子供を本好きにするには大人が楽しむ!85
今更、と思われるかもしれませんが…。
「ペロー」が書いたお話を読まれた方は多いと思います。むしろ、読んだことが無い!なんて方はいないのでは?と思うくらい、ポピュラーです。
日本語に訳されている本の種類もとても多いです。
どれがいいの?なんて悩んでしまうこともしばしば…。
で、今回、目に付いたのが、「ペローの昔ばなし」です。
そう、そのままの題名(笑)。
でも、私は、この本の表紙と、本文中の挿絵に惹かれまして手に取りました。
挿絵画家ギュスターヴ・ドレによる、精密で美しい版画が使われているのです!
この方が挿絵を手がけた本は、日本でもいくつか出版されているようです。私も見たことがあるのですが、どれもとてもきれいです。圧倒されますよ。
で、このペローの昔話と見事に合っています!!素晴らしい!!
収録されているお話は、よく知られている「眠りの森の王女」や「赤ずきん」、「サンドリヨン」(一般的には「シンデレラ」で知られています)などなど。
子供の頃から読んでいるお話ばかりで、今更ーなんて思われるかもしれませんが、お話の結末にご注目!
子供向けに訳されているもの(子供向けに限らず、日本語訳は残酷なシーンなんかをカットしている事が多いですからね)しか読んでいなければ、あなたが知らないパターンの場合があるかもしれませんよ!!
ちなみに、子供は、「眠りの森の王女」が目が覚めた後のお話にびっくりしていました…。そうなんです。王女が目が覚めて、めでたしめでたし、では終わらないんです(笑)。
子供に読んであげるのも良いのですが、大人が改めて読んで、いろいろ考察してみるのも楽しいですよ。裏を見る、と言いましょうか(笑)。
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コメント
色々なパターンがあるかもしれませんが、確か「眠れる森の美女」は一人だけ、お呼ばれしない魔女がいたのではなかったですか?私が小学校の低学年の時に、読んだ本はそうでした。仲間外れの魔女の視点で書いた作文をその時の先生は「そこに目を付けるとはさすがだね?」と誉めて下さいました。
世が我を 憎むのならば それも良し
我も世の中 憎み生きるや
仲間外れの辛さなら、人一倍知っています!
投稿: 鵺娘 | 2006年4月13日 (木) 09時54分
岩波文庫版を持ってます。
いつかネタに使おうと思って。
…いつになるんだろ。
投稿: 煬帝 | 2006年4月13日 (木) 16時22分
>鵺娘さん
さすがですね。
小学校低学年で、そこに目をつけ、その魔女の視点で
作文が書けるとはー。
私なら、絶対思いつかないことでしょう!
>仲間外れの辛さなら、人一倍知っています!
今は一人じゃないですよ!!
投稿: リーヴル | 2006年4月14日 (金) 09時16分
>煬帝さん
>岩波文庫版を持ってます。
>いつかネタに使おうと思って。
待っています。そういった記事を書いたら教えてください。
見たいです。読みたいです!
ペローとかグリムは、結構、奥深いですよね~。
いろんな人の解釈、感想を聞くのは大好きです。
その解釈で、次に読むときは、また新鮮になりますから。
投稿: リーヴル | 2006年4月14日 (金) 09時20分