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2006年1月27日 (金)

いつか子供に読ませたい!46

井上靖さんの本は、好きですね。有名なものがいくつかありますが、私は歴史史実を元に書いた「敦煌」が特に好きです。

単に私が「歴史好き」という事もあるのでしょうが(笑)。歴史関連の書物を見つけると血が騒ぎます。

この「敦煌」に出てくる主人公の趙行徳、そして朱王礼や尉遅光は架空の人物です。そうだと分かっていても、迫力のある描写には、夢中になりましたね。

でも、史実には忠実です。だから、フィクションとは思えない面白さがあるのでしょうか。

中国、宋代に行われていた科挙という試験。これに合格し、官吏になれば、欲しいものが全て手入るー。そう言われていたようです。この科挙の試験についてはいろんな資料を読みましたが、かなり凄まじいものだったようです。

この試験に合格確実だと思われていた趙行徳は、ある失敗から試験に不合格となります。

呆然として街を彷徨っていた趙行徳は、偶然出会った西夏という異国の文字に強く惹きつけられ、運命が変わっていくのですー。

宋の都から遠く離れ、徐々に滅んでいく運命になっていた敦煌の街に導かれていく趙行徳。すっかりのめりこんでしまい、一気に読んでしまいました。

20世紀になって敦煌の洞窟に隠されていた経典が見つかった、という話でこんなフィクションが出来上がるなんてー。

この本のおかげで、中国西域の歴史により強い興味を抱くようになりました。

登場人物の中で印象的なのが、尉遅光。欲の塊です(笑)。

どんな状況においても、利益を優先に考え、策略をめぐらせる。この尉遅光には、逆にたくましさを感じました。

生き残るのは、やっぱり、こういう人?でも、これ以上は書けません(笑)。これから、読む人がつまらなくなりますから。

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コメント

井上靖と言えば「一生を花火の黄色い色を作り出す事に掛けたけれど遂に完成させる事の出来なかった老人」を描いた詩がありませんでしたか?「山月記」の李徴と共に恋をしました。
鐘馗様はその容貌から武門の神様と思っていましたが、科挙に落ちて自殺した人で後に学問の神として祭られる事となったそうです。考えてみたら金太郎といい、鐘馗様といい五月人形に飾られるのは実生活では不遇の人が多かった気がします。
 平凡が 母の願いや 武者人形
知人に男の子が生まれた時に作りました。私はよく生死や結婚、入学という節目に一句(一首)頼まれる事があります。それでお金を出さずにすんだ事もありました。
科挙については私も調べましたが、実は裏や抜け道もあったとか?何処でも一緒です。
 今さらに 夢に見る事 大試験
今朝も見ました。

投稿: 鵺娘 | 2006年1月27日 (金) 14時39分

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