« 2006年3月 | トップページ | 2006年5月 »

2006年4月28日 (金)

久しぶりに… 2

久しぶりに読んだーのではなく、思い出した本があるので…。

実は私、恋愛小説とか恋愛映画、というものは、あまり興味がありません。全く読まない、見ない、とは言いませんが…。

なので、この間まで流行していた、韓国の恋愛ドラマもほとんど見ませんでした。好きな方からは批判を受けるかもしれませんが、眠くなってしまうのです…。

恋愛小説も、あまり読んでいませんね。

「三銃士」とか「モンテ・クリスト伯」で有名なデュマの息子、デュマ・フィスが書いた「椿姫」も恋愛小説の類に入るのかもしれませんが、私の個人的な意見では、単純に分類してはいけないような気がします。

私生児であったデュマ・フィスの父親に対する感情が随所に感じられますし、当時のパリの様子や習慣も丁寧に書かれていて、結構、奥が深いような気がします。

主人公のマルグリット・ゴーチェには、実在のモデルが存在したのですが、このモデルもやはり、娼婦だったそうです。マルグリットとは、少々性格や境遇が異なるようですが…

マルグリットは、パリで最高の美女と言われていたのですが、心の中も同じように美しい人として書かれています。

不幸な境遇から、生きていくために娼婦に転落してしまったマルグリット。この娼婦、という境遇ゆえ、幸せをつかみかけたのに、相手の男性のための思い、自分からまた不幸な生活に戻ってしまいます。

あまりにも悲しく寂しい、マルグリットの運命。どうすることもできないのか…。ここまで自分を犠牲にしてしまうのかー私も悲しく切なくなりました。

あのヴェルディのオペラの原作となる、この本。少々、お説教臭い小説、とも言えるかもしれませんが、それさえも打ち消してしまう、マルグリットの魅力的な描写が心に残ります。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年4月27日 (木)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!94

私の英語の読解力・単語力はたいしたことはありませんが(笑)、洋書、外国の絵本はいくつか持っています。

友人にプレゼントされたものもありますよ~。全く理解できない国の絵本でも、絵がきれいで、見ているだけで楽しかったりしますからね。

そんな外国の絵本の日本語訳を後で本屋さんなんかで発見する、という事も時々あり、それも楽しみの一つとなっています。

しろいうさぎとくろいうさぎ」は、アメリカの絵本を翻訳したものですが、絵は、この素晴らしいアメリカ版と同じものが使われています。かなり昔から発行されていて、読まれた方も多いと思います。

うさぎが丁寧に描かれていて(表情や毛の一本一本)、すばらしいです。お話によく合っていて、本当に素敵です。

私は、この絵本のアメリカ版をかなり昔に知人にプレゼントされていたので、本屋さんで日本語版を見つけたときは、何だかうれしかったです(原題は、The Rabbits' Wedding です)。

仲良しのくろいうさぎとしろいうさぎ。いつも一緒にいます。

でも、ある日、くろいうさぎが「ちょっと考えていることがあるんだ」と、悲しそうな顔をするのです…。くろいうさぎは、何を考えているのでしょうか…。

一見、単純な子供向けの絵本のように見えますが、落ち着いた雰囲気の絵本ですし、いろんな解釈ができる大人向け、とも言えるかもしれませんね。

この絵本には、アメリカの黒人と白人の関わりが隠されている、と言いますしー。

もちろん、子供も楽しめますよ。

純粋で、真っ直ぐな子供たちは、この絵本に大いに共感するようです。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年4月26日 (水)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!93

