子供を本好きにするには大人が楽しむ!78
そろそろ冬はおしまいなので、冬が舞台となる本の話題はふさわしくない、なんて思っていますが(笑)。
寒くなってきた頃、なんとなく「暖かそう!」と単純に思った娘が手に取った本が「うさぎのセーター」でした。
一人暮らしの寂しいおばあさん。ある日、ポストに入っていたチラシに目を留めます。暖かそうなセーター屋さんのチラシ。
何だか、とても珍しいセーターのようです。興味を持ったおばあさんは、注文してみることにしますー。
私は、おばあさんがこのチラシに目を留めた時から、おばあさんの寂しかった生活が一変したように感じます。一人で暮らしていたおばあさんは、忘れていた大切な事を思い出したようですから。
おばあさんは、セーターを着た体だけでなく、心も暖かくなっていったようです…。
後半は、このセーター屋さんの正体が明かされるのですが(題名からお察しの通りです 笑)、この場面にも子供に夢を与えるおばあさんへのプレゼントが隠されています。
大人にはちょっと物足りないような気がしますが、子供は喜ぶ本でした。
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コメント
このお婆さんがどんな人生を送って来たのかに興味がありますね?ずっと一人で生きて来たのか?一旦は家族を作ったのに別れなければならない事情があったのか?実はお話を聞いて思いついた歌があったのですが、あまりに暗い?ので自分のブログの方に書きます。代わりにこれを
前よりも 大きな空虚 襲われる
人皆帰る 一人の部屋や
この気持ちが分かりますか?
投稿: 鵺娘 | 2006年3月20日 (月) 10時47分
>鵺娘さん
このおばあさんには、息子がいるようです。
でも、結婚して家を出てしまっています。
夫にも死に別れ…。
だから、今は寂しいようです。
>前よりも 大きな空虚 襲われる
>人皆帰る 一人の部屋や
私もいずれはこの短歌と同じ状況になるのでしょう!
あまり想像したくはありませんが…
投稿: リーヴル | 2006年3月22日 (水) 09時34分