)。
ま、今は子持ち、家庭持ちなので、独身の頃のように手当たりしだいではありません。時間もありませんし…。
でも、「眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く」は、どうしても誘惑に勝てませんでした…。発売前から予約していました(爆)。
最近、TVなんかでも話題になっている「カンブリア紀」。この時期に、地球上の生物は、爆発的な、驚くべき進化を遂げた、と言います。これが、およそ、5億4300万年前。
この爆発的進化には謎が多く、あのダーウィンを悩ませたそうです。
この「カンブリア紀」大進化の謎を握る鍵が「生命最初の眼」だと言うのです!
私は、この本の題名にもの凄く惹かれました。私の記憶だと、地球上の生物には、初めは眼はついていなかったはず…。一体、眼が、いつ出てきたのか…。
著者のアンドリュー・パーカーは、様々な研究結果を元に、自分の展開する「光スイッチ説」を分かりやすく説明しています。
「眼」が誕生し、「見える」ようになった事で、生物の進化はどう変化していったのか…。
この「カンブリア紀」やそれ以前に生息していた生物を分かりやすく説明するために、現代の生物を例に挙げ、比較している箇所がいくつもあります。おかげで、見たことも無い、「大昔の生物」をうまく想像できます(実際に、挿絵がある生物もありますが)。
私の場合、光のほとんど届かない場所で生息する、眼の見えない生物たちの進化について語られている箇所にとても惹かれました。思わず、「なるほど」(笑)。
こういった本は理屈っぽくて難しいと思われるかもしれませんが、この本は違います。専門知識の無い、一般の人に読ませるために書かれた本なので、分かりやすく、噛み砕いた言葉をうまく使っています。
著者は、核心である「光スイッチ説」の場面まで、読者を飽きさせません。化石となった時代を見事に、そして色鮮やかに再現しています!!
私は最後までワクワクしました♪
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コメント
高校の時の物理の先生が、大嫌いだったので、地学で実力テストを受けました。物理の時は、いつも赤点だったのに、成績上位者として名前が、載りました。「今までの物理のテスト、ふざけていたんだろ?」先生に言われました。何故、分かったのでしょう?
化石を、集めたりするのは、子供の頃から、好きでした。
この海で 遊びし我が 石となり
億万年後の 我が見つけん
小学校の時に、作ったモノに手を、加えた歌です。「今、私の拾った貝や魚の化石は、まだ地球が、海であった頃の前世の自分では、ないか?何世代も経て、漸く、昔の自分と巡り会えた!」私は、そんな事を考えている様な子供でした。「そんな事、ある訳ないじゃない?」「大体、普通の女の子は化石なんか、集めたりしないものよ?」と例の方に言われました。
投稿: 鵺娘 | 2006年5月24日 (水) 12時11分
これは持ってませんが、グールドの「ワンダフル・ライフ」とS・C・モリス「カンブリア紀の怪物たち」を持ってます。
恐竜好きは多いですが、個人的には恐竜絶滅後の哺乳類・鳥類や、魚類の誕生から爬虫類の登場までのような陽の当たらない時代にも興味がありますね。
逆に未来の生物を想像(創造?)した「アフター・マン」もいい感じでしたが、値が張るので買えません(泣
投稿: 煬帝 | 2006年5月25日 (木) 01時58分
>鵺娘さん
化石についての想像、面白いですね。
なるほど…。そんな事もあったらいいな~なんて思ってしまいました。
でも、私も化石、好きですよ。あまり多くは持っていませんが、妙な石を見かけると「化石??」なんて思って、思わず拾ってしまいます(笑)。
投稿: リーヴル | 2006年5月25日 (木) 09時33分
>煬帝さん
煬帝さんは、こういった類の本、詳しそうですよね。でも、この分野の本、高価なものが多くないですか(笑)。
「カンブリア紀の怪物たち」は読んだことが無いので、読みたいです!!
でも、未来の生物の本も気になりますね~。
投稿: リーヴル | 2006年5月25日 (木) 09時36分