子供を本好きにするには大人が楽しむ!71
「日本の神話」と言われるものも、できるだけ子供に読んであげたい(読ませたい)と思っています。
最近子供に読んであげた本で、特に喜んでくれたのが「海幸彦 山幸彦」。
実は、私も結構好きでした。展開が子供が喜ぶ「浦島太郎」に少し似ているから?
いつも海へ釣りに出かける兄の「海幸彦」、そして、山に狩に出かける弟の「山幸彦」。
ある日、仕事を交換しよう、という事になり、海幸彦は山へ山幸彦は海へと出かけていきます。でも、お互い初めての経験で当然うまくいきません。そして、山幸彦は大切な釣り針を失くしてしまうのです…。
兄に叱られ、途方にくれながら釣り針を探しに海へ再び来た山幸彦。でも、海の神様の国へ導かれ、3年の間、幸せに暮らすこととなります。さて、3年後、故郷に戻った山幸彦がおみやげに貰ったものとは?
浦島太郎と違い、故郷に戻ってからのお話が面白いです。
一方が悪者(兄のほうです。でも、悪者、と言い切ってしまうのは可愛そうな気がします)で、一方が正直者で善良。昔話によくあるパターンです。
でも、登場人物が神様ばかりなので、スケールの大きいことが起こります。その辺りが、子供には面白かったのかも。
ただ、私は日本の神話に出てくる神様の名前を、なぜかいつもうまく読めません。読み直してばかりです(泣)。なぜなんでしょうね~。口は達者なんですが。なので、読み聞かせはちょっときついです(笑)。
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コメント
実は三人兄弟なのを知っていましたか?神話の世界でもツクヨミを始め同じ兄弟でも影が薄い方がいるのです。古事記や日本書紀(大国主命が出て来ない)は読みましたか?まだでしたらとりあえずこれでも↓
http://www.ffortune.net/spirit/zinzya/kami/sati.htm
この人達のお父さん、ニギニギが大国主命から国を譲られたというのは大陸から天皇が来たという説だと唱える人もいるのですが、私は木花開耶姫と姉のエピソードの方が好きです。
私は聖書の中でもアベル<カインの方が好きな様に山幸彦の方に感情移入して読みました。話によっては親が弟ばかりを可愛がった等の描写のある物もあります。
最後にリーヴルさんに捧げる歌を
ふるさとを 持たない我で ある故に
お国訛りの 乙女愛すや
投稿: 鵺娘 マーゴ | 2006年2月23日 (木) 12時14分
>鵺娘さん
そうですね。3人兄弟ですよね。
何で知ったのかな?思い出せませんが(名前も)、
何かで読んだ記憶があります。
日本書紀、古事記は何種類か読みましたが、まだまだ
研究の余地があると思っていますので、大人向けの
本についてはまた今後書きたいと思います。
短歌、ありがとうございます。
投稿: リーヴル | 2006年2月24日 (金) 09時54分