« 復刊!!うれしいです | トップページ | 子供を本好きにするには大人が楽しむ!61 »

2006年1月24日 (火)

いつか子供に読ませたい!45

女性の自立という言葉は、何かと引き合いに出されすぎて、現代ではもう古臭く感じてしまいますよね。

実際にその通りかどうかは別ですがー。

最初に「女性の自立」を謳ったイプセンの「人形の家」。私は、この本と中学生の頃に出合いました。

まだ子供だった私にも強烈な印象を与えた本でしたし、「女性の自立」というのを考えるきっかけとなった本でした。

夫と子供3人と幸せに暮す主人公のノーラ。何不自由なく暮らしていたノーラがある事件を引き起こし、それが夫にばれてしまいます。

夫に責められるノーラ。この夫に責められる最中のノーラの心境の変化が興味深いです。

戯曲なので、この場面ではノーラの心の中を書いていません。ノーラの言動のみの描写で、この心の変化を見事に表現しているのです。

最後の場面のノーラの言葉一つ一つも印象的ですが、ノーラの心境が変化していく場面が私にとっては一番強烈でした。

最後まで読めばこの題名の意味がよく分かりますし、もうひとつのテーマも見えてきます。

それにしても、この話の冒頭のノーラと何をすべきか悟る事ができたノーラとは別人ですね。おろおろする夫とは対照的です。

「女の凄さ」も感じました。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

|

« 復刊!!うれしいです | トップページ | 子供を本好きにするには大人が楽しむ!61 »

コメント

ノラは子供を置いて家を出たのでしたよね?私には女性の自立よりもその事が許せませんでした。私にとっては子供を捨てる事は「絶対悪」でした。「女の一生」を読んだ時に「ジャンヌは叔母さんの事を笑ったのでしょう?自業自得だわ!」と感想を述べて「君は女の子なのにどうしてそんな感想しか持てないの?」と纏足に言われました。
作者の意図は別にして「人形の家」はある種類の人に利用されてませんか?マリ先生の娘さんの名前がノラさんでしたから。(同じ年頃の娘がいるのによくあんな事が出来たものです!)

ところで私は当時の事を元にして少しずつ小説を書いて来ました。あまりに悲惨な内容なので今は中断していますが、リーヴルさんをモデルにした女の子を登場させて読書談義を戦わせてもいいですか?育った環境が違うから同じ本を読んでもまったく違う感想を持つ。お互いに相手を理解しようと努力するが・・・

投稿: 鵺娘 | 2006年1月24日 (火) 11時18分

>鵺娘さん
ノーラは、子供だけでなく「全て」を捨てましたよね。
確かに子供を捨てるのは、いくら「女性の自立」を
考えていても、褒められたものではありません。

小説を書かれているのですね!凄い!!
私をモデルにですね?
私なんかで良かったら使ってやってください(笑)。
楽しみにしていますよ!!

投稿: リーヴル | 2006年1月25日 (水) 09時30分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/106177/8313383

この記事へのトラックバック一覧です: いつか子供に読ませたい!45:

« 復刊!!うれしいです | トップページ | 子供を本好きにするには大人が楽しむ!61 »