今も、子供たちに愛されている「かぎばあさん」シリーズ。

私の子供も、実家にあった私の古い本を読んでから、大好きになったようです。

このシリーズは何冊も出ている事は以前にも書きましたが、私が読んでいないものもあります。

今回、子供が読んでいたのは「かぎばあさんアメリカへいく」。私も読んだ事がありませんでした。

で、懐かしさから、読んでしまいました(笑)。

あのかぎばあさんが、アメリカでかぎをなくしてしまった子供のところへ現れるのですが、それだけではない、話が盛り込まれています。

父親の仕事の都合でアメリカに住むようになった純。

言葉の違い、考え方の違いから、アメリカの子供たちとあまりうまくいきません。母親も、仕事や付き合いで、家を空ける事もしばしば。

純は少々寂しく、つまらないようですー。

そんな純のところにかぎばあさんは現れるのですが、純にかぎを持ってきてくれただけではなく、純の「友達づきあい」に関しても人肌脱いでくれるのです。

このシリーズは、登場するかぎっ子の人間関係について丁寧に書かれていて、「友達ってなんだろう」なんて考えさせられるお話が多いです。

こういう奥の深さを感じられるところが、いつまでも子供に愛されている理由なのでしょうか。

子供の頃に、このシリーズを読んだ大人が改めて読んでも、「おもしろい」と感じられる本だと思います。

「かぎばあさん」が大好きだった私。かぎっ子ではなかったので、少々、かぎっ子がうらやましかったです…。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2006年4月25日 (火)

…マニア?18

以前は、「ノン・フィクション」という分野に、あまり興味はありませんでした。多少は読んでいましたが、「好きなのよね」と言えるほどではありませんでした。

文学作品とか、推理小説とか、古典とかーそういう分野を好んでいましたね。

ま、以前の私は、はっきり言って、「偏って」いた本の虫です(笑)。

でも!ある本を読んでから、私は「ノン・フィクション」という分野に強く惹かれるようになったのです!!

発行された当時はかなり話題になった(映画にもなりましたよね)「ホット・ゾーン〈上巻〉」、「ホット・ゾーン〈下巻〉」。

本屋さんの新刊コーナーでたまたま見つけ、あのホラーの大御所、スティーブン・キングの感想が、本の表紙に書かれているのを見て、興味をそそられたのです。

衝動買いしました(笑)。

今ではすっかり有名になったアフリカの殺人鬼、「エボラウィルス」に関する、ノン・フィクションです。(現在もこのウィルスに関しては謎だらけ、というのが怖いです…)

これを読んで、私は愕然としました!もの凄い、恐怖を感じました!!

こんな恐ろしいウィルスが存在しているなんて!しかも、そのウィルスが、実は、世界のあちこちに出現していたなんて!!

このウィルスを取り扱う研究者たちは、厳重装備した上に、宇宙服を着用?!

感染してしまったら、全身の細胞が破壊され、内蔵までも壊死する??

これが、アメリカの都市部に現れた??

「事実は、小説より奇なり」。まさしく、この言葉通りじゃないですか!!ホラー映画より怖い!!

私は、この本をむさぼるように読んでしまいました。睡眠時間を削って…。「次はどうなる?」状態で、読むのを止められなかったのです!!

で、この本、いろんな人に貸してあげました(笑)。私の母にも(爆)。

でも、今でも手元にありますよ。大切にしていますし、時々読んでいます。強烈でしたからね。忘れられません。

この本をきっかけに、「ノン・フィクション」の分野にも手を染めるようになった、私。

こうして、私の独身時代の狭い部屋は、本で埋め尽くされていきました(爆)。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年4月24日 (月)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!92

子供も大人も「友達」について考える機会は多いのではないかと思います。

私の場合、今でもそうですよ。「どうしているのかな?」とか、「会いたいな」とか。で、時間がある時は、そのまま、電話したり、メールを送ったりしますが(笑)。

自分の子供も、そんな一生付き合える友達を見つけて欲しいと思っています。

色鮮やかな表紙が目に付いた、「オオカミクン」も、友達について考えさせられる絵本です。

オオカミは、絵本や童話の世界では悪者にされてしまうことが多いのですが、私は、オオカミが嫌いになれません。

むしろ、先入観を持たれ、仲間に入れてもらえない寂しさを感じるのです。

この絵本のオオカミは、うさぎを見たことがない、子供のオオカミです。

偶然知り合ったうさぎと仲良くなり、いつも遊ぶようになります。はっきり言って、うさぎの方が強くて、オオカミが頼りなく見えます(笑)。

でも、オオカミはどんどん大きくなり、周囲からは、「弱いものを襲う、こわいオオカミ」にしか見えなくなります。

そんなオオカミに対して、うさぎは、少しずつ、「何か」を感じていきます。そして、ある日、とうとう…。

これは、人間の「友達づきあい」にも言える事だと思います。

私は、「相手の気持ちが一番よく分かるのは、相手と同じ目に会う事!」だと信じています。

でも、中には、「同じ目にあわなくても、分かるよ!!」なんて主張する人がいらっしゃいますが、本当にそうでしょうか?分かったつもりでは?

