久しぶりに…
何となく本棚を眺めていると、以前読んだ、SFが目につきました。
実はSFはあまり読んでいません。
子供の頃からいろんなジャンルの本に手を出してきましたが、SFに関しては、なぜかあまり興味がなかったのです…。
一緒に本屋さんに行ったSF好きの友人に薦められて読んだのが、「愛はさだめ、さだめは死」。
作者は、ジェイムズ・ディプトリー・ジュニア。
名前から男性かと思ったのですが、実は女性なんだそうです。
で、この本、かなり「濃い、しつこい味」です。料理に例えると、脂っこい、といった感じです。
短編集なのですが、どれも個性が強く、後を引きます。
私が好き(というか、印象が強く、忘れられない)なのは、コンピューターで、他人の体と接続されることを選んだ女性の悲劇を書いた「接続された女」。
容姿の醜い女性(少女、というべきでしょうか。10代の子ですから)が、完璧な容姿を持つ少女(マネキン)とコンピューターで接続され、その少女を動かし、恋をします。
華やかで美しい少女と対照的に、動かしている女性の描写が悲しくて恐ろしいです。
それから、「男たちの知らない女」。これも強烈でした。「女性の怖さ」を感じますが、私はある意味、「母の強さ(?)」みたいなものも感じました。
他にもありますが、SFなのでこのへんにしておきます(笑)。もしこの本を今後読まれる方がいたら、面白さが半減してしまうでしょうから…。
最後に言えるのは、この本がきっかけで、SFに対する興味が湧いてきた、と言うことです。
もっと、いろいろ読みたいですね(笑)。
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コメント
暇だったので過去ログにいくつかコメントを書いてみました。
最近のコメントだけでは表示しきれない様なのでコメント管理ページをご確認下さい。
まだまだ書きたい事がたくさんあるのでまた訪問させて下さい。
これから一人、寂しくお酒を飲みます。
投稿: 鵺娘 | 2005年12月24日 (土) 18時48分
>鵺娘さん
コメントをたくさん、ありがとうございます。
いくつか拝見しましたが、たくさんいただいたので
管理画面から、残りは拝見しますね。
後で、そちらに行きます。
投稿: リーヴル | 2005年12月24日 (土) 23時57分
お久しぶりです~~♪
よいイブでしたか?
うちは家でパーティ(?)にしたんですが、
作ったケーキのスポンジがチョコだったのが上の娘に
大不評で大汗でした……_| ̄|○
変わったものを作るもんじゃないです。。
極め付けが翌朝おきて、プレゼントを見て・・・
「アンパンマンのパン工場のがよかったのに~~~!」
ですって。
パパと一緒に落ち込んでいるところですわ。
あ~あヽ(゜ロ゜;)ノ
聞いてくれてありがとう。って言うか憂さ晴らしさせていただきました<(_ _)>
では~~
投稿: ゆき | 2005年12月25日 (日) 14時11分
明けましておめでとう御座います。お酒を飲みながら「愛はさだめ~」少し読みました。
作者は「女なのに女が嫌い?」なのではと思いました。
「男社会」という言葉も田島陽子とは違う意味で使つている様です。田島先生の理想とする社会が来てもいい思いを出来る女性は一部に限られていますから嬉しくもなんともありません。
作者の印象は本当はすごく女らしいのだけど性の対象と見られるのが苦痛でヤンキーでもないけど、乱暴な言葉を使う思春期の少女。
関東近郊にお住まいなら水道橋の奥野カルタ店に一度行ってみて下さい。多分、満足すると思います。
投稿: 鵺娘 | 2006年1月 1日 (日) 22時02分
>鵺娘さん
ご紹介の「奥野カルタ店」のWebページを見つけました。
面白そうですね。
一度行ってみたいです。
良い情報、ありがとうございました。
投稿: リーヴル | 2006年1月10日 (火) 22時36分