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2006年3月14日 (火)

いつか子供に読ませたい!52

ジュール・ヴェルヌが好きです。

初めて読んだのは、小学生の頃。もう30年近く愛読している作家の一人です。大好きな作家の本は、ついつい集めたくなるものです(笑)。

地底旅行」も好きな小説のひとつです。

「地底には何があるの?」なんて子供の頃から興味津々でしたから、一気に読んでしまいました(あくまでも小説ですから、地質学的な理論はどこかに置いておいてください。 笑)。

100年以上前に書かれた冒険小説。なので、スピィーディな現代と比べると、目的地にたどり着くのに恐ろしく時間が掛かります(笑)。

でも、そんなじれったくなるはずの前半部分も、個性的な登場人物に笑わされ、旅の途中に登場する土地の丁寧な描写に惹かれてしまうので飽きません。寒い土地を目指すので、読んでいる私は寒くなりました(笑)。

ヴェルヌらしくて読みやすく、ユーモラスで発想豊かな作品です。

地底旅行の発端となるのが、16世紀に書かれた羊皮紙の暗号。この部分だけで、私は何だかワクワクしてしまいました(笑)。謎解きって、好きですからね。

謎が完全に解き明かされていないのですが、ヴェルヌが描き出す地底の様子には心が踊ります。こんな事を想像できるなんて…。こんな風景が出てくるとは思いませんでした!

素直に「楽しかった本」です。

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コメント


 昔いた 場所の温もり 忘られず
 地の底深く 潜りたるかな

心理学の用語で「ジュール・ヴェルヌコンプレックス」というのがあるそうです。即ち母のいた胎内での記憶が懐かしくて海の底や地の底へと冒険をして行く事を指すそうです。

投稿: 鵺娘 | 2006年3月14日 (火) 10時10分

お初です。

SFの二大元祖と呼ばれるH・G・ウェルズとJ・ヴェルヌ。

ウェルズの方がリアリティがあると思われていますが、実際に技術として実用化されたのはスケールの大きいヴェルヌの方が多いとか。

タイムマシンや透明人間、異星人の侵攻などSF的ガジェットを沢山考案したのはウェルズなんですけどね。

投稿: 煬帝 | 2006年3月14日 (火) 22時42分

>鵺娘さん
う~。ヴェルヌが好きな私は、この「ジュール・
ヴェルヌコンプレックス」になっちゃうのかな?
そんな冒険、してみたい!なんて思っています
し(笑)。

投稿: リーヴル | 2006年3月15日 (水) 09時49分

>煬帝さん
はじめまして!リーヴルと申します!!

>ウェルズの方がリアリティがあると思われていますが、
実際に技術として実用化されたのはスケールの大きい
ヴェルヌの方が多いとか。

なるほど、そうなんですね。
ウェルズも好きなんですが、ヴェルヌの本には
なぜか、血が騒いでしまうのです(笑)。
やっぱり、スケールが大きいせいでしょうか。

投稿: リーヴル | 2006年3月15日 (水) 09時52分


 孤独且つ 放っておかれぬ 我ゆえに
 透明人間 憧れたるや

「透明人間」のオチはあまりにリアリテイがありました。「空腹で全裸の男」その後の数多の亜流はその点についての説明がありません。
昔のノートを見て愕然!老婆の妹エリザヴエーター(小さな姉が大きな妹を虐待という描写がありました)から見た「罪と罰」、坊ちゃんの兄から見た「坊ちゃん」等が書かれているのです。

投稿: 鵺娘 | 2006年3月16日 (木) 08時49分

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