私自身は、↑のような事を信じているはずなのですが、今回の絵本で、「分かったつもり」になっていることがあるのでは?なんて、少々慌ててしまいました。

だから、安易に「分かったつもり」になるのではなく、もう一度、よく考える必要があるのではないかと思います。

…ちょっと、屁理屈をこねてしまったようなので、この辺でー(笑)。

ー子供の絵本ですが、私がなにやら反省、してしまいました…。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年4月21日 (金)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!91

やっぱり、地図が好きな私の子供。

「世界地図が見た~い!!」と本屋さんでせがんでおりましたので、今度は「ものしり地図絵本 世界」を購入してみました!

鮮やかな色使いで、子供にも親しみやすい、「地図絵本」です。

それぞれの地域(例えば、アジアも中国や日本の付近と東南アジア、中央アジアの辺り、と分けて解説してあります)について、見やすい絵を掲載してあり、なかなか楽しいです。

漢字には振り仮名が振ってあるので、小学校低学年のお子さんでも、一人で楽しめます。

いろんな国の名所や遺跡、河川、山、どの動物がどの辺りに生息しているかなどなど。子供は暇さえあれば、眺めています(笑)。

で、「この国は行った事がある~??」

「あるよ!」

「ずる~い!!」(少々、うるさいです 笑)

という風に、親子で楽しんでいます。

ちなみに、子供の一番のお気に入り(?)のページは、「世界の有名な人びと」。

このページには、アレクサンダー大王やノーベル、アインシュタインやアムンゼンなんかの絵と解説が出ています。

「この人、何をした人?」、「劇作家って何?」、と、もの凄い質問攻勢です(笑)。

そのうち、伝記でも読ませようかな…。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2006年4月20日 (木)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!90

宮沢賢治さんの作品も好きですが、この方の作品は、文体に悲しさが漂っているものが多いですよね。

絵に惹かれて、「銀河鉄道の夜―宮沢賢治童話傑作選」を久しぶりに読みました。

この絵本の絵が、私がイメージしていた「銀河鉄道の夜」の映像とよく似ていたからです!!

おそらく、宮沢賢治さんの本で最初に読んだのが、このお話だと思います。

どんな内容だか全く知らずに読み始めたのですが、冒頭から、なぜか、深い悲しみを感じたのを今でも覚えています。

そう考えると、やはり、宮沢賢治さんの文体は見事としか言いようがないのでしょうね。

ジョバンニと友人のカムパネルラが、不思議な汽車に乗り込み、見た事も無い場所をめぐります。その旅で見かける風景の描写の美しさ!本当に鮮やかで、何度も読み返したくなります(文体は少々古いですが)。

そして汽車に乗り込んでくる人たちの描写も見事!どの人にも興味を覚えました。

そうやって、自然に話の中に引き込まれていったのです。

この人たちは、一体なぜこの汽車に乗り込んでいるのかー。どういう人たちなのか…。それは、読み進むにつれて、徐々に明らかになっていきます(その中には、ある有名な事件の被害者となる人たちも…)。

何となく結末の予想はつくのですが、それでも、「突然の別れ」というのは悲しかったですね。最後の場面のジョバンニとカムパネルラのお父さんの会話が、印象的です…。

子供のために選んだ本ですが、私の方が懐かしさと絵の美しさで一気に読んでしまいました(笑)。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年4月19日 (水)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!89

佐藤さとるさんの本が好きで、子供の頃、よく読んでいました。

夢があって、それでいて、「もしかしたら、私にもこんな事が起こるかも!」とか、「これなら、私にも作れそう!いつか作ってみたい!」とか実現できそうな気がするお話が多かったですね。

