…マニア?13
先日に引き続き、江戸川乱歩の小説をもうひとつ(笑)。
江戸川乱歩の小説で好きなものはたくさんありますが、「江戸川乱歩全集 第6巻 魔術師」も好きですね~。
よく言われているように、無理な設定もありますがー(推理小説なので、無理な設定の内容については書けません 笑)。
でも、そういった部分を差し引いても面白いと思います。
いわゆる「復讐劇」ですから残酷な場面が出てきますが、他の乱歩の作品と比べるとおとなしいような気がします。そんな事を思っているのは、私だけかもしれませんが。
犯人は初めから分かっているのですが、その犯人が繰り出すいろんなトリックが面白いです。私自身としては、時計塔の場面が好き(?)です。
そして、ここに、後の明智夫人となる、文代が登場するのです。明智小五郎が好きな人は、それだけでも興味深く読める本ではないでしょうか。
肩の力を抜いて気楽に楽しめました。こういった本をあまり読んだことがない方には良いのかもしれません。
ちなみに、この本、「吸血鬼」も入っています。あの小林少年が初めて出てくるのは、このお話です。こちらの方が、戦慄を覚えるかもしれないですね。
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コメント
ずっと書き込みが出来なかったのですが、今度はどうでしょう?
大切な モノのすべてを 奪うのは
天真爛漫 女姉妹(おんなきょうだい)
「地獄の道化師」をモデルに作って見ました。自分の経験と重なる部分もあります。
探し物をしていたら昔のノートなどが見つかりました。「孤島の鬼」の吉ちゃんの方を賢い子に想定して手記を書く 等のノートが見つかりました!
投稿: 鵺娘 | 2006年3月12日 (日) 07時29分
>鵺娘さん
なんかこのブログ、調子、悪かったですよね。
本当にごめんなさいね。
私も迷惑しました!
乱歩の作品に出てくる女性は、人のものを奪うパターンが
多いですね(笑)「地獄の道化師」は、特に悲しいものがあり
ますが…。絶望した姉の気持ちが分かります。
それにしても、「孤島の鬼」の吉ちゃんが賢いほうの設定、
気になりますね~。
どんなことが書かれてるかな?
投稿: リーヴル | 2006年3月13日 (月) 09時31分