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2006年2月20日 (月)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!68

いろんな国の昔話を読んでいますが、意外に読んでいないのが、同じアジア圏の昔話。

お隣の中国や韓国のお話もそうですね。子供の頃に読んだものを探してみても、なかなか見つからない…。発行されている種類が少ないような気がします。

こういった国々の本を、もっと出して欲しいものですね。ヨーロッパや日本の昔話はかなりの数が出版されているのですから…。

だから、偶然、「花仙人―中国の昔話」を見つけたときは、嬉しかったです!

子供の頃に絵本で読んだわけではなく、「中国・インドの昔話」という本で読んだお話のひとつです(この本自体は、もう発行されていないようです)。

花が大好きな秋先というおじいさん。そんなおじいさんの庭には一年中美しい花が咲き乱れています。花のように心が美しいおじいさんです。

そんなおじいさんの庭に目をつけた悪者が、花を折り、庭を荒らします。嘆き悲しんでいるおじいさんの目の前に、美しい娘が現れてー。

他人が持っている、清らかなもの、美しいもの、正しいものを妬み、傷つけたがる、心の拗けた人間。

今も昔も、そして、どの国にもあることです。

でも、最後には「正しいものが勝つ。」

私はそう信じたいですし、子供にもそう教えています。

人間の優しさ、そして、逆に妬みという最も醜い部分も書かれている本です。

それにしても、絵が美しい!!こんな庭、私も欲しいです(笑)。

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コメント

手折(たお)らるる  畏(おそ)れ日陰に  身を隠す
花の可憐さ  我は見つけり    
             by 鵺 

ところでこの歌を知っていますか↓ 私には花が少女に思えて仕方ないのです。 
http://www.hi-ho.ne.jp/momose/mu_title/hanato_ojisan.htm

投稿: 鵺娘 | 2006年2月20日 (月) 16時23分

>鵺娘さん
ごめんなさい、知らないです…。
この歌が出た頃、私はまだ幼児でした…。
でも、そうですね。確かに花は少女でしょうね。
ちょっと切ないメロディーですし…。
この本の記事を書いている時、鵺娘さんの事を考えました。
心がきれいで、愛するものを大事にする優しい人なのに、
心の拗けた人間の妬みで踏みにじられる…。
こんな不条理が現実に多々あるのが、悲しいです。

投稿: リーヴル | 2006年2月21日 (火) 09時01分

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