子供の頃に読んだお話が絵本版になっていた、「おばあさんの飛行機」。懐かしくて、思わず手にとってしまいました。

編み物が大好きで、とても上手なおばあさんが、偶然、家の中に入ってきた蝶の模様を編みこんだ肩掛けを作ってみたいと考えます。

どんな模様も自由自在だったはずのおばあさんが、この蝶の模様だけはなかなかうまくいきません。以前、他の蝶の模様は編んだことがあるのに…。

でも、うまくいかないことが、逆におばあさんを楽しませ、夢中にさせます。まるで子供のようですね(笑)。そして、うまく蝶の模様が表現でき始めた時、その小さな細い編み物に不思議なことが起きるのです…。

そんな事があるはずは無いのですが、子供が読むと、何だか叶えられそうな事に感じてしまうー。だから、いつまでも、忘れられないお話なのでしょうか。

絵も何となく、懐かしさを感じるものが随所に描かれていて(おばあさんの家の中)、和みました。

大人になっても、こういう絵本はまた読みたいものです。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2006年4月18日 (火)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!88

絵にもいろんな好みがあると思います。だから、絵本も当然、好みが出てきますよね。

「このお話は好きだけど、この絵はあまり好きじゃない…」なんて事もあるかもしれないですね。

子供が小さい頃は、絵本は「絵」を基準にして考えていました。子供が好む色使いか、人物や動物は子供が好む描き方をしているか…などなど。ま、この時期は、明らかに親の好みの比重が大きかったような気がしますが(笑)。

でも、最近は、子供の絵の好みも出てきたようで、観察していると、精密で色使いが柔らかいものを選ぶことが多いようです。

でも、まだ子供ですからね。一概には言えない部分も多々あります(爆)。

前置きが長くなりましたが、親子ともども、絵の精密さ、色使いの美しさに惹かれた「ドワーフじいさんのいえづくり」。

青山邦彦さんの作品ですが、この方は絵が本当に精密で美しいです。他にも何冊か書かれていますよ。

この絵本も家の立体感、動物、おじいさんの表情、森の様子など、どこを見ても楽しくなります。本当にキレイです。どのページも、じっくり見ることをお薦めします!!

お話自体も、なかなか良いですよ。きむずかしくて、一人でいることを好むドワーフじいさんが、動物たちに振り回されていく様子がかなり面白いです。

動物たちは、一見、自分勝手なようにも見えますが、実はそうではないのです。また、ドワーフじいさんは、こんな動物たちと関わることによって、変わっていくのです…。

いろんな意味で、見所満載!の絵本でした。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年4月17日 (月)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!87

インターネットで見つけた本。

子供に見せたところ、「読みた~い!!」と言われて購入することが、増えてきました。

ま、いつもいつも、その願いをかなえてあげているわけではありませんが(笑)。

で、今回は、以前から狙っていた(どっちが狙っていたんだか 笑)「魔女の本」を購入しました。

この本、80年TBSブリタニカ刊「世界の民話館 4 魔女の本」の再刊だそうです。私は残念ながら、この本を読んだ記憶はありません。ま、そろそろ、ませた中学生、であったせいもあるのでしょう(笑)。

この本が初めて出た頃は、大人向けの本に興味が移っている時期でした…。

題名の通り、「魔女のお話」ばかり集められた本です。

計略をめぐらせ、人を陥れようとする魔女。そんな魔女と知恵を絞った人間が戦います。

著者によると、良い魔女より悪い魔女の方が多く、良い魔女のお話で面白いものは少ないそうです。なるほどね。

でも、悪い魔女は、必ず敗北する、というのです。

「悪いことをすると、必ず、罰を与えられる」という教訓が、書かれている、ということになりますよね。

「ヘンゼルとグレーテル」や「ラプンゼル(ラプンツェル)」と言った、よく知られているお話の他に、デンマークやロシア、イタリアのお話も納められています。

挿絵も良いですね~。とてもきれいな本です。いつまでも、大切にしたい!そう思ってしまう本です。

振り仮名をふっていない漢字もありますので、小学校低学年以下のお子さんには、読んであげる方が良いと思います。読んでいるほうも、なかなか楽しいです♪

このシリーズ、全部で10巻あるようなので、また購入したいと思っています。

「読みた~い!!」と言っていた、娘もかなり気に入ってくれたようです。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年4月14日 (金)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!86

