子供を本好きにするには大人が楽しむ!72
日本の昔話に関しては、同じお話でも(題名が違う場合もありますよね)、できるだけいろんな種類を読むようにしています。細部が微妙に違ったりして、それを探すのも楽しいものです。それぞれの地域によって、特色がありますから。
例えば、「たにし長者」。題名が「つぶの長者」になっていることもあります。これとよく似たお話で、「かえる」とか「かたつむり」が主人公になっているものもあるようです。
「一寸法師」もある意味、似ていますよね。生まれたときは、小さかったり、人間じゃなかったりしても、最後には奇跡が(昔話では奇跡ではないようですが 笑)起こり、めでたしめでたし。
「グリム童話」にも似たお話がありますので、そういったいろんな国の昔話と比較するのも私の楽しみのひとつです。
こういったお話の共通点としては、「相手の姿かたちではなく、相手の心を愛する」人が出てくるという事です。
この手のお話を読んでいる人は多いはずですが、現実は違うようですね(笑)。なぜなんでしょう?
*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
松谷みよ子編集「昔話12ヶ月」がお薦めです。例えば浦島太郎でも一旦は亀を助けたけど、お金が惜しくなり亀をやるからお金を返してと言った後、やっぱり可哀そうになって・・・というまるでコントの様なお話もあります。亀もお礼の前に一旦は怖い目に合わせるのです。あるいは桃太郎のくれるのが、黍団子ではなく其々の地方の名産だったり、1個でなく半分しかくれない吝嗇な桃太郎がいたり、結構笑えます。
ところで「遠野物語」は読みましたか?私は実際に遠野にも行って来ましたが、いい所ですよ。私はかなり目立つらしく、修学旅行生と一緒になると写真を並んで撮ってくれと頼まれる事も暫しです。信じられないかもしれませんが、遠野では河童を見ました。大人で見える人はあまりいない様です。それと倉橋由美子訳「星の王子様」はやはり買ってみます。あの人の文体は好きです。
投稿: 鵺娘 | 2006年2月24日 (金) 14時27分
http://www.fujipan.co.jp/p_museum/p_top/p_index_top.html
こんなページを見つけました。昔はこういうお話を聞かせてくれる電話というのがありませんでしたか?家の母は電話代がもったいないと怒りました。
投稿: 鵺娘まーご | 2006年2月24日 (金) 14時40分
>鵺娘さん
昔話は、本当に面白いですよね。
ご紹介の本も読んでみたいと思います。
「遠野物語」もなぜか、縁が無くて読んでいな
かったのです。
私は、地方の語り部から聞き取ったという
昔話が収められた本を購入しました。
方言がそのままで、なかなか面白いです。
また、ブログで紹介しますね。
昔話を聞かせてくれる電話はありましたね。
私も時々、聞いていました。
今はやっぱり、無いのかな?
投稿: リーヴル | 2006年2月28日 (火) 09時06分