子供を本好きにするには大人が楽しむ!64
私が好きなグリムのお話しからもうひとつー。
「ルンペルシュティルツヘン」です。
舌をかみそうな題名ですが、これがお話の中で重要な鍵を握ります。
貧しい粉屋が王様に「自分の娘は、わらを紡いで金にすることができる。」なんて、とんでもない嘘をつきます。
で、やってみせなければならなくなった娘は途方にくれますが、そこに悪魔がでてきて、ある取引を申し出るのです。さて、娘の運命は?
悪魔と人間の知恵比べ。よくあるパターンですが、結末は少々意外です(そう思っているのは、私だけ?)。それにしても、この娘も粉屋の父親も結構悪人ですね(笑)。
悪魔はこの娘を利用してやろうと考えて近づいたのでしょうが、相手が悪かったですね(笑)。娘だって、悪魔を利用して助かろうと思ったのですから。
結末は書けませんが(笑)、私は思わず笑ってしまいました。
いろんな教訓が詰まっているお話だと思います。子供向けのお話なのかもしれませんが、ちょっと辛口のお話なので、大人が読んでも楽しいです。
う~ん、悪魔の方が、かわいそうかな?なんて思いますが、ま、欲を出したのは事実ですから…。
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コメント
なぜかオフツエンバック「ホフマン物語」を思い出してしまいました。
それとすべてを金に替えられるではミダス王を思い出してしまいました。ミダス王で検索して見て下さい。いろいろ面白いページが出て来ます。今日は病院帰りで疲れているので長くは書けませんが、「我が前に両手を広げて立つ友」の句はリーヴルさんがモデルです。
投稿: 鵺娘 | 2006年2月 9日 (木) 15時44分
>鵺娘さん
ありがとう!!
私がもし、鵺娘さんと同じ学校に通っていたとしたらー
やっぱり、手を広げて鵺娘さんを庇ったでしょう!!
ミダス王、後で検索してみますね。
面白そう…。
投稿: リーヴル | 2006年2月13日 (月) 08時52分