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2006年4月27日 (木)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!94

私の英語の読解力・単語力はたいしたことはありませんが(笑)、洋書、外国の絵本はいくつか持っています。

友人にプレゼントされたものもありますよ~。全く理解できない国の絵本でも、絵がきれいで、見ているだけで楽しかったりしますからね。

そんな外国の絵本の日本語訳を後で本屋さんなんかで発見する、という事も時々あり、それも楽しみの一つとなっています。

しろいうさぎとくろいうさぎ」は、アメリカの絵本を翻訳したものですが、絵は、この素晴らしいアメリカ版と同じものが使われています。かなり昔から発行されていて、読まれた方も多いと思います。

うさぎが丁寧に描かれていて(表情や毛の一本一本)、すばらしいです。お話によく合っていて、本当に素敵です。

私は、この絵本のアメリカ版をかなり昔に知人にプレゼントされていたので、本屋さんで日本語版を見つけたときは、何だかうれしかったです(原題は、The Rabbits' Wedding です)。

仲良しのくろいうさぎとしろいうさぎ。いつも一緒にいます。

でも、ある日、くろいうさぎが「ちょっと考えていることがあるんだ」と、悲しそうな顔をするのです…。くろいうさぎは、何を考えているのでしょうか…。

一見、単純な子供向けの絵本のように見えますが、落ち着いた雰囲気の絵本ですし、いろんな解釈ができる大人向け、とも言えるかもしれませんね。

この絵本には、アメリカの黒人と白人の関わりが隠されている、と言いますしー。

もちろん、子供も楽しめますよ。

純粋で、真っ直ぐな子供たちは、この絵本に大いに共感するようです。

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コメント

仕事忙しい時って、こういう絵本を寝る前に読むとぐっすり眠れて良いかもしれませんね。
絵だけが残って、夢でうさぎに仕事はっぱかけられてたら怖いですけどね(笑)

投稿: tono | 2006年4月27日 (木) 15時01分

>tonoさん
>絵だけが残って、夢でうさぎに仕事はっぱかけられてたら怖いですけどね(笑)

(爆)確かにそうですね。私も夢の中でもそういうのは、怖いです。

この絵本は、結構静かで心が安らぎます。
だから、子供より、大人が読んだ方が良いのでは?なんて個人的には思っています。

投稿: リーヴル | 2006年4月28日 (金) 09時40分

何ひとつ 人と変わらぬ 我なれど
ただたまたまに 肌が黒きや

 旅先で、地元の中学生に「一緒に写真を撮って欲しい!」と声を掛けられました。私の髪の色は、それ程に目立つのです。中に一人だけ、私と同じく、明らかに「外見」の違っている子が、いました。肌が黒いのです。話を聞いていて思いました。その子も私も「たまたま」そういう肌や髪の色に生まれて来ただけなのに、我が担任の様な方はやはり何処にもいる様です!(私の場合は「他にも色々と『生意気』な所があった!」そうですが!)そういう人に「反戦」だとか「平和」だとかは、口にして欲しくないですね?!
 そういえばリーヴルさんの時代は「アンクルトム」がまだありましたよね?確かに色々と問題のある作品ですが焚書坑儒はいけないのでは!?
平井和正の「レオノーラ」は黒人と白人の立場が、逆点した世界の話です。

投稿: 鵺娘 | 2006年4月30日 (日) 07時05分

>鵺娘さん
「アンクル・トム」については、いずれ、このブログにも書きたいと思っています。
確かに、差別的な部分等、問題はありますが、だからと言って、消し去って良い問題でも無いでしょう!!
「焚書坑儒」反対!!です。

投稿: リーヴル | 2006年5月 1日 (月) 09時44分

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