子供を本好きにするには大人が楽しむ!70
あさりやしじみをトラックに積んで、売りに来るおじさんを見かけたことはありますか?
最近は、すっかり少なくなってしまったようですね。私の実家のほうも、そんな光景があまり見られなくなってしまったようです…。
「子ぎつねのおくりもの」には、そんなあさり売りのぜんさんというおじさんが出てきます。
毎日新鮮なあさりをトラックに積んで、みどりの山に囲まれた小さな村に売りに行きます。いろんなお客さんに喜んでもらって、とっても楽しそうなぜんさん。
その中に、小さな姉弟がいます。いつも人がいなくなってから現れるこの姉弟。帰っていく後ろ姿を見ると、なんと!ふさふさしたしっぽが生えているのです!!(そうです。きつねです 笑)
そんな姉弟の正体に気がついているぜんさん。気づかぬふりをして、優しく接します。ある日、「あさりが生えてきますように!」と、あさりを土に埋めようとするこのきつね姉弟の出くわすのですー。
そんなこと、あるわけ無いですよね(笑)。でも、一生懸命なきつねの子たちに本当のことを言えないぜんさんは、喜ばせようと頭を捻ります。
でも、きつねの子たちは、ちゃんとぜんさんを見ていましたー。
相手を思いやり、どうすれば相手が喜ぶかを考えるー。これって、なかなか出来ないことですよね。
そのためには、「相手をよく見ること」が大切ーこのほのぼのした本にはそういうメッセージが込められているような気がします。
絵もかわいくて、親しみやすいです。ぜんさんやきつねの子たちの表情が、文章に合わせて描かれているのが印象的でした。
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コメント
蜆や浅蜊売りはいなかったけれども・・子供の頃、お豆腐屋さんの喇叭がなると丼を持って買いに行かされました。喇叭が欲しくて堪らなくてお兄さんにお願いすると新しいの買ったからと古い喇叭をくれました。姉には「あんた人の吹いた喇叭なんてよく吹けるね?」と言われましたが、多分嫉妬していたのでしょう。スーパーに行けば安売りのお豆腐もありますが手作りは味が違います。美味しいお店を何件か知っていますから、紹介したいくらいです。
話は逸れますが、パン屋のお兄さんがあのアイドル集団Jの後ろで踊っている人でした。若い頃は格好が良かったのかもしれませんが、まだ20代のはずなのに激しく劣化していました。
私は子供の時から野菜を食べても種を取って置いて芽を生やす様な子供でしたからサバイバルになったら強いと思います。
投稿: まーご | 2006年2月22日 (水) 11時02分
>まーごさん
あ、お豆腐屋さん、今でもこの付近には来ますよ。
冬は来ませんけど(笑)。私の子供もあのラッパには
あこがれています。
それにしても、その美味しいお豆腐屋さん、興味があります。
私は、納豆がダメなので(笑)。特にお豆腐には執着しています。
投稿: リーヴル | 2006年2月23日 (木) 09時24分