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2006年2月17日 (金)

いつか子供に読ませたい!51

本はかなり好きなのですが、一度読んだだけではあまり理解できなかった本(例えば、主人公の心理とか)というのも、存在します。

実はーカミュの「異邦人」もその中の一冊です。

名作、と言われていますが、一度目は「???」状態でした(笑)。

う~ん、他の人から見れば、情けないですよね。笑ってやってください(笑)。

でも、ジリジリと太陽が照りつけるアルジェの鮮やかな風景が想像できるこの小説には、なぜか惹かれてー。何度も読みました。

ムルソーは、いろんな事に対して、無関心に見えます。母親が死んだとき、女性から「結婚したい」と言われたとき、上司に「パリに行ってみないか?」と言われたときー。

人によっては、こういう態度をとられると、腹立たしく感じるかもしれません。

でも、物事に無関心なはずのムルソーが、人を殺してしまいます。

小説の後半(二部)部分で、ムルソーの心の中が少しずつ見えてきます。この部分こそ、「異邦人」の本体です。

題名の「異邦人」はこのムルソー自身を指しているのだと思われますが、本当に彼は「異邦人」なのでしょうか?

人間の様々な欲望や建前を濾過していくと、ムルソーのようになってしまうのではないでしょうか?ムルソーは、ある意味、社会のいろんな物事に汚染されていない人なのではないのでしょうか?

ムルソーの犯罪は、許されるものではありません。ただ、彼の人格については、否定すべきでは無いのでは?というのが、現在の私の感想です。

短い小説ですが、言い尽くせないくらい、いろんな思いが溢れてくる本です。

とても、ここでは、書ききれません。

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コメント

私が読んだのは高校生の時でしたが、リーヴルさんが読んだのも、やはり同じくらいの年頃でしょうか?司祭との会話の部分を取り上げ、「貴方は私の価値観を否定するが、貴方にとって価値のある物は私に取っては何の価値もないのだ」という意味の事を英語で書き、露西亜人に提出しました。これにはさすがの彼もbeastonished(舌を巻いた)様でした。
1年くらい前に目医者に行った時、小学生が床に正座し、ソファーの上にランドセルを置き、その上で漢字の書き取りの練習を始めた姿を見た時は感動しました。当時、障害者の職業訓練に通っていたのですが、私も電車の床に正座し、座席を机がわりにして勉強をしました。周囲の人は皆、くすくす笑っていましたが、寸暇を惜しんで勉強するのに何が恥かしい事があるのでしょう?
ps 私の高校時代は「青春の門」がスタンダードでした。

投稿: 鵺娘 | 2006年2月17日 (金) 13時57分

http://enkan.fc2web.com/minwa/sonota/04.html
「ひょうとく」のページを見つけました!

投稿: 鵺娘 | 2006年2月18日 (土) 06時25分

>鵺娘さん
面白いページを紹介してくれてありがとう!
読みましたよ~。昔話、本当に面白いですよね♪
それにしても、英訳、凄いですね。
露西亜人の事、的確に表現している文だと思われますし(笑)。
「異邦人」はお察しの通り、高校生の頃に読みました。
かなり、未熟でしたね、私(笑)。

投稿: リーヴル | 2006年2月20日 (月) 09時14分

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