子供を本好きにするには大人が楽しむ!76
子供に読み聞かせをする場合、必ずしも絵本である必要はないと思うようになりました。
ただ、小さなお子さん(4~5才くらいまで)の場合は、絵本の絵が必要な場合もあるかもしれませんが…。
「日本昔話百選」は、絵はとても少ないです。本文も漢字が含まれていて、子供が自分で読むのには確かに向いていないでしょう。
でも、この本には、北海道から九州の話まで、日本各地の語り部から聞き集めたそれぞれの土地の特色が色濃く出たお話が収められているのです!
つまり、「自分で読む」より「読み聞かせてあげる」ほうが向いているのではないでしょうか。
地方の方言がそのまま生かされている部分がありますし、何より、お話自体に余計な手が加わっていない(つまり、グリム童話で言うと、初版、と言った感じでしょうか)、と感じられるのです。
一般によく知られている「桃太郎」や「舌切り雀」、「鶴女房」や「笠地蔵」の原型になったと思われるお話がたくさん出ていて、とても楽しいです。
お話のひとつひとつに付けられている解説も興味深いです。外国の昔話にもよく似たものがある、と書かれているお話が多いですね。
私は、自分が持っている外国の昔話の本を引っ張り出して、もう一度似たお話を読んでみたりしました。
こういった荒削りで素朴なお話を子供はとても喜んでくれました。
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コメント
その昔(かみ)の 悲恋伝わる 岬にて
一人ぼっちで 海を眺める
能登半島に一人で旅をした時の事を思い出して作りました。どうですか?
投稿: 鵺娘 | 2006年3月 3日 (金) 16時29分
>鵺娘さん
この句、即興ですか?
凄いですね~相変わらず。
頭の中に能登半島が甦りましたよ。
う~ん、良いですね~。
投稿: リーヴル | 2006年3月 6日 (月) 09時42分