だいぶ暖かくなってきましたが、今年は、何だかいつまでも寒いような気がします。セーターがなかなか手放せません(笑)。

春が待ち遠しいのは、人間だけでなく、動物も同じでしょう。

そんな春を待ちわびる山里の自然を丁寧に描いた「はるのあしおと」。

母親とはぐれて、ひとりぼっちになってしまった、のうさぎ(ゆきうさぎ)の子供のお話です。

雪が降ってきて、あたりは真っ白。のうさぎの子供は、自分の体も真っ白になってしまった事に気がつきます。

ワシが言っていた、「春」ってなに?どこから来るの?のうさぎは、春を探しに雪の中を出掛けていきます。

動物たちがどんなものを食べ、どうやって冬を越すのか、植物は、冬にはどうなってしまうのかーなどなど、自然の様子が美しい、精密な絵で描かれています。色も優しくてとてもきれい。子供が思わず手にとってしまうような絵本です。

この絵本の巻末には、登場する動物たちについての解説が出ていて、子供たちに説明してあげるのも楽しいです。

日本にいる動物ばかりをとりあげていますので、身近に感じられます(そういった、自然に中に暮らしている人は少ないとは思いますが 笑)。

単なる、動物のお話、というのではなく、動物や植物の生態について知ることが出来る絵本です。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年4月13日 (木)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!85

今更、と思われるかもしれませんが…。

「ペロー」が書いたお話を読まれた方は多いと思います。むしろ、読んだことが無い!なんて方はいないのでは?と思うくらい、ポピュラーです。

日本語に訳されている本の種類もとても多いです。

どれがいいの?なんて悩んでしまうこともしばしば…。

で、今回、目に付いたのが、「ペローの昔ばなし」です。

そう、そのままの題名(笑)。

でも、私は、この本の表紙と、本文中の挿絵に惹かれまして手に取りました。

挿絵画家ギュスターヴ・ドレによる、精密で美しい版画が使われているのです!

この方が挿絵を手がけた本は、日本でもいくつか出版されているようです。私も見たことがあるのですが、どれもとてもきれいです。圧倒されますよ。

で、このペローの昔話と見事に合っています!!素晴らしい!!

収録されているお話は、よく知られている「眠りの森の王女」や「赤ずきん」、「サンドリヨン」(一般的には「シンデレラ」で知られています)などなど。

子供の頃から読んでいるお話ばかりで、今更ーなんて思われるかもしれませんが、お話の結末にご注目!

子供向けに訳されているもの(子供向けに限らず、日本語訳は残酷なシーンなんかをカットしている事が多いですからね)しか読んでいなければ、あなたが知らないパターンの場合があるかもしれませんよ!!

ちなみに、子供は、「眠りの森の王女」が目が覚めた後のお話にびっくりしていました…。そうなんです。王女が目が覚めて、めでたしめでたし、では終わらないんです(笑)。

子供に読んであげるのも良いのですが、大人が改めて読んで、いろいろ考察してみるのも楽しいですよ。裏を見る、と言いましょうか(笑)。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年4月11日 (火)

いつか子供に読ませたい!54

カフカも好きな作家です。何とも言えず、異様な雰囲気ですよね~。題名も「え!?」なんて思ってしまうものが、いくつかあります。

一番好きなのは、カフカの作品で初めて読んだ、「変身」。

冒頭部分から、引き込まれました。異様です。目が覚めると、自分が毒虫に変身していたなんて!!でも、「異様な」小説、という表現は、正しくありません。

この毒虫に変身してしまうのは、グレーゴルという青年。家族(親や妹)のために、一生懸命働き、お金をためて、妹を音楽学校に行かせてやりたい、と考える優しい人物です。

そんな人が、外見が変わってしまったために大いに苦しみ、やがて、毒虫の外見のために、家族にも冷たくされ、見放されてしまうのです…。グレーゴルの中身は、人間のはずなのにー。

「人は外見で判断してはいけない」とよく言います。他人なら、なおさら、そういう事が多いでしょう。外見の良し悪しだけで、その人への対応が変わってしまう…。

グレーゴルの場合、正にこの外見だけで、家族から悲しくなってしまうような仕打ちを受けます。特に妹の態度の変化が、グレーゴルにはつらかったでしょう。

今、私はこうやって簡単に書いていますが、この本を読んでいると、こんな簡単な文章だけでは済まされないものが、見えてきます。

最も悲しく、悲惨な場面が、毒虫となって隠れていたグレーゴルが妹の奏でるバイオリンの音につられて、部屋から這い出てしまう場面。この場面の描写はいつまでも忘れることはないでしょう!

