…マニア?⑪
推理小説は母に薦められて読んだ本(主に日本の作家、アガサ・クリスティーなど)が多いのですが、友人に薦められて読んだ本もいくつかあります。
エラリー・クイーンは、私以上に推理小説マニアの友人に薦められていくつか読みました。
一番強烈だったのは、ドルリー・レーンシリーズの「Yの悲劇」。推理小説が好きな方は、一度は読まれていると思います。
中学生の頃に初めて読みました。驚きましたね。犯人とその動機に(動機と言えるかどうかー)。
悪名高い、富豪一家がその舞台となるのですが、よくある設定。この家族は、ほとんどみんな、正常じゃありません。そんな一家の人々が次々と犠牲になっていきます。
話の初めの方は、「ん?意外に普通??」と思ったのですが、読み進めていくうちにすっかりはまってしまいました(笑)。
化学者である、富豪一家の主人の遺体が引き上げられるところから話が始まるのですが、この主人がいろんな意味で事件の鍵を握っています。
推理小説の古典、とも言われていますが、トリックや犯人など、現代に起こりそうな事で、背筋が寒くなります。私は古臭さを感じません。
それにしても、最後のシーン、真実は謎ですね。書いてしまうと犯人が分かってしまうので、書けませんが、読まれた方はどう思われたのでしょうか?
私は、最も衝撃的な真実を想像しました…。
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コメント
姉は学習雑誌の付録についている犯人当てクイズの冊子等で私の頭の程度を試すのが好きでした。自分は一度、読んでいるのですから分かっていても当たり前なのですが、「自分の方が頭がいい」と示したいのでしょう。私が犯人を皆、当ててしまうと失望して本を投げ出して行きました。実は私はクイズだけは強いのです。その本に以外な犯人の例として書かれていたので「Yの悲劇」は読む前から犯人が分かっていました。この作品の最大のキーワードは
「a blunt instrument」
「a music instrument」ですね?それと牛乳のトリック「ありえませんね?」個人的には「最後の事件」が一番好きですが、「Yの悲劇」も石坂浩二がレーン役でドラマになっているはずです。
投稿: 鵺娘 | 2006年1月30日 (月) 11時11分
>鵺娘さん
私も「最後の事件」は好きです。
「Yの悲劇」と比べるとーと言われると、どちらとも
言えないんですけどね(笑)。
「Yの悲劇」は、犯人が分からない状態で一度目を
読みたいですよね。(私は分からずに読みました)
投稿: リーヴル | 2006年1月31日 (火) 09時57分