子供を本好きにするには大人が楽しむ!77
「絵本の伝記」というものが、存在します。
文字通り、「絵で描かれた伝記」です。これ、結構良いですよ。子供も読めますし、大人も楽しめます。
アメリカの有名な女流画家である、ジョージア・オキーフの伝記絵本、「私、ジョージア」。
有名画家の伝記絵本を、他の人が絵を描いているわけですが、この絵本の絵も素晴らしいです。
この画家自身の絵ではない、という部分に賛否両論があるかもしれませんが、逆に、第三者の目から見たジョージアが描かれている、という点では、伝記絵本としてはふさわしいような気がします。
文体は一人称(私は…とジョージアが語りかけてきます)。文章は簡潔で、振り仮名もふっていあります。とても分かりやすいので、ひらがなが読めるお子さんなら、一人でも大丈夫です。
98歳まで生きたジョージア。子供の頃から「人のしないこと」を好んでいたようです。大人になってからは魂の赴くままに自然を歩き、感じたままに絵を描き続け、荒野の妖精のような人生を送ったのです。
何かとしがらみが多い、俗世間。時々、嫌になります(笑)。こんな生き方ができたならー私は、ジョージアがうらやましくなりました。
自然を愛し、空を愛した大胆で色鮮やかななジョージアの絵。幻想的で、一度見たら忘れられないです(絵は大好きですが、専門ではありません 笑)。
この絵本を読んでから、ジョージア・オキーフという人に、更に興味が湧いてきました。ついでに言うと、何となく、疲れも癒されました(笑)。
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コメント
凄まじき 世間の風に 背を向けて
曠野(あれの)に一人 佇む乙女
イメージを歌にしてみました。
投稿: 鵺娘 | 2006年3月 6日 (月) 14時22分
>鵺娘さん
そうです。まさしく、この歌のイメージです。凄い!
こんな女性だから、ああいう素晴らしい、独創的な絵が
描けたのではないのでしょうか?
投稿: リーヴル | 2006年3月 7日 (火) 09時17分