小説の結びも、淡々としているだけに、余計つらくなります。

人の外見とは人間にとって何か?内面の美しさは、外見によって左右されてしまうのか?

いろんな人と付き合っていかなければ生きていけない世の中。この本を読んで、もういちど、自分の心の中を洗い出す必要があるのでは?なんて考えてしまいました。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年4月10日 (月)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!84

先日は、ちょっと堅苦しい本の話だったので、今日は明るい本の話を(笑)。

私の子供は、いわゆる文学作品的な本も好きですが、明るくてちょっとおちゃらけた(!?)本も大好きなようでー。ま、いつも冗談を言って、人を笑わせていますが(誰に似たんだか…)。

で、また「11ぴきのねこシリーズ」の本を読んでいました(笑)。私も子供の頃に愛読したので人の事は言えませんが、ここまで、お気に入りとは…。

11ぴきのねこふくろのなか」を読んでいましたが、私は読んだことが無かった事に気がついて、読んでしまいました。

子供にありがちな行動が書かれていて、大笑いしてしまいました!

「花をとるな」と書かれた札があるのに、とってしまう、「橋を渡るな」と書かれた札が立っているのに、渡ってしまう、「木にのぼるな」の立て札にも動じず、登ってしまう。そして「ふくろの中に入るな」と書かれた札があるのに、ふくろに入ってしまう…。

子供って、「こういうことはしてはいけません!!」と言われると、余計やりたくなるものですよね。ま、ある程度大きくなってからも直らないようなら問題ですがー。

そうやって考えると、この11ぴきのねこたちは、まだまだ子供!?

ふくろに入ってしまったねこたちの結末は書けませんが、こういうねこたちの心理をついた、札を立てた生き物(正体は書けません! 笑)は、なかなかお利口かも!?

というわけで、私も楽しんでしまいました。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年4月 7日 (金)

…マニア?17

ちょっと、嫌な話ですがー。

最近は、「異常な犯罪」というのが、増えているような気がします。確かに嫌な世の中ですよね。だから、気がつかないうちに心を病んでいる人が増えているのでしょうか。自分自身にも、そんな部分が知らないうちに出てきたらーなんて考えると怖くなります。

発行されて直ぐに購入した、「FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記」。つまり、かなり昔に購入した本ではあるのですが、いまだに読み直すことが多い本です。

嫌なニュースが多いですから、無意識のうちに手にとって読んでしまうのでしょう。子供を持つようになってから、特にそうですね。

「異常殺人者」について書かれた本で、かなり評判になりましたから読まれた方も多いと思います。

以前公開された映画、「羊たちの沈黙」(この本も読みましたし、映画も見ました。本については、また後日ブログに書いてみたいと思っています。)のモデルとなった捜査官の手記です。

正直言って、戦慄が走りましたー。「犯罪心理学」に興味があったのですが、これは、本当に一筋縄ではいかない人々だと…。

でも、いわゆる「プロファイリング」に精通している人たちにとっては、ある程度のパターンが見えているようです。もちろん、完璧ではないようですが。

そして、こういう異常な犯罪を犯す人々には、なにかしら原因があるようです。だから、この人たちもある意味、「被害者」だと…。

心の中の「怪物」に支配され、自分で自分を制御できなくなるー。「誰か私を止めて!」と犯罪者たちは、無意識のうちに叫んでいるー。

壮絶でもの凄い内容ですが、何度もこの本を読んだ今の私は、親として子供が犯罪の被害に遭わないように守りたい、と思うと共に、こういう「怪物たち」を作り出さないようにすべきだと考えるようになりました。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2006年4月 6日 (木)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!83

