子供を本好きにするには大人が楽しむ!49
絵本を選ぶとき、私はまず「絵」に惹かれて手に取る、ということが多いですね。
やっぱり、「絵本」というのは、「絵」が大切なんじゃないかと思っていますから。
だから、お話の内容だけでなく、絵に関してもいろんなタイプの絵本を選ぶようにしています。
ま、私自身が見たい!なんてこともあるのですが(笑)。
絵に惹かれて手に取った本の中に「おおきくなりすぎたくま」があります。
モノクロ(というかセピア)で、細部まで丁寧に描かれた、とても美しい絵です。
絵本は比較的鮮やかな色使いのものが多いのですが、そういう意味では、この本は目立ちました。
森で偶然にこぐまを拾った少年。
少年はこぐまを家につれて帰るのですが、くまは自分が満足するだけの食べ物を得るために、家や畑を荒すようになってしまいます。
少年は仕方なく、くまを森にかえしてやることにするのですが、何度置き去りにしても、家に戻ってきてしまいます。
少年はここで悲しい決断をするのですが、意外な結末が待っています。
文章も他の絵本と違い、淡々とした、簡潔な口調で書かれています。
だから、小さなお子さんよりも、小学校にあがったお子さんが読むのに向いているかもしれませんね。
ただ、他の絵本といろんな部分で違いますから、子供にとって、かなり新鮮なのではないかと思います。
もちろん、私にとっても、新鮮な絵本でした。
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コメント
「花をくわえてどこへゆく」 文研出版 他、森忠明全作品
「うそじゃないよ」と谷川くんはいった PHP 他、岩瀬成子の作品
「おかしな金曜日」国松俊英 偕成社
「電話がなっている」川島誠 (「誰かを好きになった時に読む本」偕成社 収録)
「きみに会いたい」芝田勝茂 あかね書房
「わたしのいもうと」松谷みよ子 偕成社
タイトルだけですが私のお薦めの児童文学をいくつか上げてみました。
投稿: 鵺娘 | 2005年11月29日 (火) 09時42分
>鵺娘さん
お薦めの本、ありがとうございます。
読んだことが無い本ばかりですね~。
今度、読んでみますね。
どうもありがとうございました!!
投稿: リーヴル | 2005年12月 1日 (木) 08時52分