ふしぎなかぎばあさん」は以前にこのブログで紹介したことがあります。

私はこの本が大好きで、子供の頃から愛読しています。私の子供も大好きになってしまったようで、この本のシリーズを何冊か読んでいます。

この「かぎばあさんシリーズ」はたくさんあるようですね(14冊くらい)。私が大人になってから、発行されたものもあります。

なので、最近読んだ(子供も私も 笑)、「かぎばあさんの家みつけた―かぎばあさんのゲームブック」も、比較的最近(と言っても10年ほど前ですが)、発行されたようです。

読んだことありませんでした…。

「ゲームブック」という題名から想像できるように、読者の選択で、お話は違う方向に進みます。

でも、この選択、小学生の子供にとっては、かなり考えさせられるものです。単純なものじゃないですよ。

同じ小学生の子供が抱える、友達づきあいの悩みについて、かなり鋭い選択を迫ってきます。

自分は、クラスの友達とどういう付き合いをしているか、どういう態度で接しているかー。大人が読んでも、「う~ん…」と唸ってしまいます。

でも、こういう本を読むことによって、子供たちは友達づきあいを見直すことが出来るのではないかと思うのです。

感心したのは、この本に出てくる先生の態度。先生も一人に人間なんだな~と思うと同時に、自分の誤りを素直に認め、子供に接する先生の態度には感心しました。こういう先生が、現実にはどのくらい存在するのか…。

「かぎばあさんシリーズ」の中では、ちょっと毛色が違いますが、私はかなりお気に入りです。子供も、いろいろと思うところがあったようです…。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年4月 4日 (火)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!82

新美南吉さんの童話は、なんだかホッとします。静かで穏やかな童話が多いですよね。心が和みます。

久しぶりに「おじいさんのランプ―新美南吉童話傑作選」を読みましたが、やはり良いです。

4編の童話が収められていて、私はどれも好きですが、やっぱり、表題作の「おじいさんのランプ」が一番好きです。

この「おじいさんのランプ」は一言で言って、「新しいものが古いものを追い出す」(ちょっと、過激な言い方ですが 笑)です。

ランプの明るく、きらびやかな光に惹かれてランプ屋を始めた巳之助。まだランプを持っていない村人たちにランプのよさを伝え、店を繁盛させます。

でも、常に巳之助の頭にあった、新しい「文明開化」の波は、電気というものを連れてきてしまうのです…。

私もそうですが、その古いものに馴染み、愛着を感じているとなかなか新しいものを受け入れることができません。

「古いものを大切にする」のは当たり前の事ですが、それだけでいいのでしょうか?それとも?

暖かく、優しく、柔らかい童話ですが、考えさせられる部分がとても多いです。

他の3篇の童話もそうですね。ただ、考えさせられると同時に、切なくなってしまう結末のものもありますが…。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006年4月 3日 (月)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!81

私自身、アジア(例えば、韓国や中国)の絵本はあまり持っていません。絵本ではなく、「昔話」という形の本ならいくつか読んでいますが…。

本屋さんでもあまり見かけないですね。私の探し方が悪い?それとも、私がよく利用している近所の本屋さん(3軒ほどあります)に、あまり置いていないだけ?

どのくらい発行されているかよく分からないので、この辺りを今後調べてみたいと思います。

が、先日、「このよでいちばん大きな男の子」という、韓国の絵本(もちろん、日本語に訳されています)を見つけました。

絵が明らかに日本の絵本と違っていたので、もの凄く目立っていたのです(笑)。このタイプの絵は、好みがあるでしょうね。

韓国では、こういうタイプは一般的なのでしょうか?韓国の方が絵を描かれていますし。まだまだ、韓国の絵本については不勉強なのでよく分かりませんがー。

話の内容自体は、結構単純でシンプルです。題名から分かるように、とてつもなく大きな男の子のお話です。

いろんな国にある「ほら話」のようにも思えますが、それだけではないですね。

教訓もきっちり織り込まれていますし、何度も読んでみたくなる内容でした。なかなか、面白かったです。

巻末には韓国の行事の解説や、この絵本のハングルの原文も載っています。

今まで私が読んできた絵本とは、少しタイプが違う、と感じました。新鮮でしたよ。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2006年3月 | トップページ | 2006年5月 »